ウクライナ紛争ではアメリカがウクライナ支援を行っていますが、EU諸国もそれに同調しています。
NATOの戦略としての加担だと思っていましたが、別の理由があるかもという記事です。
「賀茂川耕助のブログ」で海外記事からの引用で掲載されていた、Phil Butlerという人の意見です。
kamogawakosuke.infoその理由というのが、ドネツク州にあるヨーロッパ最大のリチウム鉱山だということです。
その地域はウクライナからロシアが奪い取り自国領としてしまいました。
そのため、リチウム埋蔵量の世界順位でロシアがトップ10に入るということです。
現状でリチウム生産量は中国が圧倒的ですが、ヨーロッパのリチウム供給がウクライナからできれば中国依存を大幅に緩和することができるのでしょう。
リチウムはEVの蓄電池に不可欠であるばかりでなく、風力や太陽光発電などにも必要であり、その資源の確保が重要課題です。
それにしても、リチウム資源の中国優位がありながら、脱炭素化と称するリチウム依存を進めるとか、中国敵視政策をやるとか、どうも各国の世界政策というものが何を見ているのかよく分からなくなるところです。