「気候変動対策の国連会議」であるCOP28が閉幕し、最終的な合意文書では「化石燃料の段階的廃止」という文言を入れようとしたものの、結局は「化石燃料からの脱却を進める」という表現に落ち着きました。
www3.nhk.or.jpまあ、そもそも「気候変動対策」などの話で化石燃料について討議するからこんなことになるのでしょう。
とはいえ、「脱却を進める」のも悪いことではありません。
ただし、こんな状況では言葉だけに終わるのも間違いありません。
結局はグリーン・ウォッシュのオンパレード、うそつきは泥棒の始まりで世界中泥棒だらけということになるのでしょう。
そうならないための制度が必要です。
以前にも提案しましたが、「脱化石燃料認証制度」を制定し、全世界的に運用することです。
そこではすべての商品について化石燃料を使わずに作られていることを証明し、それを認証するマークを付けるというものです。
もちろんその商品の原料から製造工程、維持管理から廃棄に至るまで完全に化石燃料を使わないことの証明が必要です。
そのためにも、原材料から部品に至るまですべてに認証マークが必要であり、それがつけてないものは使えないという保証をすることになります。
現状ではいわゆる自然エネルギー装置(風力発電や太陽光発電)ですらその装置製造には膨大な化石燃料を使っており、その装置にはこの制度の認証マークは付けることができず、その発電する電力も認証することはできません。
本当の脱炭素化を進めるならこういった方法がなければ進まないでしょう。