爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

熊本の6.26白川大水害から70年、慰霊祭などが開かれる

熊本水害と言えば3年前の球磨川のものが記憶に新しいものですが、70年前にも大きな水害がありました。

それも県都である熊本市の中心地で起きたというもので、26日はそれからちょうど70年で慰霊祭が執り行われました。

kumanichi.com死者だけでも563人という、非常に大きな犠牲が出たものです。

熊本市のちょうど真ん中と言ってもよいところを北東から南西に向けて流れる白川ですが、普段はわずかしかない流量も上流から大量の水が流れ込めば水害となることもあります。

これほど大きな被害ではありませんが、平成24年にも水が堤防を越えて住宅地を流れた光景というのもありました。

 

この水害で最も大きな被害が出たのが大江ということですので、熊本大学のある近辺から水があふれたのでしょうか。

そのすぐ下流には熊本市最大の繁華街の上通、下通も白川のすぐそばであり、当時も人口密集地でした。

 

白川には阿蘇に降った雨がほとんどすべて流れ込みます。

立野に新たにダムが建設されていますが、その効果はどれほどあるのでしょうか。

これからも特に大量の雨が降った場合の危険性というものはなくなりはしないでしょう。

 

温暖化による気候変動ということが言われていますが、かつても大きな水害が起きたということは忘れてはならないことでしょう。

70年ということでそれを知る人はもうわずかしか居なくなりました。

しかし人は記録をするということで何代も前の出来事を知ることができます。

記録しそれを読むことで貴重な知識をつなげていきたいものです。