リスク学者永井孝志さんのブログの最新記事は「依存のリスク」というものです。
nagaitakashi.net安倍元首相狙撃事件の実行犯の素性から始まった旧統一教会に対する調査は行き詰っているようですが、その遠因ともなった彼の母親の宗教依存というものはそれ以外の依存症の危険性とも共通する問題点を提起しているようです。
宗教依存は「自己責任のもとで物事を決断し、生活をしていくことを放棄し、すべての判断を宗教にゆだね、自分自身では物事を決められない状態、およびその人」のことを指すということです。
そのような状態の中で多額の献金を求められすべてを差し出してしまった。
ただしこのような依存する精神状態というものは、相手が宗教だけでなく様々なものがあり、しかもそれらを利用して金を吸い上げようとたくらむ人間も数知れず、それに伴い生活破綻に陥る人々も多数発生しています。
アルコール、ギャンブル、インターネット、ゲーム、キャバクラ、風俗、ホスト等々。
これらに金を注ぎ込み破綻した人々の事件というものも続々と発生し報道されています。
「ハマった人から金をむしり取る」ということです。
「ハマる」ということは「思考することを止める」ということであり、宗教依存と同じ状態になることです。
こういったものについては、適切なリスク評価を行なうべきではないかというのが永井さんの意見です。
まあ難しいのでしょうが。
私もネットゲームは毎日やっていますが、これもハマった内に入るのかな。
まあ無料ゲームだけにして追加課金はやりませんが。