爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「ルールに基づく秩序」とはいったいどんな「ルール」を指すのか。賀茂川耕助さんのブログより。

もうすぐ開かれるG7でも大きく扱われるだろう「ルールに基づく国際秩序」ですが、それに対しロシアのラブロフ外相が国連で噛みつきました。 今はロシアが何を言っても聞く耳持たずの世界各国ですが、なかなか深い内容を持っているということです。 それにつ…

私と長野 その3

性懲りもなくその3です。 高校生以降では両親の郷里以外にも長野のあちこちを訪れることがありました。 前にも一度書いたことがありますが、高校1年の時の学校の旅行で軽井沢周辺を訪れました。 2泊3日で宿泊地が軽井沢(とはいっても町の方には出ませんで…

ウクライナがさらに兵器供与を求めてヨーロッパ歴訪、反転攻勢は本当に近いのか。

ウクライナのゼレンスキー大統領がさらなる兵器供与を求めてイギリスなどヨーロッパの国を歴訪し首相などと会談を重ねています。 www3.nhk.or.jpウクライナが切に願っているのは戦闘機のようですが、それにはなかなか良い返事が得られないようです。 上記記…

「北条氏の時代」本郷和人著

NHKの大河ドラマで久しぶりに源平から鎌倉時代を扱いましたが、それは鎌倉時代を中心として日本中世史が専門の歴史家の著者にとっても関心が高いことだったようです。 とはいえ、歴史学も日々進歩しており、かつての通俗小説のような見方をそのままドラマに…

全国で地震が続発。本当に相互の影響は無いのか。さらに巨大地震の危険性は。

各地で震度6から5,4程度の地震が続発しています。 www3.nhk.or.jpそれぞれの地震は相互には関係は無いということが言われていますが、本当にそうでしょうか。 プレート境界型の大地震は連続して起きることもありますが、プレート内部の断層地震は相互の…

私と長野 その2

(その1より続く) 名古屋に住んでいたのは小学校1年の時まで。 その後父の転勤で福岡に移ります。 さすがに福岡から長野には帰省というのは難しかったのでしょうが、それでも1回は行ったような気がします。 はっきりとは記憶がありませんが、おそらく曽祖…

ブラタモリ、今回は京都の東寺、知らなかったこと満載

NHKの人気番組ブラタモリは毎回楽しみにしていますが、最近はタモリさんの体調が良くないのか、しばらく間が空いていました。 しかし久しぶりに13日に放送されたのが「東寺」です。 その五重塔は新幹線からもよく見えるということで東寺の存在自体は有名です…

Google Chrome はもうあきらめた。

現在、書斎ではデスクトップ、居間ではタブレットを用いていますが、デスクトップでのブラウザは長年Firefoxを使っていたものの、昨年どうやら表示の仕様が変わったのか、ブックマークが使いづらくなってしまったため、ブラウザ自体Google Choromeに変更して…

「さよなら、野口健」小林元喜著

登山家と言われる野口健さんですが、どうも登山以外での活動が多いように感じます。 ヒマラヤでのゴミ集めや災害被災地の支援など。 この本は野口さんの秘書を長年務めたいたという小林さんが、野口さんと完全に別れたいという思いを完結させるためにあえて…

トランプがCNNで言いたい放題。しかし支持層は強固で有力であるのは間違いない。

トランプ前大統領がかつては犬猿の仲であったCNNに出演、言いたい放題だったそうです。 jp.reuters.com 性的暴行の裁判については笑い飛ばし、議会襲撃事件で有罪になった人々は大統領就任の暁には恩赦をという、まあいつもの調子なんでしょう。 2020年の大…

私と長野 その1

何と言うかぼんやりしたタイトルですが。 よく拝見しているブログに「ぺこちゃん」さんのものがあります。 おそらく東海地方在住の若い女性の方だと思いますが、楽しそうな話、美味しそうな話で嬉しくさせてもらえます。 どうも長野県と関連がありそうな話が…

「タイム」も解析力不足、なおかつ弱腰になってしまったようで。「岸田は軍国主義」か。

アメリカのタイム誌が「岸田が軍国化を目指す」という記事を出すということはさすがに大きな話題となりました。 その認識自体、まったく掘りが浅く陳腐なものですが、さらに「日本政府の抗議で取り消した」となっては、まったくジャーナリズムらしさもない日…

「文化庁国語課の勘違いしやすい日本語」文化庁国語課著

言葉というものは時代とともに徐々に変わっていくものでしょうが、意味をまったく取り違えて使っていると相互に大きな勘違いが生じることもありそうです。 文化庁の国語課では、このような事例を毎年調査しており、平成7年度から「国語に関する世論調査」を…

日銀総裁、保有株式の処分は時価でと語る。

植田日銀総裁が保有する株式(ETF)の処分は時価でと語ったそうです。 www.bloomberg.co.jp 言うまでもなく日銀が国債や株式を保有するということには大きな問題があると思っています。 しかし現在はどちらも巨額の保有をしています。 (なお、ETFについて正…

「アメリカ人の知らない英語 和製英語のすべて」山田雅重著

日本人が英語不得意というのはよく知られていますが、それでも「英語らしき」言葉を連発するのは大好きのようです。 そういった、「アメリカ人の知らない英語」=「和製英語」についてあれこれと紹介している本です。 現在の日本語全体の中で、カタカナ語と…

銀座の高級時計店で衝撃的な強盗事件。中高生に「罪の重さ」を教える授業をしたら。

夕方の人通りの多い時間に銀座の高級時計店に強盗が入ったという事件は、目撃者が多数いて動画も撮影していたということで、テレビニュースでは大きな扱いでした。 www3.nhk.or.jp その後実行犯のうち4人は捕まったのですが、皆10代。 どうやら指示役と見ら…

「アメリカと中国 もたれ合う大国」スティーブン・ローチ著

トランプ政権で厳しさを増した米中関係はその後もさらに激化し戦争すらあり得るという状況にも見えます。 しかしその一方で貿易の関係は減ったようにも見えず相変わらず相互依存体制であるようです。 このような米中関係というものをこれまでの歴史的な展開…

また異臭騒ぎ、対策が必要か。

大阪の小学校で異臭がするということで大きな騒ぎとなったようです。 news.yahoo.co.jp まあ体調を悪くした子どもたちを悪く言うつもりなどは毛頭ありませんが、やはりこういった異臭のようなものに対する抵抗力が落ちているのでしょうか。 昔はあちこちにひ…

人間の欲望とは何か。

本題に入る前に言い訳ですが。 こういった深い思索を必要とするような問題を考えるというのは、私の場合「歩きながら」ということが多いのですが、去年夏あたりから足の具合が悪くなり、あまり散歩にも出られなくなりました。 そのためか、ゆっくりと思索に…

「カップ麺に食用油ちょい足し」で熱湯を注ぐとカップが溶ける。

カップ麺を作る際に少し油を足してみようかと思うことがあるかもしれませんが、熱湯を注ぐ時に入れておくとカップが溶けて火傷する危険性があるという話です。 times.abema.tv カップの素材によって違いがあるのでしょうが、発泡ポリスチレン製の場合には30…

「オリンピックという名の虚構 政治・教育・ジェンダーの視点から」ヘレン・ジェファーソン・レンスキー著

東京オリンピックはコロナ禍のため中止論も大きく叫ばれる中、1年間の延期で開催されましたが、始まってしまえば日本人特有の心性なのか開催疑問視したことなどすっかり忘れ去られ、応援一色となってしまいました。 しかしオリンピックというものについては…

教員不足の対策はこれで良いのか。

熊本日日新聞の「くまにち論壇」で東京大学大学院准教授の古田徹也さんが教員の質について書いていました。 おそらくこの記事はネット上から会員以外の人が見ることは難しいと思いますので、内容を少し詳しく引用したいと思います。 教育現場での教員の数が…

「自由貿易は私たちを幸せにするのか?」上村雄彦、首藤信彦、内田聖子著

自由貿易といってもこれはあのTPPなどの経済連携協定というものを批判したものです。 その締結に向かっての交渉を進めるにあたってあたかもそれが自由貿易を推進するかのような宣伝がなされました。 しかしそこで言う「自由」とはあくまでもグローバル企業の…

庭の花、今度はシャクヤク

次々と色々な花が咲きますが、今度はシャクヤク。華やかな花です。 詳しくは知りませんが、肥後六花と言われる細川藩の藩士が武士のたしなみとして栽培していた中に肥後芍薬というものもありますが、それは一重咲きだということですので、これは違うようです…

「一冊でわかる タイ史」柿崎一郎著

タイは「微笑みの国」などと呼ばれることもありますが、その割には反政府運動が起きているという話も聞きます。 また植民地化を免れた国であり国王が尊敬を集めているということも聞いたことがあります。 しかしその歴史といったことはあまり知られていない…

少子化対策よりやるべきは食料対策

こどもの日ということもあり、出生数の減少やら子供の数の減少などが盛んに語られ、少子化対策の必要性が叫ばれます。 このままいけば何年には人口半減などと言われますが、この「このままいけば」という言い方ほどいい加減なものはありません。 現在の比率…

「日本の先史時代 旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす」藤尾慎一郎著

日本列島にヒトが現れたのは今から約37000年前と考えられていますが、それからの時代区分はおおよそ旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代と分けられます。 これは多くの考古学者たちでは共通した概念となっていますが、しかしそれらの時代の境界はどこ…

NATURE誌にアフリカ大陸の樹木生育状況解析の論文が掲載

科学誌ではSCIENCEと双璧をなすNATURE誌ですが、そこにアフリカ大陸の樹木の生育状況を衛星画像から解析したという論文が載っていました。 www.natureasia.com もちろん軍事偵察衛星はかなり以前から運用されており、それに近い性能の衛星も利用可能となって…

「元素のふるさと図鑑」西山孝著

昔は金属といっても鉄と銅、鉛など限られたものしか使われていませんでしたが、今では電気関係や合金の原料として名前もよく知らないようなものまで何十種も使われています。 今後はその傾向がさらに強まるのでしょうが、それらの金属元素がどのような形態で…

スマホのフリック入力というもの、世界的には珍しいものらしい

連休ということで記事もニュースから離れて雑感的なものを書く人が多いようです。 私には連休なんていってもいつもと変わらないのですが。 そんな中、西田宗千佳という方が書いていたのが「スマホのフリック入力」についてです。 www.watch.impress.co.jp フ…