1980年代から90年代にかけて、「噂の真相」という雑誌が売れていましたが、そこに「タレント文化人筆刀両断」というタイトルで連載していた記事を100篇まとめて単行本としたものです。
連載は1989年から約10年間だったということで、その頃に話題となった政財界人やタレントなどを厳しく批判する内容となっています。
それでも取り上げられた人々からのクレームはそれほどなかったということで、「何らかのクレームがついたのは、猪瀬直樹と曽野綾子の二人だけだった」ということです。
さすがに多くの人々は亡くなるか、ほとんど活躍もしなくなっており、いまだに現役?なのはごくわずかです。
時代はバブルが崩壊し動乱ともいえる状況だった頃です。
まだまだ旧態依然の企業なども生き残り、それに引きずられる形で社会も昭和の残渣があちこちに溜まっていたのでしょう。
そこからの30年、良くなったなどと言うことが全くないような現代となってしまいました。
佐高さんが批判を向けていた人々もそれぞれの道を歩んだことでしょう。