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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「高いわけ、安いわけ 食品表示で読み解く価格差」NACS東日本支部食部会編著

編著者は日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会という組織です。 同じようにみえる商品でも価格差があるというのは、どの商品にでも見られます。 それがどのような理由で違うのかということは、意外にはっきりとはしていないのかもしれません。 「食…

本日の交通違反 緊急車両の走行を邪魔しちゃ駄目

良い天気で気温も上がってきたのに誘われてまた散歩に出かけました。 歩く時間は1時間もないのですが、その間に少なくても4-5件の道交法違反を目にするのが情けないところです。 法律違反まで行かないモラル欠如だったら数十件にも上ります。 本日見かけ…

「太っている人の”食べていない”はウソ?」 栄養調査の面白い話

FOOCOM.NETの専門家コラムで栄養疫学の分野での興味深い話を連載されている、児林聡美さんの記事に面白いものがありました。 www.foocom.net 現在、東京大学の公共健康医学専攻というところで栄養疫学の研究をされている児林さんですが、これまでにもFOOCOM.…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1176 キャッシュレス社会へ

昨年11月にインドで起きた大騒動、突然高額紙幣の流通を禁止という無茶苦茶な法律施行というものだったのですが、賀茂川さんによればアメリカの差し金だったようです。 kamogawakosuke.info インドのモディ首相の公式の発言によれば、この政策は闇資金の摘発…

NHKヒストリア、日本のポンペイから探る ようやく見ました

よく読ませていただいている「オヤコフン」さんのブログで紹介されていた、NHKのヒストリアという番組の「日本のポンペイから探る」という回の再放送、それも録画したものをようやく見ることができました。 別にそれほど忙しいわけではないのですが、どうも…

本日の交通違反 パチンコ屋に出入りする車には近づかないほうが良い

天気の良い日には朝9時過ぎから1時間ほど近所を散歩するのですが、ちょうどその時間帯はパチンコ屋の開店時間と重なります。 うちの近くにも大きなパチンコ屋が2軒あり、商売繁盛しているのか10時の開店時間には多くの車が入っていきます。 まあ、平日のパチ…

「なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか?」野村総合研究所 松下東子、日戸浩之、林浩之著

なんとも刺激的な書名ですが、中味はそれほどのことはありません。 副題の「1万人の時系列データでわかる消費者」という方が内容をすっきりと表しているようです。 これは、野村総合研究所(NRI)が1997年より継続して行っている意識調査「生活者1万人…

「クラウド 増殖する悪意」森達也著

著者の森達也さんは、映画監督としてオウム真理教のサリン事件を扱ったドキュメンタリー映画「A」を製作、社会全体として麻原を叩けば良いというような風潮には疑問を感じているようです。 オウム真理教裁判で麻原を弁護した弁護士に対してまで猛烈な批判が…

食品表示 原産地表示の迷惑制度公聴会実施とのこと FOOCOM.NET専門家コラム森田満樹さん

加工食品の原産地表示を無茶苦茶な規定にしようとしている消費者庁ですが、この原案について各地で説明会を開き説明しているものの、支離滅裂でしかも曖昧な答えに終始しているという、FOOCOM.NET森田さんの記事が出ていました。 www.foocom.net これについ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1175 所得格差の拡大

ちょっとこのところ”賀茂川耕助のブログ”から目を離していたのですが、その隙に興味深いことが書かれていました。 kamogawakosuke.info OECDが加盟国の所得格差の状況を調査し、公開しました。 それによると各国とも2007年よりさらに所得格差は広がっている…

「反社会学の不埒な研究報告」パオロ・マッツァリーノ著

社会学分野で扱われるような問題を非常にこなれた日本語で辛口ユーモアたっぷりに紹介しているのが、自称イタリア人のパオロ・マッツァリーノ氏ですが、その「統計」「こだわりという言葉」「経済学」「勲章」「博士号」といったものを取り上げて面白おかし…

トランプ、安倍を別荘に招待 上辺の親密さの影に何があるのか

10日に迫った日米首脳会談(というか安倍のトランプ皇帝謁見)で、大統領は自らの別荘に招待、(ショウタイを変換しようとするとどうしても「正体」が先に出てしまう。)一緒にゴルフもしようという、親密さをアピールしているようです。 www.nikkei.com …

「日本語と韓国語」大野敏明著

本の題名は「日本語と韓国語」ですが、語学的な解説がされているものではなく、日本語と韓国語の共通点、相違点の指摘もあるものの、他に韓国の文化や歴史など広く解説されています。 著者は語学者ではなく産経新聞社の記者で、現在では論説委員になっている…

「融解連鎖 日本の社会システムはどこまで崩れるのか」風間直樹著

雇用や医療・介護等、いろいろな社会システムというものがどんどんと壊れて行くように感じられます。 そういった状況を経済誌の記者である著者の風間さんが多くの取材を重ね実態を明らかにしようとする、なかなかの労作かと思います。 なお、「風間直樹」と…

「経済学は温暖化を解決できるか」山本隆三著

著者は環境学者ではなく、経済が専門ということです。 したがって、二酸化炭素温暖化説が妥当かどうかということを判断する立場ではなく、懐疑派が多いということも承知の上で、それならばどういった態度を取るのが最適かということを論じようとしています。…

「デフレ救国論 本当は怖ろしいアベノミクスの正体:再読」増田悦佐著

デフレからの脱却という言葉を合言葉のようにしている現政権と多くの財界人ですが、必ずしもすべての経済人がデフレからインフレへの転換が必要と考えているわけではありません。 この本の著者の増田さんは経済アナリストということですが、安倍が政権を取っ…

「なぜ日本は若者に冷酷なのか」山田昌弘著

「パラサイトシングル」などの言葉を作り出し、現代日本を厳しく表現している社会学者の山田さんが、2013年に刊行した日本の社会と経済について詳細に解析したものです。 さすがの観察眼と分析力と思います。 日本の社会と政治は老人に対しては非常に手厚く…

夢の話「夢で見たレースカーを夢が覚めてから実際に作ろうとする複雑な夢」

”夢の話”と称して、眠っている時に見た夢を紹介しているのは、一つには「どうしてこんな夢を見るのか」という自分の心理についての疑問もあるからです。 夢で見る頻度の高い「旅行の夢」というのは、言うまでもなく最近はあまり外に出歩かなくなったことに対…

「偽善エコロジー」武田邦彦著

環境問題でいろいろと発言を繰り返していますが、それに対する反発も非常に強く受けている武田さんです。 確かにデータなどの誤解や他の理論への中途半端な理解に基づく批判等、明らかな間違いも多いようですが、武田さんのすべてを否定してしまうこともでき…

トランプが日本の為替政策を批判 とうとうやって来ました。

選挙期間中から何度も言及されていましたが、大統領就任後はじめて日本などの為替政策(円安誘導)をトランプは批判したそうです。 とうとう来たか。 www.nikkei.com まあ、国内への産業移転を目指す上ではじゃまになるのがドル高でしょうから、当然の対応で…

「あなたは、だまされている! 振り込め詐欺悪徳商法ほか」安斎育郎著

著者は本業は放射線防御学ということですが、疑似科学についての著書も数多く書かれておりそちらの本は他にも読んだことがあります。 また、手品が趣味でその方面でも造詣が深いようです。 そのため、本書は振り込め詐欺や悪徳商法などを扱っていますが、そ…

島根で悲惨な交通事故 何がその主因かを間違えるからいつまでも悲劇は続く

島根県益田市で悲惨な交通事故があったということです。 小学生の集団登校の列に車が突っ込み、ボランティアで登校見守りの活動をしていらした男性が亡くなりました。 その方は33年前に我が子を交通事故で失い、その悲劇を繰り返したくないという思いから…

FOOCOM.NET 専門家コラムは消費生活アドバイザーの瀬古博子さんの「食品中の放射性物質の検査結果しっかり伝わってる?」

FOOCOM.NETの専門家コラムで瀬古博子さんが書いているのが表題の食品の放射性物質検査結果の報道についてです。 www.foocom.net 昨年の福島県産の米では一昨年産米同様、一件も基準値越えはなく、さらに福島県沖での採取魚介類は震災以来初めてすべてのもの…

トランプさらに暴走、入国禁止令の大混乱

トランプ大統領の暴走は止まりません。 イスラム教国やアフリカの7カ国の人々のアメリカへの入国禁止令を突然施行、空港で拘束されたり送還されたりと、大変なことになっています。 toyokeizai.net 5歳のイラン人の男の子も拘束されたとか。もうまともな政…

「経済成長って、本当に必要なの?」ジョン・デ・グラーフ、ディビッド・K・バトカー著

このブログではこれまでにも「経済成長」を取り上げて色々と書いてきました。 経済成長は本当に不可能なのか 広い視野でGWP(全世界総生産)を考えれば見えてくる - 爽風上々のブログ 安倍政権暴走、本当なら末期的症状 カジノ法案強行採決、税収減で赤字国…

「地図のたのしみ」堀淳一著

これは昔に買った本で、おそらく大学生の時に読んだものです。 著者の堀淳一さんは本業は理論物理学で、この本の出版当時(1972年)には北海道大学の教授だったのですが、ご趣味の地図と鉄道関係の著書も多数出版されており、今回調べ直したところこの本…

熊本城の地震被害をこの目で見てきました

昨日久しぶりに熊本市に行く用事があったので、ついでに熊本城に寄って一回り見てきました。 テレビや新聞などでその被害状況は見ていたものの、実際に自分の目で見るとやはり圧倒される気がします。 石垣はかなり崩れている場所と、ほとんど被害を受けてい…

「独裁者ヒトラーの全貌」荒地出版社刊

非常に多数の執筆者たちが項目別に書いたものをまとめてあるものですが、よくある本のように無名のライターが集まって書いたというものではなく、数十人に上る執筆陣はそれぞれが大学教授や評論家等、専門家が集まっているということです。 したがって、内容…

毎日新聞社説「視点」でTPPについての議論

今朝の毎日新聞の視点で、論説委員の福本容子さんがTPPについて論じていますが、4日前にこのブログに私が書いた内容と近いもので、なんとなく嬉しくなります。 しかし、その言っている事実は嬉しいどころの話ではありません。 mainichi.jp 安倍首相TPPで支…

「巨大地震Xデー」藤井聡著

「巨大地震」には「メガクエイク」と振り仮名が付けてあります。 著者の藤井さんは京都大学教授ですが、第2次安倍内閣で国土強靭化政策を進める上での論拠となるべく、内閣官房参与として参画しています。 東日本大震災以降、数々の大地震が頻発し、さらに水…

トランプ新大統領メキシコと開戦

トランプ新大統領は毎日のように大きな物議を醸すことをしてくれています。 なんとかこれまでの言いたい放題の辻褄を合わせようとしているんでしょうが、何か哀れを感じるほどです。 いつまで持つか。 とにかく、当分はブログのネタに困らないようです。 さ…

「不愉快なことには理由がある」橘玲著

橘さんの本は以前にも一冊読みました。 sohujojo.hatenablog.com 今度の本も前に読んだ本同様に週刊プレーボーイ誌に連載されたコラムをまとめたものということですが、年代は前のより少し昔のもののようです。 前の本でも感じたことですが、週刊プレーボー…

「戒名のはなし」藤井正雄著

「戒名」といえば葬式の時に坊さんに付けてもらう何やら意味のよくわからない名前で、その御礼に何十万やら何百万やら「払わされた」といった印象だけでしょうが、その戒名に関して様々な観点から論じられています。 著者の藤井さんは仏教界の方ではなく宗教…

安倍首相TPPで支離滅裂の態度

国会では代表質問が行われており、トランプ大統領がTPP離脱を決めたことに対し、当然のことながら日本としても態度を問われることとなって質問されています。 headlines.yahoo.co.jp これに対し、安倍首相はアメリカにTPPの利点を説明し理解を求めるというこ…

「数学まちがい大全集」アルフレッド・S・ポザマンティエ、イングマール・レーマン著

著者は長年アメリカとドイツで数学教育にあたってこられた方々です。 数学が得意という人でも基本的な間違いを犯すということは多々あるようです。 数学に拒否感を持つ人は小学校などでつまづいたまま数学を受け入れる気がなくなってしまったのかもしれませ…

「性格のパワー」村上宣寛著

心理学者村上さんのご著書は、IQに関するものと知能テストを扱ったものを読み、非常に的確な心理学的記述をされているものと感じていました。 本書は「IQってホントは何なんだ」を出版後に、出版社から現代で広く「性格」をめぐる話題を取り上げた新刊をとの…

「学歴分断社会」吉川徹著

社会の動きとその基底にあることの関係は非常に複雑で様々な要因が関わってくると思いますが、そのあたりを思い切りよくスパッと切って説明するとたしかに分かりやすいというのが本書でしょう。 ただし、それがすべて正しいとも限りませんし言い切ることで危…

トランプ大統領就任 さっそく波乱を巻き起こす

トランプ大統領就任、多くの反対デモが暴徒化し大変なことになっているようですが、当人は平気な顔で就任演説を行ったようです。 mainichi.jp 断片的にはニュースで見ましたが「アメリカ第一」と言い続けているだけのようで見苦しいものに感じました。 さて…

「歴史音痴が知りたい 大東亜戦争の真相」赤堀篤良著

著者の赤堀さんは歴史研究者ではありません。それどころか、歴史学教育も通常の学生並のものだけという、元土木技術者ということです。 しかし、建設会社に長年勤務され、外国での工事もしていく中で外国人との交際も多く、近代の歴史が話題となることもあり…

夢の話「飲料充填工場で無理難題」

久々の「夢の話」です。 このところも夢を見ていなかったわけではないのですが、ほとんどいつも旅行の話で、しかも修学旅行や会社の社内旅行といった団体旅行、なぜかその場面が毎日登場ですので、改めてここに書くというのははばかられていました。 今回の…

「食卓からマグロが消える日」良永知義著

著者は水産庁での研究職を経て東京大学に戻り研究を続けている方で、専門は魚介類の病害ですが、養殖技術に関しても詳しいということです。 したがって、水産資源の減少の問題を扱っていても養殖に話題が移りがちなのも仕方のない事でしょうか。 魚種によっ…

琴奨菊が負け越し、大関陥落

あまりスポーツネタは書かないんですが、相撲は好きで毎日上位の取り組みは必ずテレビで見ています。 昨日の相撲では、稀勢の里や白鳳の優勝争いもさることながら、大関琴奨菊の負け越しというのが興味の的でした。 しかし、相手が今場所好調の関脇玉鷲とい…

「アメリカ人の知らない英語 和製英語のすべて」山田雅重著

著者の山田さんは民間の物流会社に勤務、海外経験は相当長そうです。その後大学のビジネス英語等のコースの講師も勤められたとか。 実践的な英語にはかなり長けておられる方のようです。 「和製英語」というものは色々の分野で相当数が見られるということは…

「インドネシア イスラーム大国の変貌」小川忠著

著者の小川さんは国際交流基金に勤められており、インドやインドネシアでの勤務を長くされてきたそうです。 イスラーム教は中東で誕生しそこから東西へ広がっていきましたが、現在ではヨーロッパに多くの教徒が移住しています。 それとともに、東南アジアに…

経済成長は本当に不可能なのか 広い視野でGWP(全世界総生産)を考えれば見えてくる

いつものことながら、歩きながら考えると良い考えが浮かぶとあって少し散歩しながら考えてきました。田舎の良さで考えながら歩いても安全なのが良いところです。 ★経済成長が可能かどうかの議論に抜けていたもの これまでも経済成長というものが本当にいつま…

「科学者が人間であること」中村桂子著

著者の中村桂子さんは私が大学卒業時に就職探しをしていた頃にすでに三菱化学生命科学研究所で大活躍をされていた方で、こちらの方面では有名な方でした。 その中村さんが最近取り組んでおられたのが、「生命誌」という分野だったそうです。 これは「生命科…

阪神淡路大震災から22年、知らなかった事実

本日1月17日は阪神淡路大震災から22年、テレビでは朝からそれに関する報道が多数続いています。 今と違って朝起きたらすぐにネット検索などということができなかった当時、目覚めた後はこたつでテレビを見ながら本を読んでいました。 すると大阪発で大きな地…

微生物の話 第9回(一応最終回) Lactobacillus plantarum

微生物の話 第9回 Lactobacillus plantarum (ラクトバチルス・プランタルム) 長年勤めていた仕事と微生物の関わりについて色々と書いてきましたが、これが多分最終回になります。 出向していた子会社からは1年で元の会社に戻りましたが、まったくの窓際職…

FOOCOM.NETにて、機能性表示食品についてに検討会報告書の紹介

機能性表示食品の問題点については多くの指摘をされているFOOCOM.NETの松永和紀さんですが、消費者庁主催で開かれていた検討会の報告書が昨年末に出されたという紹介をされています。 www.foocom.net 機能性表示食品は科学的な根拠があれば(≒科学論文が一報…

「”汚い”日本語講座」金田一秀穂著

”汚い”日本語といっても、よく言われるように一部の各地方言で例えば「河内弁は汚い」とか、「熊本弁は汚かー」といったような「汚い」という意味ではなく(本書題名をみて最初はそれだと思いました)本当に、「汚い」という言葉がどのようなものを指し、そ…