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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「輸入学問の功罪 この翻訳わかりますか?」鈴木直著

本書副題から、特に哲学書などに見られる直訳調のわかりにくい翻訳を問題とした本かと思いましたが、とんでもなかった。 その内容は非常に広範囲に広がり、ドイツや明治日本の学問の広がり、教養主義、カントやヘーゲルの学問についてなど、幅広くしかも固く…

再生可能エネルギーは全然「再生可能」ではない。「環境問題を考える」近藤邦明さんが簡明な解説

”環境問題を考える」というサイトを運営されている近藤邦明さんが、いわゆる「再生可能エネルギー」なるものの正体を簡明に解説されています。 http://www.env01.net/fromadmin/contents/2017/2017_02.html#n1176 私もこのブログ内で繰り返し主張しています…

飯田線の思い出 写真

先日、「飯田線の思い出」と題して文を書きましたが、たしか昔に写真も撮っていたはずと思い、昔のフィルムを探してみました。 親からカメラを与えられて色々と撮りだしたのが中学生の頃で、その当時も飯田線の車両を撮ったことはあったはずですが、そのフィ…

安倍内閣の支持率維持方策はすでに完全に方向転換したか。 藻谷浩介さんの論評

それはともかく政権を擁護したい側は、ここぞとばかり中国や北朝鮮の脅威をあおっている。中でも最近ネットで見て仰天したのは著名右派論客の「中国が日本を本気で取りに来ているのは、誰の目にも明らかでしょう」という発言だ。「日本」は尖閣諸島限定では…

松永和紀さんも呆れたか。明治が内閣府と結託し健康効果宣伝したが低レベル過ぎる内容

FOOCOM.NET松永和紀さんが、日本有数の食品企業の明治がチョコレートの健康効果をあまりにも低レベルな科学研究しかできないにも関わらず大々的に宣伝している問題を取り上げています。 www.foocom.net 松永さんの記事にもあるように、日経新聞でも報道され…

熊本地震から1年

昨日は熊本地震の前震から1年ということで、テレビでも特別番組が数々放送されていました。 前震の後にさらに大きな本震が来たという、異例のもので、さらに激しい余震がずっと続くというもので、しかも日奈久断層の南側ではまだ断層のストレスがすべて解放…

「格差と民主主義」ロバート・ライシュ著

著者はクリントン政権で労働長官を勤め、その後はまた大学教授に戻ったという、ライシュ氏です。 彼が、ちょうどオバマが2期目の選挙をしている時期に出版したのが本書です。 したがって、本書で厳しく批判されているのは富をすべて集めてしまっているアメ…

FOOCOM.NET専門家コラム、管理栄養士の平川あずささんはガン病棟の食事の問題を取り上げました。

FOOCOM.NETの専門家コラムで、管理栄養士で食品ジャーナリストである平川あずささんが、ガン診療拠点病院でご友人が体験した病院食の問題を取り上げました。 www.foocom.net 平川さんのご友人がガンとなり、拠点病院に入院し治療されたそうですが、かなり進…

「誰のための”教育再生”か」藤田英典編

「教育再生」と称しながら、その内容は教育破壊としか言えないような政策が推し進められた、第1次安倍内閣が2007年に崩壊しました。 この本は、その年に教育社会学がご専門の国際基督教大学教授の藤田さんが、他に尾木直樹さんなど5名の方々と政府の進…

「旧暦で今を楽しむ 暮らし歳時記」松村賢治監修

監修者の松村さんは建設関係の技術者ですが、ヨットで世界一周の旅に出て沖縄で旧暦の生活に出会ったということです。 日本では明治5年に現在の新暦と呼ばれる太陽暦に、それまでの旧暦から変更されました。 それまで、旧暦で行われていた年中行事は多くは新…

微生物の話 番外編 Clostridium botulinum

”微生物の話シリーズ、番外編”としてつい最近乳児ボツリヌス症で亡くなった赤ちゃんが出たということで、クロストリジウム・ボツリヌムを取り上げます。 Clostridium botulinum (クロストリジウム・ボツリヌム) グラム陽性偏性嫌気性菌、耐熱性の芽胞を形…

夢の話「サイクリング」

また、自転車に乗ってサイクリングという夢を見ました。 その原因は明らかで、NHK-BSでまた始まった人気シリーズ番組「にっぽん縦断 こころ旅」です。 火野正平さんが自転車で旅をするというもので、もう7年目に入りました。 全国各地を廻るのが楽しく、毎…

「官僚亡国 軍部と霞が関エリート、失敗の本質」保坂正康著

著者はノンフィクション作家、特に昭和史の範囲をできるだけ当事者や周辺の人々にインタビューをしてそれをまとめるという手法で、「東条英機と天皇の時代」などの著書を発表しています。 本書は、それらの著書を執筆する過程での関係者への聞き取りなどにつ…

乳児ボツリヌス症で1人死亡 渡辺宏さんの論評

「安心!?食べ物情報」で食品問題をあれこれ取り上げていらっしゃる渡辺さんですが、ご病気ということで2週間お休みの後復帰されました。お身体の回復第一に無理されないようにしていただきたいものです。 http://food.kenji.ne.jp/review/review907.html …

「”戦地”派遣 変わる自衛隊」半田滋著

読んでいる途中であまりのつまらなさに途中で止めた本というものもありますが、この本の場合はつまらない、面白くないというのではなく、あまりにも書かれていることに腹立たしさを覚えて途中で読む気がなくなりました。 それは、アメリカからの無理強いで高…

定点観測 八代城跡の桜 花見の機会も無いまま散り始めました

先ほど、大雨の中を桜の状況を見に八代城跡に行ってきました。 案の定、すでに満開を通り過ぎてかなり散り始めています。 ほとんど花見をするチャンスも無いまま、今日の暖かくしかも激しい雨に叩かれてどんどんと散っていました。 露天商の方々もどうやら営…

飯田線の思い出

最近、「よんばば」さんのブログで飯田線に乗って湯谷温泉に出かけたという記事が出たのに触発され、昔からよく利用した飯田線の思い出を書いてみようかと思いました。 (なんちゃって、ちょうど良いネタに出会って喜んで書いているだけですが) 飯田線は長…

失業率低下って言われてもね。

2月の失業率は2.8%と22年ぶりの低水準とか。 アベノミクスのおかげかどうかは知りませんが、首相や政府高官のしたり顔が目に見えるようです。 www.jiji.com しかし、上記ニュースではないテレビニュース(どこだか忘れました)によれば、特に求人の多い業種…

「ヒトはなぜヒトをいじめるのか」正高信男著

著者の正高さんは「ケータイと持ったサル」などの著作で有名ですが、サルなどの霊長類研究が専門の比較行動学者です。 本書出版は2007年ですが、福岡や神戸でイジメを原因とした中高生の自殺が相次いでいたころですので、それを霊長類などとの比較で考え…

教育勅語の「真意が伝わる」とは

森友学園事件で、幼稚園での教育勅語教育などの実態が明らかになり騒然としていますが、これについて政府は「教育現場での教育勅語活用は否定されない」などと言うことを語っているそうです。 news.yahoo.co.jp 彼らの言い分では、その内容に親子や夫婦など…

花見の思い出

この先、週末まで雨が降りそうで、今年は花見は実行不可かもしれません。 そこで、人生を振り返って(それにしても長い時間だ)花見の思い出などを書いてみましょう。 花見の時期から考えると、1歳と4ヶ月ほどの頃に東京の王子の飛鳥山公園に花見に行ったと…

「絵でわかる カンブリア爆発」更科功著

「カンブリア」というと最近ではテレビ番組の方が有名かもしれません。 「カンブリア紀」と名付けられた時代があり、5億4100万年前より始まった古生代の始めの地質時代を指します。 この時代に数多くの動物の系統(門)が出現し、それ以降のほぼすべて…

「やさしい調査のコツ」森靖雄著

本書著者の森靖雄さんは、学生時代から調査を習得しその後も各所でそういった事業を担当してきた「調査屋」さんで、その後は大学で調査員養成といった活動をされて、本書執筆当時は東邦学園大学教授という方です。 そして、本書の主な想定読者は、大学で地域…

八代城跡の桜、一応開花はしました。

これが本日(4月3日)の熊本県八代市、八代城跡の桜の状況です。 木の場所によってかなり差がありますが、城跡の中心の石垣に囲まれ気温の高いところでは三分咲き程度、石垣の上や城外では数輪がチラホラと言った程度。まだ花見とはいけないようです。 (ま…

安倍総理、稀代の名総理として歴史に名を残す道が見えてきた

森友学園事件など、政権の基盤を揺るがすような事件が相次ぎ安倍総理の足元にも火が及ぶような事態になってきました。 私は安倍総理の政治姿勢にはまったく共感をおぼえる点はありませんが、現在の状況を完全に逆転させ、しかも歴史に名を残すような名総理と…

「”そろそろスマートフォンかな?”と思ったときに読む本」吉澤亨史、所誠執筆

私はいまだにスマートフォンは使っておらず、今後も替える予定もありません。 またこの本は2011年の出版であり、現在ではほとんど通用しない内容だと思いますが、まあ少しは現状理解につながるかと読んでみました。 元々、携帯電話を買ったのも周囲から見る…

忖度(そんたく)なんて言葉、使ったこともなかったよ

森友学園事件、まだ色々と騒がれていますが、ようやくメディアでも事の本質がうっすらと分かり始めてきたようで(遅いよ)盛んに「忖度(そんたく)」という言葉が使われるようになってきています。 私はこの問題が出てきた当初から官僚側の「自発的な対応」…

「パーフェクト図解 地震と火山 地球・大地変動のしくみ」鎌田浩毅監修

地震や火山噴火に関する本はいろいろと読んでいますが、この本は有名な地震学者の京都大学の鎌田さんが監修したもので、全ページにカラフルな写真や図版が描かれているという、非常に綺麗な出来上がりになっているものです。 火山の写真など、なかなか目にす…

「府県制と道州制」小森治夫著

「道州制」という言葉は時折流れているようですが、ほとんどそれに向けた動きもなく、たまに「九州の州都は熊本に」などという話がご当地熊本には出るものの、何言ってるんだろうねといった程度の感想しか持てませんでした。 道州制を導入というところで問題…

「武器としての”言葉政治” 不利益分配時代の政治手法」高瀬淳一著

情報政治学が専門という著者が本書を刊行したのは、2005年12月、小泉純一郎が郵政解散も成功させ絶頂となっていたころです。 それまでの自民党内閣首相とは大きく異なり、「言葉」により力を大きく得て旧来の手法による政治家を沈黙させてしまいました…

八代城跡の桜の花の状況

3月18日に見に行った時の状況はブログに写真入で書きました。 それから10日たち、どうなったかと思って今日見に行きました。 前回はまだほとんどピンク色も見えず硬いままだったのですが、ようやく先の方には色が見えてきました。 しかし、まだまだ開花とま…

「裸体人類学 裸族からみた西欧文化」和田正平著

昔の「南洋」を描いた漫画や小説などには、腰ミノを着けただけの「土人」(昔はそう言ってたんです。お許しを)が出てくるというものでしたが、いつからかそういった描写はできなくなりました。 しかし、熱帯地方を中心としてかつてはほとんど衣服を身に付け…

「ぼくらの民主主義なんだぜ」高橋源一郎著

朝日新聞に月に一度、「論壇時評」というコーナーがあるそうですが、それを担当していた作家の高橋源一郎さんが記事に少し加筆してタイトルを付けたものです。 その期間は2011年4月28日から2015年3月26日の分まで、したがってその最初のあたりは多くが東日本…

大相撲 歴史に残りそうな大阪場所結末

最近は年のせいか大相撲の放送がある時はそれを見るのが楽しみになっていますが、今日千秋楽を迎えた大阪場所は思いもよらない結末になりました。 長く語り伝えられるようなものだったと思います。 詳しくない方のために経緯を説明しますと。 新横綱稀勢の里…

「活断層」松田時彦著

この本が出版されたのは1995年12月、1月に阪神淡路大震災が起きてすぐのことですので、活断層によって起きる内陸型地震の怖ろしさを知らぬままに被害を受ける人々の多いことを、活断層研究者の著者が危機感をもったのだと思います。 東日本大震災のよ…

森友学園事件 本当に大きな問題なのは官僚の恣意的操作を糾弾する手段が無いこと

森友学園の籠池元理事長の国会での証言をめぐりさらに紛糾しているようです。 テレビもそれ一色のように見えますが、そこで調査結果として出されているように、国民一般の一番の関心事は「政治家の関与があったかどうか」に絞られるようです。 国会での野党…

「海の向こうから見た倭国」高田貫太著

よく読ませていただいている、オヤコフンさんのブログで紹介されていた本です。 図書館に購入希望を出しても待ちきれないので、スカイツリーから飛び降りるつもりで久々に自分で買いました。 massneko.hatenablog.com 著者の高田さんは岡山大学で考古学を学…

「ダメだ!この会社」倉田真由美、山崎元著

かなりの大企業であっても中味はボロボロ、一気に倒産ということもある世の中ですが、なかなか他の会社の事情というものは分からないことが多いものです。 いまだに転職事情というものが改善せず、新卒で入った会社から出ようとするとかなりランクの落ちると…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1179 米国民の利益第一

賀茂川耕助のブログ、今回はそろそろ出揃ってきたアメリカトランプ政権の掲げる政策、その謳い文句の「アメリカ第一主義」についてです。 kamogawakosuke.info 賀茂川さんの書き方はかなりトランプ政権に対して寛容な(甘い?)立場を取っており、TPP離脱や…

日本の食生活は本当に食塩過剰なのだろうか。 外国と比べてもしょうがない。

時々暇つぶしに読んでいる、読売新聞ネットサイトの中の掲示板、「発言小町」に面白いトピックが載っていました。 日本食の塩分量についての疑問 : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 日本食は塩分過剰と言われているが…

NHK食品関連番組はどうも怪しい FOOCOM.NETで松永さん指摘

(これまでこういった問題を扱うカテゴリーを「食品衛生」としていましたが、衛生関係だけでは留まらないので今回より「食品問題」と名称変更しました。今後もよろしくお願いします) いつものFOOCOM.NET松永和紀さんですが、また厳しい指摘です。 www.fooco…

森友、南スーダン、文科省天下り 官僚の大暴走が起きている

このところの政治にまつわる問題と言えば、森友学園の国有地払い下げ疑惑、南スーダン派遣の自衛隊の日誌の隠蔽、文科省高級官僚の違法天下りといったところでしょうか。 国会では野党の追求も激しいものになっていますが、どうもそれらは安倍首相や稲田防衛…

桜のつぼみ、まだまだ固い

当地の花見どころ、八代城跡を見に行ってきましたが、ご覧の通りまだ全然つぼみは膨らんでいません。 予報によれば、熊本の開花は25日あたりということですので、あと1週間なのですが、これから間に合うのでしょうか。 なお、この八代城跡は市街地では一…

「サナダから愛をこめて」藤田紘一郎著

藤田さんといえば有名な寄生虫博士ですが、いろいろなところで発言をして騒動となることもありました。 しかし、さすがに寄生虫などの海外病については詳しくご存知のようです。 この本はそのご専門の寄生虫病やウイルス病等、海外で蔓延している病気につい…

「考えてるつもり 状況に流されまくる人たちの心理学」サム・サマーズ著

著者のサマーズさんは心理学教授、偏見やステレオタイプといったものに対しての研究がご専門のようです。 本書はそういったステレオタイプがどのような心理的状況から生まれてくるかといったことを、まあ「分かりやすく」解説されています。 本当に分かりや…

「フランス中世歴史散歩」レジーヌ・ペルヌー、ジョルジュ・ペルヌー著

フランス歴史物は昔から好きであれこれ読んできたつもりでしたが、三銃士やああ無情など、せいぜい16世紀以降のものばかりということに、この本を読んで気付かされました。 本書は新しくても13世紀まで、中世のフランスのあれこれを現在のフランス各地の…

「日本人 祝いと祀りのしきたり」岩井宏實著

日本には全国的な年中行事、祝祭日の他にも各地に地方的な行事が多く行われています。 しかし、その詳細な点はもはやかなり忘れられているようで、私自身も知らないことが多くなっています。 そういったことをきちんと押さえられるという点でなかなか優れた…

「これが日本人だ!」王志強著

著者は中国生まれの中国人、IT関係の開発者として日本でも勤務、20年に渡って中国と日本を行き来しているそうです。 その王さんがあくまでも中国人に向けて日本と日本人を解説している本ですが、これを訳者の小林さゆりさんが中国の本屋で見つけ、是非にと…

葉酸サプリの問題点 FOOCOM.NETで瀬古博子さんが指摘

食品関係でここで度々取り上げるのが、食中毒の他には健康食品、サプリの問題点ですが、どうも問題点ばかりが目につく割には社会の関心が薄いように思えますので、気がつけばしつこく書いていきたいと思います。我慢してお付き合いください。 今回の問題は、…

刻み海苔によるO157食中毒の広がり 「安心!?食べ物情報」より

東京立川市の学校給食でO157集団食中毒が起き、大阪の海苔業者の刻み海苔が原因とされました。 今週の渡辺宏さんの「安心!?食べ物情報」によると、同じ製品により和歌山県御坊市や大阪府大東市、福岡県久留米市でO157食中毒が発生しているそうです。 http:…