爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会問題

「山は市場原理主義と闘っている」安田喜憲著

歴史学者とはいっても古代ギリシアなどが対象であった著者が、勤務の関係で中国古代文明の発掘にあたり、梅原猛氏などとともに長江周辺の遺跡発掘を行い、現在では長江文明として認められている文明の発見に寄与したと言うことは、本書でもふれられ、また他…

「女性労働と企業社会」熊沢誠著

女性の労働は、かつては非常に差別的な制度の中で低賃金で補助的な仕事に限定され、結婚退職が普通のこととされていたのですが、制度としては急速に改善されてきているようです。 それが、実際に公平に運営されているかどうかは問題が残るところでしょうが。…

沢田研二がライブ不入りに怒ってドタキャン

芸能ネタなどあまり触れることもないのですが、私らより少し年上のスーパースターのあまりにも見苦しい行いに少し心が揺れ動かされました。 headlines.yahoo.co.jp 昨日のテレビでも沢田研二という名前が検索上位などと報じられていて、なにが起きたのかと思…

福島原発事故、東電首脳部の裁判始まる

福島原発事故を起こした当時の東京電力の首脳部に刑事責任が問えるかどうか、裁判が始まっています。 mainichi.jp 東日本大震災が起きる数年前に、これまでの想定よりはるかに高い津波が襲う可能性が指摘され、東電社内にも報告されていたものの、それに対し…

次々に明るみに出る医学部入試の不正

東京医大の入試不正事件から他の大学も調査するということになり、始めたところが次々と疑わしい事例が続発、その中で昭和大学が得点操作を認め謝罪と言うものです。 news.nifty.com 一応「謝罪会見」と言うことですが、その周辺ではあまり罪悪感を感じてい…

外国人労働者の長期滞在、家族帯同、延長から永住へ? 単純労働も

外国人労働者の受け入れについて、これまでの弁護士や大学教授レベルの専門家だけでなく、単純労働者にも長期滞在を認めるよう方針転換とのことです。 headlines.yahoo.co.jp労働者の不足は広く蔓延しており、これが原因での企業倒産も発生する段階です。 し…

被災地に送られた「液体ミルク」が活用されていない件

液体ミルクはヨーロッパでは使われているものの、日本ではまだあまり馴染みのない製品です。 乳児用液体ミルク - Wikipedia しかし、水の確保も難しい地震や水害の被災地では非常に有効だと考えられており、先ごろの北海道での地震の際も、援助物資として送…

「その死に方は、迷惑です 遺言書と生前三点契約書」本田桂子著

有名人が亡くなった後に様々なトラブルが起きて話題になることがよくあります。 きちんとした遺言書を作っておけばそれは防げるはずです。 しかし、そう言われても「まだ若い」とか「そんなに財産もない」と言って対策をしようとしない人がほとんどのようで…

「通勤電車のはなし 東京・大阪、快適通勤のために」佐藤信之著

通勤電車といえば、ラッシュアワーのぎゅうぎゅう詰めというイメージですが、実は通勤に電車を利用する人が多いというのは、東京と大阪の都市圏が突出している状況です。 地方では車を使う人の割合が多くなります。 また、三大都市圏と言いますが、名古屋圏…

今日見た交通違反 自転車の傘立て器具

このところ少し散歩を控えていたのですが、よんどころない事情で1時間ほど出かけました。 そうしたら、立て続けに表記の器具で日傘をさした人が二人。 どちらもかなり高齢の女性で、自転車で走っているのかよろついているのか分からないような人たちでした。…

北海道で地震による全道停電は人災としてコープさっぽろが北海道電力に損害請求

出ましたね。 この前の地震で全道が停電し、冷凍庫のストップなどで多額の損害が出たとして、コープさっぽろが北海道電力に9億円以上の損害の補償を求めました。 hre-net.com コープ側は、苫東厚真発電所に発電能力を集中させすぎたのが、北海道電力の過ちで…

「宅配がなくなる日 同時性解消の社会論」松岡真宏、山手剛人著

「同時性」という言葉はいろいろな場合に使われており、アインシュタインも使っていますが、ここでは「同時に同じ所にいるということ」を問題として、経済現象を取り扱うという意味で使われています。 アマゾンなどのネット販売品の配達が急激に増加し、ヤマ…

「3D地形図で歩く日本の活断層」柴山元彦著

内陸型の地震の多くは活断層付近で起きるということは知られてきましたが、そんな活断層というものが実際にどこにあって、どのようなものかということはまだそれほど一般に知られているものではないかもしれません。 活断層の分布というものを見れば、日本中…

すごい話、「他人にアレルギーを起こさせる疾患」の紹介、NATROMの日記より

いろいろと医学関連で興味深い話を提示されている、内科医のNATROMさんの「NATROMの部屋」に、またまた面白い?話が紹介されていました。 d.hatena.ne.jpなんと、近くの人にアレルギー症状を起こさせるという病気があるということです。 「PATM(パトム, Peo…

「夏時間」ではなく、「夏温度」を採用すれば?

サマータイム問題でいろいろと検索していましたら、いっそのこと「夏温度」を採用すればという意見を見つけました。 日本政府「夏時間」に続き「夏温度」を導入 – yohgaki's blog 「夏季の3ヶ月間は、冬温度より20℃低い温度を用いる」というものです。 つ…

ちょっと賞味期限が切れましたが、内田樹さんも「夏時間」

世論のあまりに激しい反発に恐れをなしたか、森喜朗はじめ「オリンピックの酷暑対策に夏時間」を言い出した連中も口をつぐんで何も言わなくなりました。 内田樹さんもサンデー毎日に夏時間についてという文章を書いたそうですが、もったいないのでこの馬鹿げ…

「世論調査とは何だろうか」岩本裕著

内閣支持率というものが時々発表され、どうやら政権もそれをかなり気にしているようです。 また、「憲法改正について」とか、「自衛隊派遣について」とか、何か政治上の問題があるとそれに対する国民の意見を知るためと称し世論調査が実施され発表されます。…

鉄道など「先手の運休」まあ対策が上手になったということでしょう。

台風は九州からはすこし外れてくれたおかげで、熊本にはほとんど被害がなく済みました。 今日は、昨日できなかった小学校の運動会を開催しているところがあり、応援の方々も詰めかけていました。 さて、強力な台風がやってくるということで、新幹線や首都圏…

「言論の自由」続報  ”首相の取り巻き”

「内田樹の研究室」に掲載された、言論の自由に関する続報によれば、今回の問題を引き起こした当事者たちは「首相の取り巻き」であるということです。 blog.tatsuru.comもちろん、最初の変な名前の女は当然そうでしょうが、続いて新潮45が掲載した文の書き…

「内田樹の研究室」より、言論の自由について

参考にさせていただいている「内田樹の研究室」に、言論の自由についての文章が連続して掲載されています。 もちろん、それはあの新潮45の問題によるのですが、内田さんも言論人として発言はせざるをえないところでしょう。 blog.tatsuru.comこれは、以前…

ご注意!「太陽光発電設備費ゼロ」のセールス電話

夕食後にゆったりとテレビを見ていると、電話が。 (家族や知人からの電話はほとんど携帯ですので、最近は固定電話は珍しくなりました) すると、「九州電力の・・・」あとはゴニョゴニョと何か会社名らしいものを言って、 「太陽光発電が設備費ゼロで設置で…

製造業の海外移転とは何だったのか

トランプがアメリカ第一主義と称してアメリカ国内での製造業復活を目指すかのようなポーズを示し、中国などと貿易戦争を繰り広げていますが、この原因はアメリカの製造業の海外移転に始まると言って良いでしょう。 別に、中国がやりたくて始めたわけではない…

「全体主義の起源」ハンナ・アーレント著

かねてから名前だけは聞いていたハンナ・アーレントですが、最近その伝記を読んだこともあり、代表作の「全体主義の起源」に挑戦してみました。 sohujojo.hatenablog.com ドイツ生まれのユダヤ人であり、ナチスの迫害を際どく逃れたアーレントの著作ですので…

「関東大震災記憶の継承」関東大震災90周年記念行事実行委員会編

1923年に起こった関東大震災、それから90年が経った2013年にその記憶をまとめる活動としてまとめられた本です。 90年以上前とは言いながら、今でもホットな話題を提供してくれます。 小池都知事が追悼行事にこれまでの都知事が出してきた追悼文を拒絶したと…

JAF(日本自動車連盟)機関紙JAF mateより

一応JAFに加盟していますので、機関紙が送られてきます。 今月号には、この前にアンケートを取った結果が掲載されていました。 車にかかる税金が負担に感じるかどうかというアンケートが数ヶ月前に実施され、その結果が出たそうです。 それによれば車の税金…

「〈階級〉の日本近代史 政治的平等と社会的不平等」坂野潤治著

一億総中流という幻から目が覚めて、格差拡大と言われている今日このごろですが、しかし「階級」という言葉には現代の社会とは関係のないと感じさせる響きがあります。 しかし、紛れもなくほんの数十年前までは日本も「階級」差だらけだったわけです。 日本…

NHKの番組「ファミリーヒストリー」を見ていると日本の近代の人々の姿が見える

NHKの番組で、ファミリーヒストリーというものがあります。 www4.nhk.or.jp 芸能人などの有名人の父母、祖父母さらに先祖の調査をして、どのような人生を送ったのかを見せてくれるのですが、NHKの権威を十分に発揮して綿密な調査を行っているために、普通で…

「新鮮な肉だから鶏刺し」というのが間違いだと誰もが気づくのは何時か

夕方のもったりとした時間をテレビを眺めながら過ごす、退職者しか味わえない至福の時をのんびりと過ごしていました。 首都圏や近畿の人にはあまり想像できないかもしれませんが、田舎のテレビ局はこのへんの時間帯には独自のローカル番組を放送します。 そ…

優先道路も何のその 周囲に車が居なくなるまで動かない田舎のおばさんドライバー

「本日見かけた交通違反」にしたいんですが、違反はしていないので、「交通迷惑」程度のものです。 私の運転歴では、湘南地方の郊外住宅地、金沢市近郊、そして今住んでいる熊本県南部の「ド」田舎町で車の運転をしてきましたが、田舎町には他では見られない…

「ズルい食品ヤバい外食」河岸宏和著

こういった題名の本では、単に食品添加物を使ってあるだけでダメとか、残留農薬は何でも危険といった、ほとんど読む価値もないものが多いのですが、パラパラとページをめくってちら見をしてみたら、結構面白いことが書いてあると感じ、読んで見ることにしま…