爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会問題

「現代社会はどこに向かうか 高原の見晴らしを切り開くこと」見田宗介著

「はじめに」の最初から明確な人類の歴史の認識が示され、引き込まれていきます。 現代社会は、人間の歴史の中の、巨大な曲がり角にある。 まさに、その通りでしょう。 ギリシャで哲学が生まれ、仏教や儒教が生まれ、キリスト教の基になる古代ユダヤ教のめざ…

本日見かけた迷惑運転「右左折の合図は30m前だろうが」

雨も上がったので少し散歩でもしてくるかと外に出てみました。 30分も歩けば必ず交通違反の車に出会います。 (単なるスピード違反は除く、これは外に出た瞬間に出会います) 今日は、やや広い通りを横断しようと、横断歩道の手前で待っていた時のことです…

「遊楽としての近世天皇即位式」森田登代子著

ちょうど天皇の譲位があり、即位式などが話題となっている時ですが、本書はそれには関係なしに江戸時代の天皇の即位式について書かれているものです。 著者の森田さんは、江戸時代の明正天皇の「御即位行幸図屏風」に出会ったときに衝撃を受けます。 その図…

7payでの大失態はセブンイレブンの経営の劣化によるものか

完全な準備不足とセキュリティーの認識不足にも関わらず、他社との競争心だけで始めて、すぐに大きな不正を誘発してしまった、セブンイレブンの7payについて、ITmediaビジネスオンラインというところで、窪田順生さんという方が書いています。 headlines.ya…

水俣病救済特別措置法成立から10年、まだ救済には程遠い

水俣病救済特別措置法が成立して、7月8日でちょうど10年だそうです。 熊本のテレビでは報道されていましたが、全国ではどうだったでしょうか。 水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法 これがどういうものかと言うと、1950年代か…

「世界が動いた『決断』の物語 新・人類進化史」スティーブン・ジョンソン著

「人類進化」という文字に惹かれて読みましたが、あまり進化には関係ないようです。 最後の章に書かれているように「学校で過ごした長い期間で、意思決定そのものを教える授業はひとつも記憶にない」そうです。 アメリカでもそうでしょうが、日本でもまった…

大雨など災害が予測される場合の「全員避難」、でも本当に全員避難所に来たらどうするつもりか。

先週の豪雨で、危険な状態に達した鹿児島などでは、「全員避難」の避難指示や避難勧告が各地の自治体で出されました。 しかし、報道によると、鹿児島市でも全人口59万のうち、避難所に避難したのはわずか0.6%だけだったとして、問題視されています。 しか…

「内田樹の研究室」より「参院選にあたって」

内田さんが毎日新聞からの要請で書いた文章が掲載されたそうですが、それに加筆したものを研究室に掲載されました。 今度の参院選挙にあたり書いたものですが、現在の民主政治の危機について警鐘を鳴らすものとなっています。 その内容は、私の持っている民…

キャッシュレス化で浮かれすぎ、セブンペイで詐欺

コンビニ各社のスマホ決済が出揃ったかのようですが、早くも不正アクセスで他人の口座から取得という事件が発生しました。 www.asahi.comセブンイレブンのスマホ決済、「7pay」で中国人が逮捕、組織的な犯罪のようです。 登録したとたんに見る見る間に引き…

安倍亡国政権を批判はしているが、それでも選挙で野党に入れる気にはなれない。

参議院選挙が公示されました。 私はこのブログで一貫して安倍政権を批判しています。 しかし、選挙で今の野党に投票する気にはなれません。 社会、経済、環境など、根本から見直さなければ人類文明の崩壊の危機が迫っているのに、それらの見直しを提言すると…

今日見かけた交通違反「脇道からでる一旦停止の停止線は歩道の前だろうが」

長く続いた大雨もようやくあがり、晴れ間も出たので溜まった用事を片付けるために町中(田舎町ですが、一応市街中心部)に歩いてでかけました。 ちょっと広い、歩道付きの道を歩いていると、横道から一台の車が出てきました。 歩道前の停止線はほぼ無視。そ…

豪雨は降り続く。避難ばかり勧められるが本当に避難できるのか。

九州は今日も音を聞くだけで怖ろしくなるほどの豪雨が降り続いています。 しかし、このところのテレビニュースなどでは繰り返し「危険になる前の避難の呼びかけ」が続いています。 今日はまだ出ていませんが、数日前の大雨の時には、熊本県内でも私の住むと…

「再読:畜生道の地球」桐生悠々著

この本は蔵書の中の一冊で、以前にも読んで書評を書いていますが、このブログ開設早々のことだったので、まだほとんど読者も居なかったと思います。 sohujojo.hatenablog.comというわけで、著者紹介から何から重複を恐れずに書いていきます。 著者の桐生悠々…

「電話サポートやめたら、みんな幸せになれた!」横山正著

著者の横山さんはインターネット普及の初めの頃からプロバイダーの会社を立ち上げ、徐々に会社を大きくして来られました。 私もいろいろと記憶がありますが、まだ装置やソフトの安定性も悪く、ユーザーの理解度も低い中で、うまく動かないということが頻発し…

「自由貿易は私たちを幸せにするのか?」上村雄彦、首藤信彦、内田聖子他著

大きな論議を呼んでいたTPP(環太平洋経済連携協定)がその推進者であったアメリカのトランプへの政権交代でアメリカが離脱という思いがけない展開になりましたが、アメリカを除いた各国でTPP継続、アメリカの翻意を促すということになっています。 そ…

「ビッグデータという独裁者 『便利』とひきかえに『自由』を奪う」マルク・デュガン、クリストフ・ラベ著

「ビッグデータ」という言葉を最近よく聞きますが、日本の報道ではこれをビジネスチャンスにするといったニュアンスのものが多いようです。 しかし、世界の巨大IT企業はそれを思いのままに操り出しています。 すでにオーウェルの「1984」を越えています…

いくら日米政府が沈静化をはかっても、本人がまた広言しているんじゃね。

トランプ大統領の私的な会話で日米安保廃棄について語られているという報道があり、それに対して日米両政府は火消しに励んでいるようですが、本人がさらにインタビューに答えてしまいました。 mainichi.jpまあ、安保条約廃棄までは言ってはいませんが、条約…

「内田樹の研究室」より「並行世界について」

「内田樹の研究室」の今度の記事は、「並行世界について」 夜間飛行というメルマガから単行本化されるそうですが、内田さんと平川克美さんの対談を収めたもののうち、「並行世界」について語っている部分が面白かったので、そこを再録したということです。 …

不正・失政相次いでいても選挙では与党が勝ってしまう理由

安倍内閣始まって以来、政権内部や周囲の官僚などによる不正、失政(失敗?意図的?)などが相次いでいても選挙では変わらずに与党勝利となり、この次の参院選(同日選?)でもそうなるでしょう。 なぜこのようになってしまうのか。 数え上げるのも嫌になる…

「日本語が世界を平和にするこれだけの理由」金谷武洋著

著者は長らくカナダモントリオール大学で日本語科の教授を務め、カナダ人の学生を相手に日本語を教えてきました。 そこではいろいろな手法で日本語の特徴を学生に飲み込ませることが、上達に役に立つものと考えたそうですが、そこで日本語の背後にある日本人…

「誰がタブーをつくるのか?」永江朗著

言論の自由、表現の自由と言われますが、現代の日本でそれが完全に守られていると思う人はないでしょう。 かといって、政府の批判をしただけで投獄される某国、宗教の批判をしたら殺される某国と比べるとマシかもしれません。(”某国”とぼかさなければいけな…

新型出生前診断について、厚労省検討会で議論

妊娠初期の母親の血液に含まれるDNAを調べることによって、染色体異常による疾患の有無を調査するという、新型出生前診断はすでに多くの診療機関で実施されていますが、厚労省が検討会を設けて検討するということです。 www.yomiuri.co.jp この検査ではダウ…

人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に、完全養殖に進めるか。

「人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に育った」という記事が出ていました。 こういった記事は、ともすれば誇張されて書かれていることもあり、実際はまだ関門が多いということもあるのですが、今回は確かな情報のようです。 www.nikkei.com この件については、…

ご注意!詐欺サイト

オリンピックのチケット抽選結果が発表とか。 テレビの熊本ローカル番組でも当選だの落選だのと大騒ぎをしています。 さて、こういった騒ぎに乗じて暗躍するのが詐欺サイト。 いろいろな手段を使ってカモを引っ掛けようとしています。 this.kiji.is上記の記…

幼児の交通安全のために「キッズゾーン」創設、それで守れるはずもない

滋賀県での保育園児の事故など、幼児が交通事故に巻き込まれる事例が多いとして、その対応策が出されました。 それがなんと「キッズゾーン」なるものを作るというだけのことです。 www.kantei.go.jp すでに学校の周りには「スクールゾーン」というものが作ら…

「人間はだまされる フェイクニュースを見分けるには」三浦準司著

著者の三浦さんは共同通信社の記者として長く記者や特派員などを務めた方のようです。 ネット情報の真贋関係なしのひどさや、フェイクニュースの横行にやむにやまれず書かれた本で、若者向けの口調となっています。 情報というものの価値がますます高まって…

NATROMさんの新著紹介「医師が教える最善の健康法」

現役内科医のNATROMさんが、新著の「医師が教える最善の健康法」の発売が近づいたので、(宣伝のため?)そのまえがきをブログで公開しました。 natrom.hatenablog.com 6月24日の発売ということですので、あと1週間、また買おうか図書館に入るまで待とうか悩…

田中宇さんの国際ニュース解説、さっそく「安倍イラン訪問を狙って日系タンカーを攻撃した意図」

ペルシャ湾ホルムズ海峡で日系のタンカーが攻撃された事件について、田中宇さんの「国際ニュース解説」ではさっそくその解説が載せられています。 しかも、今回は無料記事ですので、全文を読むことができます。 tanakanews.com この事件について、アメリカは…

プラスチックごみが問題なのは分かるけれど、それが「レジ袋有料化」というのはね。

G20エネルギー・環境相会議というのが開かれているそうですが、そこで日本が「レジ袋有料化政策の早期実施」を表明したそうです。 this.kiji.is「東京オリンピックを意識して」というのも意味不明ですが、「使い捨てプラスチックの25%削減」と「レジ袋有…

「火山大国日本 この国は生き残れるか」巽好幸著

地震の多発とともに、このところ火山爆発もあちこちで発生し、不安感が増していきます。 本書副題は「必ず起きる富士山大噴火と超巨大噴火」どちらも、いずれは「必ず起きる」のは間違い無さそうですが、あと数年、数十年の間に起きるかもしれないと言われる…