爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会問題

「月刊地理 4月号 特集災害をどう記録しどう伝えるか」古今書院発行

地理に関する様々な記事からなる、月刊「地理」の4月号です。 今号の特集は「災害をどう記録しどう伝えるか」 地震や水害、そして原発事故まで災害というものは時折起きては人々の生活を破壊しますが、その被害をできるだけ少なく留めるためにも災害の記録…

TOEIC頼みの日本英語教育 問題点が山積か

toyokeizai.net英語力を測るとして多くの人が受験し、今度は大学入試にも取り入れられようとしているTOEICですが、かなりの問題点を含んでいるようです。 上記引用の記事は東洋経済の記者の中村さんが、「TOEIC亡国論」という本を書いたポリグロット外国語研…

「捏造の科学者 STAP細胞事件」須田桃子著

STAP細胞事件とは、山中教授のiPS細胞のような何にでも分化できる万能細胞ですが、それよりはるかに簡単な処理で体細胞から作り出すことができるとして、大きな注目を集めたものの、その実験についての疑いが集中し、結局は論文取り下げ、所属の理研も揺るが…

「学力を育てる」志水宏吉著

日本の子どもたちの学力が落ちているのではないかという、学力低下論争というものがありました。 それは「ゆとり教育」のせいであるとされ、またも方向転換されています。 しかし、そもそも「学力」というものがどういうものなのかということも同意されてい…

NHKおはよう日本で、横断歩道での歩行者保護不履行についての問題

本日朝の、NHKおはよう日本で、横断歩道を渡ろうとする歩行者が居ても止まろうとしない車がほとんどという問題について提起されました。 04/20 07:14 NHK総合 【おはよう日本】 “横断歩道が危ない!”外国人からの訴え 外国人から“信号機のない横断歩道が危な…

熊本地震から2年

4月14日は熊本地震の前震からちょうど2年です。 今日の新聞(この前から熊本県ご当地新聞の熊本日日新聞に購読変更しています)は地震の記事満載、別冊まで付いています。 最初の社説にあったように、熊日新聞社の人が東日本大震災被災地を訪れて当地の…

「巨大津波 その時ひとはどう動いたか」NHKスペシャル取材班

東日本大震災では犠牲者のほとんどは津波により亡くなりました。 しかし、地震発生から津波到達までは1時間程度の時間の余裕があり、避難できたにもかかわらず効果的な避難をしなかったということが分かってきています。 宮城県名取市の閖上地区も被災地の…

「高齢ドライバーの安全心理学」松浦常夫著

高齢ドライバーの事故のニュースが毎日のようにテレビ新聞で報道され、年寄りは運転するなと言わんばかりの風潮のようにも感じますが、実際のところの高齢者の運転はどの程度危険なのか、本当に事故を起こしやすいのか、またそうならどうすればよいのかとい…

「四コマ漫画 北斎から”萌え”まで」清水勲著

四コマ漫画といえば新聞の社会面の隅に載っていて、思わず見てしまうと言うイメージですが、その歴史は古く江戸時代にはその芽生えが見えるようです。 何度かのブームを起こしながら今まで続いていますが、現在でも様々に形を変えながら活躍しているようです…

野焼きも一段落 今年は事故がなくて良かった

「野焼き」といっても、ゴミを野外で燃やすというものではなく、阿蘇や九重などの高原で「草原を守る」と称して行われているものです。 野焼き【阿蘇北外輪山一帯(北山)】大観峰周辺等 – 阿蘇市ホームページ 今年も2月から3月にかけて行われましたが、なん…

カジノ法案で自公が入場料6000円で合意 

カジノ法案成立をめぐり、推進派の自民党と、カッコだけ慎重派の公明党とが、日本人入場料6000円とすることで合意したそうです。 www.nikkei.com 海外からの観光客などは入場無料で、それで落ちる金が目当てということですが、そう上手く行くかどうかは…

茨城県庁の引っ越しは業者が見つからず職員が実施

年度替わりを目前にして、色々とニュースが流れています。 隠居の身にとっては、年度も何も関係ないのですが知り合いに公務員や教育関係の方がいらっしゃり、転勤などの話も出ているようです。 今シーズンは運送業者の人手不足もあり、引っ越しができないと…

「風評被害」ってこんなところに使っていいの。津波浸水想定区域標識撤去とか。

ツイッターでフォローしている勝川俊雄先生が紹介していた、静岡新聞の報道記事です。 www.at-s.com 静岡市駿河区の、中島学区というところにあった「津波浸水想定区域」の標識を住民自治会からの撤去要望書によって市が取り外したということですが、その理…

「マッコリの正体」ホ・シミョン著

韓国の伝統的濁酒、マッコリは最近では日本でも女性を中心に人気が上がり、よく飲まれているようです。 本書は、現在韓国のソウルで「マッコリ学校」という、マッコリについて様々な面から教えてくれる学校の校長を務めているという、ホ・シミョンさんが書か…

「内田樹の研究室」より、”受験生の皆さんへ”

「内田樹の研究室」では、”受験生の皆さんへ”という題でサンデー毎日に掲載したものを載せていました。 受験生のみなさんへ (内田樹の研究室) 中高生だけでなく、小学生にも読んで欲しいと書かれていますが、その内容は厳しいものです。 日本の大学の現状は…

ジャガイモ食中毒を防ぐ FOOCOM.NET専門家コラム 瀬古博子さんの記事

ジャガイモの食中毒なんて、そんなに起きているのかと思いますが、毎年数回発生しています。 それもほぼすべてが「学校での中毒事件」なのです。 FOOCOM.NETで瀬古博子さんが取り上げています。 www.foocom.net ジャガイモには芽の部分や日光があたって変色…

「ITリスクの考え方」佐々木良一著

ITのリスク、それは益々大きくなる一方のようです。 様々な方面にリスクが有り、外部からの攻撃・機器やソフト自体の問題・等々すでに現実化したものもあり、また大きな影響が考えられるものもありそうです。 これはすでに10年ほど前の本ですが、著者は日立…

「内田樹の研究室」より、”人口減社会に向けて”

内田樹さんのサイト「内田樹の研究室」を拝読させていただいていますが、その中で最新記事が「人口減社会に向けて」という表題で掲載されました。 http://blog.tatsuru.com/2018/03/16_0950.php 元は日本農業新聞というところに依頼されて書いたコラムという…

「おい、マジか。池上彰の〈ニュースを疑え!〉」池上彰著

池上さんらしからぬ題名ですが、冒頭にその言い訳が書いてあります。 なんとも下品な表現で本来は私の趣味に合わないのですが、週刊文春のコラムで思わず使ったところ、書籍にするに当たって編集者がぜひこのタイトルに入れましょうと主張、つい受け入れてし…

「子どものスマホ・トラブル対応ガイド」安川雅史著

中高生にまでスマホが広く普及してくるにつれ、スマホ絡みの犯罪や事件などの被害者となる子どもも増えています。 また、スマホいじめなどということも広がると、今度は加害者となってしまうこともありそうです。 親や教師など、子どもに接する大人たちがス…

「コドモダマシ ほろ苦教育劇場」パオロ・マッツァリーノ著

自称イタリア人で、日本文化研究家、戯作者というパオロさんが、父と子の関係にまつわる問題をさまざまな方向から取り上げてちょっとひねった文章にしてしまうというもので、40の小話からなっていますが、元々は数篇をいくつかの雑誌に掲載したもので、それ…

「技術者のための経営学」大坪檀著

非常に古い本で、私が買ったのもおそらく1983年なのですが、この本の初版発行は1966年ということです。実に半世紀前。 著者の大坪さんは経営学部出身ですが、メーカー勤務を経てアメリカ留学という経歴で、技術と経営という問題も早くから取り組んでこられた…

「名字のヒミツ」森岡浩著

日本人の名字は非常に種類が多いと言われていますが、それをきちんと調査したということはあまりないようです。 名字研究家という森岡さんは、最近はNHKのテレビ番組「日本人のおなまえ」でもお見かけしますが、なかなかしっかりと研究をされているようです…

「〈かくれんぼ〉ができない子どもたち」杉本厚夫著

今の子どもたちの中には、「かくれんぼ」ができないという子もいるそうです。 他にも「この指とまれ!」ができない子、「ブランコ」がこげない子、などかつての感覚からは信じられないような状況が出現しているそうです。 かつてそういった遊びをしてきた大…

「メアリー・ポピンズのイギリス」野口祐子編著

メアリー・ポピンズといえば、ジュリー・アンドリュースが主演した1964年のディズニー映画が有名でしょう。 原作はイギリスの作家P.L.トラヴァーズが1934年に出版した小説ですが、映画はその細部にかなりの変更を加えているようです。 原作ではその…

「マンガ はじめての嘘の心理学」ゆうき ゆう監修

マンガ入りの本というのはあまり手にとることはないのですが、嘘と心理学というのは興味ある分野ですので読んでみました。 監修が精神科医のゆうき ゆうさんということですが、マンガは漫画家のすぎやま えみこさん、おそらく執筆は専門のライターたちだと思…

「異常気象で読み解く現代史」田家康著

この方の本は以前に「気候で読み解く日本史」というものを読みましたが、専門の研究者ではないものの非常によくデータを集めて勉強されているということが分かる内容でした。 sohujojo.hatenablog.com その印象は今度のこの本でも同様で、ここでは20世紀以降…

「なぜ国家は衰亡するのか」中西輝政著

この著者の本は現在であれば金を出して買うどころか、図書館ででも手に取ろうとは思いませんが、以前は私も初心だったのでしょうか。買ってしまいました。 20年ほど前の、バブル崩壊後10年近くが経過し、まだその後始末もできていなかった頃の本です。 あの…

「メディア不信 何が問われているのか」林香里著

アメリカでトランプ大統領がフェイクニュースという言葉を連発し、これまでの世論を代表しているかのようであった大手メディアに対する不信感が増しているようです。 実はこれはアメリカだけの問題ではなく、イギリスやドイツなど欧米各国でも大きな動きとな…

「神童は大人になってどうなったのか」小林哲夫著

神童というと、子供の頃からピアノやバイオリンが上手いという人もいますが、たいていは勉強がすごくできる人というイメージでしょう。 二十歳すぎればただの人という話もありますが、実際のところはどうなのかという思いは少しはあります。 著者は教育ジャ…