爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会問題

「移住・移民の世界地図」ラッセル・キング他著、竹沢尚一郎他訳

ヨーロッパ全体が移民により揺り動かされ、アメリカでも移民圧力が強まり、日本でも移民に扉を開けるかと言われています。 このような世界の情勢を、移民の軌跡から見ればどうなるか。 現在の世界の動きだけでなく、歴史的な移民の動きまで、詳細な地図の上…

「内田樹の研究室」より、「空虚感を抱えたイエスマン」

内田樹さんが、某学者の会のニューズレターに依頼されて書いた文章ですが、ほとんどひと目に触れないところなので、もったいないと感じて再録したそうです。 現代の若者を評した文章です。 blog.tatsuru.com 世代論というものがあり、「全共闘世代」であると…

「それっ! 日本語で言えばいいのに!!」カタカナ語研究会議監修

意味が分かっているのかいないのか分かりませんが、カタカナ語という言葉があちこちで飛び交っています。 その特に目立つ状況が、本書の区分けにもなっているように「ビジネス現場」「意識高い系パーソン」「IT業界」「メディア業界」でしょう。 本書には取…

熊本空港アクセス 知事はJRからの延伸案推進を表明

熊本県の樺島知事は懸案であった熊本空港へのアクセス改善案として、JR豊肥線の三里木駅から第3セクター路線を空港まで伸ばす案を優先して検討することを表明しました。 https://kumanichi.com/news/744673/ 他地域の人には事情が分かりにくいと思います。 …

入管法改正案の問題点 国会の論戦以外にも大きな点があった

穴だらけの入管法改正案が国会通過に向けて山場となっていますが、「現代ビジネス」というサイトに下地ローレンス吉孝という社会学者の方が書いている記事が非常に分かりやすく問題点を指摘しているので転載します。 世界第4位の移民大国・日本で注目されな…

ソフトバンクで大規模な通信障害 

昨日午後から、ソフトバンクで全国的な通信障害が起きたということです。 k-tai.watch.impress.co.jp 昨日の夜のニュースではまだ原因は不明、復旧も見通しが立っていなかったようですが、どうやら原因判明し復旧したようです。 エリクソン製交換機のソフト…

「学校で教えてくれない音楽」大友良英著

著者の大友さんは、ギタリストや作曲家として活躍されていますが、学校の時は音楽の授業が大嫌いだったということです。 その大友さんに名古屋の東海中学の生徒さんが、「学校で教えていない自由な音楽の授業」をやってくれと依頼し、そこで大友さんや知り合…

山手線新駅名称、何?「高輪ゲートウェイ」 馬鹿か。

山手線の田町品川間に建設中の新駅の名称が、なんと「高輪ゲートウェイ」となったということです。 www.yomiuri.co.jp 「ゲート」がどうやら「門」の意味らしいということは、大人の多くは知ってはいるでしょうが、「ゲートウェイ」がどのような意味かという…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1238 移民政策推進なぜ

政府のゴリ押し国会で焦点となっている、「移民政策」です。 賀茂川さんも疑問を呈しています。 kamogawakosuke.info 政府は「人手不足がひどい」と言っていますが、それがどのような業界かと言えば賃金が低くその割に重労働という、「働き方改革」をしよう…

「なぜ本番でしくじるのか プレッシャーに強い人と弱い人」シアン・バイロック著

ここ一番という大舞台で実力が発揮できる人と、できない人。 スポーツや芸術のプロ、政治や学問の場でもそういった実例がいくらでも見つかります。 それがなぜなのか、そしてどうすれば防げるかということを、心理学の一線級の研究家のバイロックさんが、最…

「ゲノム編集」が実施され子供が産まれたというニュース。ほとんどの人は理解できないだろうな。

中国で、HIVウイルスに感染した父親の子供???の受精卵にゲノム編集を施し、出生したというニュースが流れ、大きく扱われています。 www.buzzfeed.com ゲノム編集技術というものについては、私も数回ここで記事にしていました。 sohujojo.hatenablog.com …

「サピエンス全史 下」ユヴァル・ノア・ハラリ著

翻訳物の長編で、上下巻があるものはたいてい上巻だけでもういいやとなるのですが、この本は上巻の出来がかなりのものと感じたので、続けて下巻も読んでみました。 しかし、ちょっとがっかり。 人類の歴史というものを、細かな史実などは取り上げずに大きな…

外国人労働者の受け入れ拡大は慎重に

あまりにも拙速な衆議院通過には驚きますが、その法案の内容が何も決まっていないというのには、もっと驚きました。 後から、官僚の連中が適当に決めますというのですが、そんなもの法案でもないだろうに。 もちろんのことながら、多くの評論家も批判をして…

「辞書のすきま すきまの言葉」清水由美著 トム・ガリー監修

日本語を英語にしようとする場合、なかなかピッタリの言葉が見つからないということがあるようです。 どうしようもないときは、「MOTTAINAI」のように日本語そのままで使う場合もあるようです。 これは、どうやら日本人と英米人の物事の捉え方、考え方、生活…

大阪万博、建設費だけで1200億、総費用はいくらになるのか

大阪万博開催決定より数日、これは自分の功績だという連中も何人も出てくるという惨状ですが、会場建設費だけで1200億円という数字も出てきました。 news.biglobe.ne.jp 東京オリンピックも最初の予定をはるかに超過して2兆だの3兆だのという派手な数字が飛…

予測と期待を裏切り大阪万博開催決定

つい先日、万国博覧会の開催地の決定のための投票開始というニュースが流れ、落選を願うと書きましたが、その期待に反して大阪万博開催が決定してしまいました。 mainichi.jp 開催は2025年、前回の時と同様に東京オリンピックの少し後と言うことになります。…

「コロンブスの不平等交換」山本紀夫著

「コロンブスの交換」という言葉があるそうです。 それほど古いものではないそうで、アメリカの歴史学者クロスビーが1972年に発表した本の中で使った言葉だそうですが、その後他の人も使うようになりました。 確かに、コロンブスの新大陸「発見」以降ヨ…

まともに検討したとも思えないが オリンピック サマータイム導入断念

自民党の検討チームが、東京オリンピックの高温対策としてのサマータイム制導入の断念を決断したそうです。 this.kiji.is まあ、どのような検討をしたのかも分かりませんが、ほとんど実施の可能性も無かったことですから形だけは文章をまとめ(官僚にまとめ…

危ない交差点 損保協会が調査結果を公表

車の故障時に備えて入っているJAFが毎月送ってくる冊子は、自動車税に関する意見等私の意見とは大きくかけ離れているものもありますが、なかなか参考になる読み物も多く載っています。 その中で、損害保険協会が毎年調査している「全国交通事故多発交差点マ…

”ブラックフライデー”ってなんですか。

今朝の新聞を見たら、それに挟まっていたチラシの多いこと。 スーパーや色々な店のチラシに皆「ブラックフライデー」と書いてあります。 何だそれ。 家内などは、数年前に政府と業界が鳴り物入りで始めて、すぐにつぶれた「プレミアム・フライデー」と完全に…

給食完食指導って、まだそんなことやってるの。

もう還暦をだいぶ過ぎた私ですが、子供の頃の非常に悪い思い出が「給食指導」です。 それが、まだ横行しているとは。 news.yahoo.co.jp もちろん、現在の給食のレベルは非常に高く、普通の家庭の食事よりははるかに良いらしいということは聞いていますが、そ…

万博開催地の投票迫る。内田樹さんも一言。

2025年の万博開催地の決定投票が迫り、立候補している大阪ではごく一部で盛り上がっている?そうです。 www.daily.co.jp これについては「内田樹の研究室」でも取り上げられています。 もちろん、内田さんのことですから大反対ですが。 blog.tatsuru.com 対…

「超能力ははたしてあるか」大槻義彦著

1970年代から80年代にかけて、超能力と言うものがブームとなり、外国人の由利某とやらが大きく取り上げられ、日本人でも清田某とかの少年(その後青年から中年、高年となった)が何度もテレビ出演をするなどしていました。 最近ではあまりそういった番…

「贋作・盗作 音楽夜話」玉木宏樹著

著者の玉木さんは芸大卒のバイオリン演奏家ですが、その後作曲も手がけ、映画やテレビの挿入曲、CM音楽などの作曲もされており、著作権にからむトラブルにも何度も巻き込まれているそうです。 そんなわけで、音楽界の盗作などについての話、また大作曲家の真…

「カクレキリシタンの実像」宮崎賢太郎著

ちょうど「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録され、観光客も増加し、テレビでも時々その様子が放映されています。 しかし、その「潜伏キリシタン」(隠れキリシタンと言う方が通りが良いでしょう)の実態というものはあまり知られていな…

「ドキュメンタリー 豪雨災害」稲泉連著

今年も西日本の広い範囲で豪雨災害が起き、多くの人が犠牲となりました。 この本は、東日本大震災が起きた年の夏、紀伊半島を襲った豪雨災害を中心に、ノンフィクション作家の稲泉さんが現地取材を行ってまとめたものと、専門家には危険性が共有されながら、…

50年前の高校の名簿 今では考えられない記述

私の高校時代の生徒会名簿、もう50年近く前の話となってしまいました。 本棚に当時の名簿が残っていたのを、たまたま手にとって見てみると、改めて時代の違いを感じます。 神奈川県立◯◯高等学校昭和45年度名簿なのですが、当時は気がついていなかったの…

「ホモ・デウス 上巻」ユヴァル・ノア・ハラリ著

全世界でかなり話題となっているらしい、ユヴァル・ノア・ハラリさんの新著です。 そんなことは何も知らずに、図書館で新刊書ということで見つけ、面白そうな題名だと借りてきました。 すると、ちょうどその日の夕方のテレビにハラリさんのインタビュー番組…

「中国台頭の終焉」津上俊哉著

アメリカの一極支配に陰りが見え、その代わりに中国が台頭するという見方をする人が、専門家、一般人を問わず多いようです。 しかし、通産省官僚から中国の日本大使館参事官を経て対中国のさまざまな交渉に関わってきた著者の津上さんから見れば、「中国台頭…

「私たちはどうつながっているのか ネットワークの科学を応用する」増田直紀著

ネットワークといっても、インターネットだけの話ではありません。 人間社会というものは、「人は一人では生きられない」という言葉が示すように、多くの人間が関わり合ってできています。 そこには、人と人との「ネットワーク」と言うものがあり、それが複…