爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会問題

「戦略論の名著 孫子、マキアヴェリから現代まで」野中郁次郎編著

戦略というものについての名著といえば、孫子が有名で、軍事の戦略は経済活動にも参考になるということで、読まれる機会も多いものです。 また、イタリアルネサンスの政治家思想家のマキアヴェリの「君主論」も広く読まれているのも同じような理由からでしょ…

「内田樹の研究室」より「言論の自由についての私見(再録)」

安倍首相の「悪夢発言」について、国会の議論で批判されたときに、安倍首相が「私には言論の自由がある」と発言したそうです。 それについて、内田樹さんが自身のブログに、10年ほど前に書いた文章を再録しました。 blog.tatsuru.com もちろん、安倍首相が…

「私はこうしてだまされた 実録詐欺電話」日向野利治著

オレオレ詐欺という電話を使った詐欺が猛威をふるっていましたが、最近では少々形を変えたものの相変わらず毎日のように被害の報道があり、数百万円という大金を騙し取られたという話が続いています。 この本は、著者の日向野(”ヒガノ”と読みます。この読み…

あおり運転対策と言っても、事実認定はどうするつもり

昼時のテレビを見ていると、いろいろな問題を次々と取り上げて専門家やらコメンテーターがあれこれ言うという番組をいくつも放送していますが、ある番組で「あおり運転」を扱っていました。 車線変更をしたらすぐ後ろの車が怒ってあおり運転をしてきて、それ…

「内田樹の研究室」より「憲法と自衛隊」

内田樹さんの「研究室」、今回の記事の「憲法と自衛隊」という文は興味深い内容を含んでいました。 blog.tatsuru.com 内田さんは、かねてから日本はアメリカの属国同様の状況であり、その中での自衛隊というものの存在もアメリカの軍事力の補完のためである…

熊本地震で被災した八代市役所、解体工事進む。

久しぶりに散歩に出かけ、熊本地震で被災して建て替えのため解体工事が進んでいる八代市役所の現状を見てきました。 八代市役所解体工事 右側の高い建物は病院で、その前のカバーがかけられている建物が市役所の解体中のものです。 熊本地震では、市役所建物…

「権力の終焉」モイセス・ナイム著

世界はさらにグローバル化を加速させ、その中心である金融資本が富を独占するかのような情勢と感じられます。 しかし、本書によればその一方でこれまでの「権力」と呼ばれる者たちが、軒並みその支配力を失い混沌とした状況になっているということです。 著…

熊本県八代市でも小売業競争激化

どこでもそうでしょうが、熊本県南部の田舎町、八代市でもスーパーやコンビニ、ディスカウントストアの出店が相次ぎ、小売競争になっています。 最近開店したものでは、ドン・キホーテ(本社東京)、ロッキー(本社熊本、熊本県内に25店舗)といったものが…

飲食業での従業員による「不適切動画の投稿」相次ぐ。

飲食店の従業員など(おそらくパートかアルバイト)が厨房などでふざけて非衛生的な行為をし、それを撮影してSNSなどに投稿するという事件が連日報道されています。 彼らの仕事に対する認識の甘さもひどいものですが、一方ではこれほどまでに過激な行動を取…

「アンチヘイト・ダイアローグ」中沢けい著

小説家として数々の作品を発表されてきた中沢さんですが、在日韓国人にも多くの知り合いがいて、さらに韓国ともつながりが出ていたところに、東京の新大久保近辺で起きていたヘイトスピーチ・デモというものに出会います。 これは大変なことであると感じて、…

恵方巻きなんて食べないよ

節分の日に巻きずしを食べるという、「恵方巻き」なるものが目にとまるようになったのは、何年前からでしょうか。 スーパーやコンビニなどが狂奔という言葉がふさわしいほどの勢いで売り出していますが、「恵方」がどの方角だとか、なんだとか、よくわからな…

「図解 ガンファイト」大波篤司著

この本に書かれている内容は、あまり実用性はないようです。 ただし、日本国内においては。 世界ではこういった知識が必須の場所も多く、アメリカでも多くの一般人が武器を所有しいつでも使えるようにしています。 本書は日本語で書かれていますので、日本人…

「NATROMのブログ」より、”軽症であればインフルエンザが心配だからと病院へ行くのはおすすめしない”

医学関連のニセ科学の糾弾を以前から続けておられるNATROMさんの「NATROMのブログ」に、インフルエンザについての話が書かれていました。 なお、先日あらたなご著書を出版された時から、ペンネームをNATROMから「名取宏」に変えられています。 やはり「NATRO…

「合理主義 ヨーロッパと日本」会田雄次著

著者の会田さんはかなり以前に亡くなってしまっていますが、かつては保守派の論客として有名な方でした。 太平洋戦争に従軍し、連合軍の捕虜となって収容所で過ごし、帰還してからその経験を「アーロン収容所」という本に書いたそうですが、読んだことはあり…

今日見かけた交通危険事例「自転車の斜め横断は危ない 無事だったのは幸運のみ」

ポカポカ陽気になったためだけではなく、所要があって市内中心部へ歩いて出かけました。 この熊本県南部の田舎町は、古くから商業工業で栄えてきましたので(「古くから」ではなく「古くは」かもしれません)市内中心部はコンパクトにできており、自転車で出…

「OL誕生物語 タイピストたちの憂愁」原克著

著者の原さんの本は、以前に「サラリーマン誕生物語」というものを読んだことがあります。 sohujojo.hatenablog.com 大正から昭和の初期にかけて、サラリーマンと呼ばれるホワイトカラー事務職員という職業が始まって、現代に通じるその歴史が始まったのです…

「わかる」を漢字で書くと。

「わかる」(理解する、判断する)という言葉を使うとき、どの漢字を当てるかという問題はけっこう難しいようです。 実は、今朝アップした記事の最初の部分で一つの文章の中で2通りの漢字を使ってしまうということをやってしまいました。 ちょっと分かりにく…

「節英のすすめ 脱英語依存こそ国際化・グローバル化のカギ!」木村護郎クリストフ著

ちょっと分かりにくい書名ですが、副題の方が解りやすいようです。 英語をうまく使うようにするということが、国際化だと信じ込んでいる人が多いようですが、実は英語依存からできるだけ抜け出すことのほうが重要だということです。 その主張は、実に広い視…

「あとあと モメない『終活』はどっち?」高橋佳良子著

著者はファイナンシャル・プランナーとして多くの人の資金計画などを見てきましたが、老後にいろいろなトラブルに見舞われて財産を失ったりする例をよく見かけたそうです。 そのほとんどが、正しい知識を身に着けていれば防げたはずのものであり、そのために…

「転倒予防 転ばぬ先の杖と知恵」武藤芳照著

年を取ってくると足腰が弱り歩くのも大変になるのは仕方のないことですが、そうなってくるとちょっとしたきっかけで転ぶということも増えてきます。 老人の転倒というのは、大きな怪我につながることもあり、またそれが原因となって寝たきりにもなることが多…

「これですっきり!ビジネスメールのトラブル解消」平野友朗著

ビジネスにおいて電子メールの存在は大きな変革でした。 現在では多い人では一日に数百通のメールを送受信しています。 その対処だけで数十分から数時間もかかるということになっています。 それほど身近になったメールですが、それによるトラブルも頻繁に起…

「水を石油に変える人 山本五十六、不覚の一瞬」山本一生著

戦争中に、海軍を舞台に詐欺事件があったということは聞いていましたが、その詳細は知りませんでした。 著者は東大の国史を卒業したものの、石油会社に就職した経歴を持つ山本さんです。 その後大学に戻り個人の伝記などの研究に携わったものの、かつての経…

阪神淡路大震災より24年 何を教訓とするか

1月17日で神戸を中心に大きな被害を出した阪神淡路大震災より24年が経ち、様々な行事が行われたという報道もありました。 その当時、神戸気象台の予報課長をされていた饒村曜(にょうむら・よう)さんがYAHOOニュースに記事を書かれていました。 news.y…

「気象災害から身を守る大切なことわざ」弓木春奈著

著者の弓木さんは気象予報士で、NHKのテレビにも出演されたことがあるそうで、見覚えのあるお顔です。 日本列島は気象災害が特に多いところなのでしょうが、特に近年は増加しているようにも感じます。 多くの人が犠牲になっていますが、適切な行動をとれば生…

軽井沢のスキーバス事故から3年。「二度と繰り返さないで」と遺族は言っても状況は変わらない。

大学生たちを乗せたスキーバスが軽井沢で事故を起こし15人もの死者を出した事故から3年が経ちました。 遺族などが事故現場を訪れ祈る姿が報道されています。 headlines.yahoo.co.jp しかし、このような事故で犠牲者が出るたびに、その遺族が「二度とこのよ…

大相撲横綱稀勢の里引退

成績不振で苦しんでいた大相撲の横綱稀勢の里が引退を決めたそうです。 www.nikkei.com 先場所も今場所も、進退をかけての出場と言われた中での連敗、本人の苦悩は強かったと思いますが、やはりどうしようもなかったのでしょう。 2017年初場所で優勝、1…

JOC竹田会長の会見は危機管理の鉄則に反する

日本オリンピック委員会の竹田会長が東京オリンピック招致にあたってIOC関係者に贈賄したというフランス司法当局が捜査している件につき、当の竹田会長が記者会見を開きましたが、捜査中であることを理由として質疑応答も行わず、用意した文章を読み上げるだ…

運動会の組体操が危険だとして、国連の「子どもの権利条約」委員会で審査、って国辱物じゃないの

小学校で主に行われている運動会での「組体操」では毎年多くの事故が起きていますが、その状況が問題だとして国連の「子どもの権利条約」委員会で審査対象とされるということです。 headlines.yahoo.co.jp この事自体、非常に恥ずかしい話であると感じます。…

「内田樹の研究室」より、”「貧乏くさい」2019年の年頭に”

内田樹さんの「研究室」では本年年頭にあたりという題で「貧乏くさい」というキーワードが出されました。 blog.tatsuru.com 60年代の高度成長期では、まだまだ暮らしは貧しかったものの、植木等のセリフどおりに「そのうちなんとかなるだろう」という気分…

「平成最後の紅白」が「桑田とユーミンの昭和ソング」で良かったのか

大みそかの紅白歌合戦、私はほとんど見ずにいつもどおりに10時には寝ましたので知りませんでしたが、最後に桑田佳祐と松任谷由実が出て大いに盛り上がった?ということです。 それについて、演出家の村上和彦さんが東洋経済オンラインに書いている記事が面…