爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オリンピック組織委員会森喜朗会長辞任の問題について、やはり一言言っておくか。

あまりにもくだらなく、日本社会の汚れをそのまま表したようなものなので、放っておくかと思っていましたが、はやり一つ書いておきましょう。 www.jiji.com オリンピック組織委員会会長の森喜朗が、JOC臨時評議員会の会合のなかで女性蔑視発言をしたのが2月3…

他人事ではない、天草で悲惨な交通事故

11日夜に熊本県天草市で交通事故がありました。 全国版のニュースでも流れたようなので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。 他人事ではないと感じさせる状況で、どうしたら良かったのか考えさせられるものを含んでいました。 www3.nhk.or.jp 事故の…

「『宗教』で読み解く世界史」宇山卓栄著

現在でも世界で起きる戦争や紛争の多くに宗教というものが関わっています。 歴史的にはさらに多くの例が見られるでしょう。 本書は「宗教学」について書かれているわけではなく、いわば「宗教地政学」とでも言うべき内容になっています。 本書序文には「宗教…

AI判定99%敗けから、藤井聡太二冠が逆転って、AI判定がまだまだということでは。

将棋の朝日杯というトーナメント戦で、藤井聡太二冠が優勝し、三連覇ということなのですが、その準決勝、決勝がともにAI判定で藤井さんが98%、99%不利というところから逆転して勝利、AIを越える実力とでも言いたい報道ぶりです。 www.sanspo.com AIによる…

「しょぼい起業で生きていく」えらいてんちょう著

つい最近も起業というものについての本を読み、成功などとても難しいということを知ったのですが、今回の本は、「しょぼい起業」つまり最初は大して金もかけずリスクも少ないようなやり方でやっていけばそこそこ行けるというものでした。 著者の「えらいてん…

「内田樹の研究室」より「倉吉の汽水空港でこんな話をした」

倉吉の「汽水空港」というのは、書店だそうですがコーヒーが飲めて座って話もできるといったスペースだそうです。 blog.tatsuru.comそこで内田さんは講演をしてきたとのこですが、その講演部分を研究室に掲載されました。 この汽水空港という店が、気軽に立…

「『食品の科学』が一冊でまるごとわかる」齋藤勝裕著

毎日食べる「食品」を見ると「科学的」なことが詰まっています。 それを一つ一つ考えていくと、かなり科学にも強くなれそうです。 著者の齋藤さんは、食品化学が専門というわけではなく有機化学の大学教授ですが、一般の人に科学を分かり易く説明したいとい…

お笑い、(が続いています) アンモニア燃料が注目を集めるとか

太陽光発電や風力発電などがどんどんと増えているようですが、そのエネルギー収支(EPR)をしっかりやらなければという話をつい最近書きましたが、そんな真面目な話など吹っ飛んでしまいそうなひどい話が出ています。 なんと「アンモニアを発電などの燃料…

八代市立博物館で開催中の「笠鉾大解剖3」という展示を見に行ってきました。

八代市立博物館「未来の森ミュージアム」では冬期特別展覧会として「笠鉾大解剖3」という企画で今秋から開催されていますが、さっそく見に行ってきました。 この「笠鉾」というのは、八代妙見祭で行われる神幸行列の目玉とも言うべきもので、江戸時代から伝…

お笑い「株価高騰、30年ぶりに2万9千円台」

何の期待があるのか分かりませんが、株価が高騰し日経平均で30年ぶりに2万9千円台になったそうです。 finance.yahoo.co.jp現在が好景気という状態ではないということは誰でも分かっていることでしょう。 コロナ禍での倒産がすでに分かっているだけで1000件…

「算数再入門」中山理著

世の中には数学が苦手という大人が多いようです。 学校では中学以降は数学を習いますが、小学校では算数という教科名で習います。 どうやら多くの数学嫌いの大人のつまづきは算数の時代にありそうです。 この本は、小学校の教諭を経て算数の教育方法を研究さ…

ダボス会議はオンラインで、ただし米英は参加せず。「国際ニュース解説」より

田中宇さんの「国際ニュース解説」で、先月行われたというダボス会議について触れていました。 tanakanews.com 1月末にオンラインで行われたダボス会議ですが、中国の存在感が大きかったようです。 「誰が不参加か」というのが重要だということですが、アメ…

「ヴィクトリア朝の子どもたち」奥田実紀、ちばかおり著

イギリスのヴィクトリア朝といえば、ヴィクトリア女王が即位した1837年から亡くなる1901年までの64年間を指します。 日本でいえば江戸時代末期から明治時代前半にあたります。 イギリスでは産業革命による社会の変化がかなり進み、農村から都会へ…

鉄道復旧困難の予測、肥薩線はこのまま廃線か

熊本県の地方紙、熊本日日新聞ではこのところ「鉄路」と題した連載記事を掲載しています。 その主題は何かといえば、もちろん昨年7月の熊本県南を襲った水害で壊滅的な被害を受けたJR九州の肥薩線の復旧ができるかどうかということです。 テレビニュースでも…

「古代日中関係史」河上麻由子著

古代の歴史を振り返れば多くの人、文化、その他のものが中国から日本に渡ってきたのは間違いないことです。 その最初は大国にヘリ下り貴重な文物を下賜してもらったのでしょうが、いつの頃からか日本の国が隆盛に向かうとその関係も対等であることを目指した…

”賀茂川耕助のブログ”より、No.1312 SNSの検閲と排除

賀茂川耕助さんのブログでは、アメリカの情勢について語られています。 kamogawakosuke.info バイデン大統領が無事に就任式を終えたということで、一安心かのようですが、どうもそう簡単な話ではないようです。 就任式には軍隊を動員して警備にあたったので…

今こそ徹底的、合理的、公正なEPR(エネルギー収支)の評価を。

脱炭素やらの掛け声ばかり大きくなり、政財界、学界も巻き込んでエネルギー源の変換という動きが強まっています。 しかし、なんとなく「自然エネルギー」とか「再生可能エネルギー」と名が付けばそれが良いような雰囲気だけで動いているようです。 ここは何…

「五輪中止は無責任」 という発言に考える

セクハラ発言など数々の舌害で問題を起こしている森喜朗五輪組織委員会会長ですが、その別の発言にも考えさせられるものがありました。 セクハラ発言のちょっと前だったと思いますが、開催の可否について尋ねられた際に「五輪中止を言う人は無責任だ」という…

「故人サイト」古田雄介著

ブログやツイッターなどでネットに発信する人が増えていますが、そういった人々でも突然亡くなるということもよくあるようです。 そうなると、こういった活動はあくまでも個人で行なっており、家族ですら知らないままということで、突然サイトの更新が途絶え…

夢の話「再就職する」

もう会社を辞めて8年以上経ちますが、まだ「仕事をする」という悪夢?を見ることがあります。 今回の夢はこれまでやってきた仕事のものではなく、「知らない職業に再就職する」というものでした。 加工食品の企画をするといった会社に入社するようです。 と…

子どもの名付けの何が困るか。

こんなこと書いて反発されるかもしれませんが、年寄りのボヤキです。 我が家の購読新聞、熊本日日新聞はさすがに県内限定のローカル新聞なので、全国版の大新聞にはない欄があります。 それが「赤ちゃん紹介」 2歳までの子どもの写真を投稿すると載せてくれ…

「やるかやらないかではなく、どうやるか」オリンピック開催もう正気とは思えない

オリンピック開催については国民の多くがほとんど疑問視している中で、大会組織委員会の森会長の言葉ばかりが鬼気迫ることとなっています。 www.nikkansports.comもうやるかやらないかなどということは問題外、どうやるかだけということですが。 イギリス、…

緊急事態宣言を1か月延長、経済対策などと言ってももう不可能なところも。

2月7日までとされていた東京などの都府県の緊急事態宣言が1か月間延長されるようです。 www.jiji.com この対策としては主に飲食店などの時短営業でした。 経営状態もかなり厳しくなり、さらに1か月というのはもう限界を越えるという声も多いようです。 この…

ミャンマーで軍部がクーデター、軍政を敷き民衆を圧迫するだけの軍部。

ミャンマーで軍部がクーデターを起こし、実権を握ったようです。 www.nikkei.comバイデン米大統領をはじめ、諸国はこれを非難しています。 日本政府は「重大な懸念」と評しており非難の姿勢は若干弱いのでしょうか。 それにしても、かつてインドシナ半島各国…

「日本アニメ誕生」豊田有恒著

日本のアニメと言えば今では世界中に知られるようになっていますが、その最初の頃に関わってきたのが著者の豊田有恒さんです。 SF作家としても知られていますが、日本アニメ創成期のエイトマンやスーパージェッターというアニメの制作に関わってきました。 …

なわとびの思い出

そろそろ雨が降り出すかもしれないので、その前に散歩をしておこうと思い近所を歩いたら、近くの小学校でなわとび大会をやっていました。 それで一気に思いは半世紀前へ。 私の通った高校(神奈川県立S高校)は当時はなわとび大好きな学校で、冬期の体育授業…

「起業 失敗の法則」鈴木健介著

大きな会社に勤めるのでは自分の可能性が活かせないということか、起業というものが注目されています。 若い人でも起業して会社を始めたということがニュースにも取り上げられることもあります。 しかし世の中それほど甘いものではないようです。 本書著者の…