八代市立博物館「未来の森ミュージアム」では冬期特別展覧会として「笠鉾大解剖3」という企画で今秋から開催されていますが、さっそく見に行ってきました。
この「笠鉾」というのは、八代妙見祭で行われる神幸行列の目玉とも言うべきもので、江戸時代から伝わりユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
今でも昔ながらに各町内で保管管理されており、大祭の前には町内で組み立てられています。
現在は全部で9基あるのですが、そのうちの蘇鉄(二之町)と西王母(通町)の2基を部品のまま展示するという企画です。
展示内容は以下のようなものです。
もちろん祭礼の時には組みあがっている状態では見たことがありますが、部品の状態というのは初めて見ました。
近くでも見る機会は無いので、細かい点まで見られるのはまたとない機会と言えます。
所々にやや壊れかかった部分も見えますが、元の造りが素晴らしかったことが見て取れます。
今同じものを造ろうとすると、1基でも数億円かかるという話も聞いたことがあります。
ちなみに、これが今回展示の「蘇鉄」の祭礼時の写真です。
偶然ながら、ちょうどこの蘇鉄笠鉾の町内「二之町」付近を通行しているところでした。
これの部品がバラバラの状態で展示されていました。
見るだけでも良い経験となりました。