爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「食べ放題」でモトがとれるのか

president.jp いろいろな種類の「食べ放題」が人気ですが、そこで「元を取ろう」としても無理だよという話をデータサイエンティストという松本健太郎さんがプレジデントオンラインに書いています。 とはいえ、この文章はよくあるような食品流通の裏情報で、…

「卑弥呼の陵墓 江田船山古墳の真実」荒木信道著

荒木さんは熊本県出身で詳しい経歴は書かれていませんが、おそらく在野の歴史研究者であろうと思います。 江田船山古墳は熊本県玉名郡和水町にある古墳で、そこから出土した七支刀は75文字の漢字が刻み込まれており、他の出土副葬品と共に国宝に指定されてい…

”賀茂川耕助のブログ”より、No.1304モラルなく政情不安定

アメリカ出身の賀茂川耕助さんは、さすがにアメリカの選挙事情にも詳しいようで、民主党の不正選挙はあり得たことだという意見です。 kamogawakosuke.info 大手メディアはトランプ批判が圧倒的ですが、実際に選挙で不正もあり得たことは間違いないようで、そ…

正代関の負傷事故を考える。労働災害の視点から。

大相撲の新大関、正代関が土俵から転落したことで足を負傷、休場という事態になってしまいました。 相撲関係者からは、大関としての自覚を持てだの、出る以上は表情を崩すなだの、精神論ばかりが聞こえ、怒りすら感じます。 その取り組みは逐一見ていました…

香港は民主派排除、もはや中国にとって存在価値がないのか。

香港の議会にあたる立法会の民主派議員の資格剥奪に抗議しすべての民主派議員が辞表を出してしまい、立法会には民主派がいなくなりました。 mainichi.jpアメリカの混乱、その他諸国もコロナ禍で何もできないことを好機としたのかもしれませんが、一国二制度…

コロナウイルス感染第3波?急激に感染者数が増加、医療体制の危機が迫る

ハロウィンから2週間あまり経過、それが関係するのかどうかコロナウイルス感染者が急増し危機感を募らせています。 www.nikkei.comやや緩みが目立ったためでしょうか。 しかし厳しい対策を続けていても経済や国民生活への影響が大きく、もはや緩和は避けら…

大相撲でまたも理不尽な負傷、熊本の希望の星、正代関が足に大怪我。

先場所優勝で大関に昇進し、今場所も期待を背負っていた正代関が小結高安との一戦で勝ったものの土俵外に転落し足を負傷しました。 昨日の取り組みは出てきたもののほとんど力が入らず敗れました。 以前もそういった例があり、あまりにも力士の身体を軽視し…

ファイザーのコロナワクチン開発について、BBCの報道姿勢は冷静

ファイザー株式会社が開発中のコロナウイルスワクチンがかなり有効である可能性が合うということは、日本のニュースでも報じられました。 しかし、そこでは「90%の有効率」であるとか、「来年までに数億回分の供給」といったプラス面のことばかりが取り上…

自殺者急増、特に女性が増えているとか。

このところ自殺者数は減少傾向にあったそうですが、7月から増加、8・9月にはかなりの増加となったそうです。 maidonanews.jp 特に女性の自殺者増加が顕著で、もともと男性に比べればかなり少なかったのですが、その差も縮まっているようです。 この原因に…

「日本人の9割がやっている 残念な健康習慣」ホームライフ取材班編

「体に良い」と思ってやっていることが逆効果だったということはかなりありそうです。 それらを列挙して簡単な説明を施したという本です。 「ホームライフ取材班」というグループの編纂をいうことですが、どういう人々か説明はありません。 「糖質制限ダイエ…

バイデンが政権移行手続きを進めているが、トランプは徹底抗戦

アメリカ大統領選挙ではバイデンが勝利したとして政権移行手続きを進める構えですが、トランプは選挙で不正があったとして訴訟を連発、徹底抗戦の構えです。 そういったトランプの主張の根拠が「郵便投票で不正があった」というものですが、いまだにその具体…

「新約聖書を知っていますか」阿刀田高著

小説家ですが随筆でも多くの作品を書いている阿刀田さんは、「知っていますか」シリーズも何冊も書かれていて、「ギリシア神話を」「コーランを」「旧約聖書を」といった古典・宗教ものもあり、この本もその一つです。 その宗教の信者ではない阿刀田さんです…

GOTOキャンペーンの政府補助の入金が遅すぎるので業者が悲鳴を上げています。

GOTOトラベル、GOTOイートなどのコロナ対策としての観光業や飲食業などの支援策が始まっており、コロナウイルス感染の広がりと引き換えに金は回り始めているようです。 ところが、政府からの補助金がなかなか振り込まれず、業者は悲鳴を上げているという報道…

「国家破産 これから世界で起きること ただちに日本がすべきこと」吉田繁治著

日本は国債などの政府の借金が非常に多く危ないという話はありますが、それほど危険でもないという解説もあり、本当のところはどうなのか難しいのでしょう。 以前からそうであったのが、このコロナ禍でさらに激しくなったのかもしれません。 この本は、投資…

立皇嗣宣命の儀

皇太弟秋篠宮が皇嗣となったということを明らかにする宣命の儀というのが開かれたそうです。 天皇家がその伝統の中で儀式を実施していくことは構いませんが、政府が推進している「年号使用の強制」は国民の生活に密接に関わるために見逃せません。 現天皇に…

日本人の英語力は世界何位というニュースの裏側だそうです。言語社会学者の寺沢拓敬さんの記事。

どうもこの時期に「日本人の英語力は世界で何位、何位下がった」とかいったニュースが流れるような気がしていましたが、その背景が解説されていました。 言語社会学者の寺沢拓敬さんという方が、Yahooニュースに書かれていました。 news.yahoo.co.jpEF Educa…

「官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵」野口雅弘著

「官僚制」の批判という方向性は、この本の出版された2011年当時と現在とではかなり変化してしまったかもしれません。 当時は、民主党政権下で官僚支配というものを政治優先にしようとした政権と官僚が熱い戦い?をしていました。 結果は官僚の勝ちとなった…

アメリカ大統領選挙はバイデンで決まりそうだが、危機が待っているのかも。

アメリカ大統領選挙はまだトランプの法廷闘争が残っているようですが、何とかバイデンで決まるのではと感じます。 しかし、バイデン就任まですんなりいくはずもなく、かなりの危機が予測されているようです。 スタンフォード大学のダニエル・スナイダーとい…

「防災・減災につなげる ハザードマップの活かし方」鈴木康弘編

あちこちで水害が起き、その被害が拡大していますがそんな中で「ハザードマップ」に触れる機会も多くなっているようです。 しかし、その「ハザードマップ」、活かしていくどころかどう見れば良いのかすらあまり知られていないのではないでしょうか。 東日本…

「流行語大賞ノミネート」発表、やはりコロナウイルス感染関係の言葉が多かった

毎年恒例の「流行語大賞」、予選通過?のノミネートが発表されたそうです。 news.yahoo.co.jpやはりコロナウイルス感染拡大に関係した言葉が30語のうち半数の15語にのぼったとか。 その中で、「PCR検査」が当然のように入ってきましたが、そういえば「PCR」…

「池上彰が読む 小泉元首相の『原発ゼロ』宣言」池上彰著

もう今では遠い昔のようにすら感じますが、東日本大震災によって福島第一原発事故が発生し、大きな被害が出たあとには「原発廃止論」が広く語られました。 そして、その中で衝撃的だったのは元首相の小泉純一郎氏が「原発廃止論」を唱えたことでした。 同様…

アメリカ大統領選、予想通りの大混乱、どうなるかまだわからない。

アメリカ大統領選挙では、両者が一方的に事実上の勝利宣言をするというひどい状況になっています。 さらに接戦州ではトランプは訴訟に持ち込むというのも想定されたことでした。 www.fnn.jp 事前の推測では、人によってはこれが訴訟合戦から暴動に発展、さら…

「内田樹の研究室」より「平時と非常時」

内田樹さんは著書が多数韓国でも出版されているせいもあり、韓国でも講演活動をされていますが、今年はそれもままならぬということで、リモートでの講演となったそうです。 そのテーマと言うのが、「ポストコロナの社会」そして「平時と非常時」についてだっ…

鉄道模型の話

この世界の大変な時にどうでもいい呑気な話ですが。 子供の頃から鉄道大好き少年、今でいう「鉄ちゃん」であったということは何回か書いたと思いますが、鉄道模型に熱心であった時期もありました。 小学校6年の時に父がようやく転勤族から卒業し、湘南地方の…

「これから始まる自動運転 社会はどうなる⁉」森口将之著

自動車を自動的に動かしてやろうという自動運転、今も精力的に研究が続けられ色々なニュースが流れてきます。 この本は2017年の出版ですが、どんどんと状況は変化しているようです。 自動運転が生まれた理由としては、高齢者ドライバーの増加やトラック…

いよいよアメリカ大統領選挙投票、しかし混乱必至

アメリカ大統領選挙は11月3日に投票が行われます。 しかし期日前投票や郵便投票が非常に多数なされており、高い投票率になりそうです。 ところが、郵便投票の締め切りが州によっては数日間遅れても良いようになっているため、この点で混乱が起きるのではと言…

「世界の辺境とハードボイルド室町時代」高野秀行、清水克行著

高野さんはアジアからアフリカまで世界の「辺境」と言われるところにあちこち出かけていくのが好きという人ですが、特にアフリカ北東部のソマリアやソマリランドに行きその社会を探ってきました。 しかし、世界の中でも特に危険な地域ということで、他にそこ…

「バイオプラスチック」はぜんぜん環境にやさしくないという記事

表題のような記事が出ていました。 GIZMODOというサイトで、元記事はそのUS版のようです。 www.gizmodo.jp レジ袋有料化というものが始まっていますが、その素材が「バイオプラスチック」であれば無料配布可能と言うことで、使われているところもあるようで…

「縮小都市の挑戦」矢作弘著

「縮小都市」すなわち繁栄していた町が衰退し徐々に人口も減少、縮小していくとしか言いようがない都市です。 日本ばかりでなく世界各国でも問題となっているようです。 この本では、その典型的な例としてアメリカのデトロイト、イタリアのトリノを取り上げ…

「CO2ゼロ加速」だそうで、”技術革新”したところでダメなものはダメ。

我が家でとっている熊本日日新聞の11月1日付け朝刊(我が家は朝刊だけの契約ですが)に載っていた記事に以下のようなものがありました。 (なお、相変わらずネットには一部の記事しか上げられないので、概要は手で書き写します) 「大手電力 CO2ゼロ加速」 …