爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

コロナウイルス感染第3波?急激に感染者数が増加、医療体制の危機が迫る

ハロウィンから2週間あまり経過、それが関係するのかどうかコロナウイルス感染者が急増し危機感を募らせています。

www.nikkei.comやや緩みが目立ったためでしょうか。

しかし厳しい対策を続けていても経済や国民生活への影響が大きく、もはや緩和は避けられないものだったのかもしれません。

 

そもそも、ヨーロッパ各国のような都市封鎖、日本の接触自粛で感染症を押さえ込むというのはどういうことでしょうか。

 

スウェーデン方式?の自然免疫獲得を目指すということではありません。

感染者は検出次第隔離するということは、まったく感染していない人はできるだけウイルスに近づけないようにするということです。

 

これは、逆に言えば「ウイルス感染の処女地を多く残す」ことに他なりません。

隔離している間に感染者の体内では免疫によりウイルスは完全に消滅することを期待しています。

そして完治してしまえば「ウイルス感染処女地」と交わらせてももはや感染することはないというのが望ましいシナリオであり、それに沿った対策です。

 

しかし、どうやら「完治」が「ウイルス消滅」につながっていないようです。

機械的にウイルス非検出となって一定期間経過すればウイルス消滅ということを規定しているわけですが、どうやら一部の感染回復者の中にはウイルスを保持したままの人もいるようです。

 

こういった人々が、一応完治者として未感染者の中に放たれれば一気に感染が再拡大するということでしょう。

 

それが起きないようにするには、ワクチン開発が完了し全員に接種できるまで感染者の完全隔離と都市封鎖またはそれに準じる自粛を続けるしかないのでしょうか。

ただし、これもワクチンの有効性がどれほど確保できるかにかかります。

報道されたように、ファイザーの開発ワクチンの有効性が90%というのは素晴らしい性能ですが、それでも10%も無効者が出現するのでは完全な抑え込みは難しいのでしょう。

 

まだまだコロナ禍と言わざるを得ない状況は続くようです。

そしてさらに経済の沈滞、多くの企業倒産、失業者増加、そして自殺者の増加まで一連の社会崩壊が続くことになります。