安倍前首相の「桜を見る会」への地元支持者招待の時、東京のホテルでの前夜祭の費用が安すぎるということは問題となりましたが、ようやくその時のホテルの会費の領収書があり、それは実際の参加者が払った会費よりかなり高い金額であったことが確かめられました。
これが事実であったとしても、生じる刑事的問題は政治資金規正法の不記載ですが、それよりはるかに大きい問題は、発覚当時に安倍が国会でずっと言い続けていたことが「すべて嘘」であったことです。
これがもし仮にすべて秘書などの行為にとどまり安倍の知らないことであったとしても、問題が持ち上がった時にすべてを自発的に調査し明らかにする義務がありますが、それをしたのかどうかに関わらず、少なくとも国会答弁で真実を語らなければなりません。
それをしなかったということで、彼の言動にはすべて疑問が付きまとうということになります。
これが、あの長期政権の間のすべての問題、森友、加計学園、その他の「個人のスキャンダル」に付いて回るということは明らかです。
政治上の問題でやむを得ず虚偽の言動をするということは、政権担当者であれば少なからず出てくることかと思いますが、安倍政権では「安倍とその周辺」の単なる利益に関わる問題が多すぎました。
そして、その一つ一つで発する言動が真実ではないという疑いが強くありました。
自殺をした赤木さんにまつわる疑惑もあります。
膿をすべて出し切れば、安倍は議員辞職程度では済まなくなりますが、さすがに現在の番頭政権ではそこまではできないでしょうが。