現在の熊本県の蒲島知事が就任直後に建設凍結を決めた川辺川ダムは、今年7月の球磨川水害の被害が甚大だったことで、また建設願望の声が強まり、知事も建設復活を表明する見込みとなっています。
それに対し、副知事であった小野泰輔氏が西日本新聞で語りました。
this.kiji.isダムがあれば今回の水害被害は少なく抑えられたとは考えているそうですが、やはり行政不信というものが強すぎるのがダム反対論の元になっているという認識です。
熊本県内の住民の意見を聞くということを知事は各地で行いましたが、反対賛成双方の意見があるようです。
しかし、やはり現在は建設へと言う動きが強いのでしょう。
ただし、今回の豪雨ではもしも川辺川ダムがあればという仮定で洪水の規模縮小と言う計算ができましたが、次の豪雨でどうなるかはまったく分からないということが分かっていない人が多いようです。
そのためにあと何千億もの費用を掛けるのか。
どこまで金が続くかの方が問題になるような気がします。
なお、小野氏は蒲島知事の東大教授時代の教え子で、知事就任後に副知事になりましたが、今年の東京都知事選に出馬するために辞任しました。