小林製薬による紅麹事件の原因究明が続いていますが、製造ラインからアオカビが検出されたとしています。
www.youtube.comアオカビの作るプベルル酸が腎障害を起こすということからそれで事態を収めたいとでも言うかのようです。
どうも紅麹培養の固体培養装置というのがどういったものか想像ができないのですが、清酒などの麴製造のように簡単な箱を並べるだけというものであれば雑菌混入は避けられませんが、清酒麹ではせいぜい2日間培養ですので、他の菌は入ったとしてもそれほどは増殖できません。
しかしこの紅麹の場合はかなり長期間培養したということですが、それを同様の設備でやっていたのかどうか。
そうだとすると非常に危険なものだったと言えるでしょう。
ただし、その製造で菌混入(コンタミネーション)があったとしても、毎回の製造のたびに同様のコンタミがあったということでしょうか。
いくらぼんくらの技術者でもそれに気が付かないということは無いと思うのですが。
私もかつて工場や研究所勤務の折には様々な微生物培養を行いましたが、時には雑菌汚染によるコンタミというものに悩まされました。
しかしそれに気が付かないということはあまりなかったことです。
見た目の異常もありますが、臭いなどが微妙に変わるのは顕著であり、すぐに勘付くものでした。
特にこのような長期間培養で十分に生育させた場合にははっきりするのでは。
どうも紅麹そのものの危険性には触れたくないといった思惑が感じられます。