爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

環境資源

人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に、完全養殖に進めるか。

「人工孵化させたウナギ稚魚が成魚に育った」という記事が出ていました。 こういった記事は、ともすれば誇張されて書かれていることもあり、実際はまだ関門が多いということもあるのですが、今回は確かな情報のようです。 www.nikkei.com この件については、…

プラスチックごみが問題なのは分かるけれど、それが「レジ袋有料化」というのはね。

G20エネルギー・環境相会議というのが開かれているそうですが、そこで日本が「レジ袋有料化政策の早期実施」を表明したそうです。 this.kiji.is「東京オリンピックを意識して」というのも意味不明ですが、「使い捨てプラスチックの25%削減」と「レジ袋有…

ヘリウムの供給困難で研究や産業に打撃

「ヘリウム」の供給が減少し、研究機関などに大きな影響が出ているようです。 headlines.yahoo.co.jp 様々な用途に用いられているヘリウムは、天然ガスから製造されているために多くはアメリカから供給されていたそうですが、アメリカが戦略物資としての位置…

環境省が出す施策にろくなものはない。「レジ袋有料化法案」

「海洋のプラスチックゴミ汚染」を防ぐために「レジ袋有料化」を義務付ける法律を作成する方針だとか。 this.kiji.is ニュースでもやっていましたので、様々な画像が添えられていましたが、それを見ていると「レジ袋」に入れる商品の大半は膨大な量のプラス…

プラスチックゴミ問題、回収や処理が問題か、

海に多くのプラスチックゴミが漂い、生物の体内にも取り込まれていると言った問題が大きく取り上げられるようになっています。 その回収率の低さや、処理の問題、途上国にゴミを輸出すると言ったことが言われています。 toyokeizai.netたしかに、ポイ捨てな…

「マグマの地球科学 火山の下で何が起きているか」鎌田浩毅著

火山学者として有名な鎌田さんの本はこれまでにも読んでいますが、「マグマ」そのものについて詳しく説明されている本書は、非常に興味深い内容です。 別の本で、「マグマはプレート運動で海水がマントルと触れ合ってできる」ということを知り驚きました。 …

FOOCOM.NET専門家コラムより、白井洋一さんの「どうなる日本の有機農業、伸びない栽培面積」

2006年に議員立法で成立した、「有機農業の推進に関する法律」はおおむね5年に一度基本方針を見直すとされており、2014年に第1回の見直して「次の5年で2倍」という目標が掲げられました。 しかし、2013年に2万ヘクタール(0.4%)であった栽培面積は2017年に…

IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)が報告書「動植物100万種が絶滅危機」

IPBES(略称も覚えられないが、正式名称はもっと難しい)が、「動植物100万種が絶滅危機」という報告書を発表したそうです。 www.asahi.comそれによれば、人間活動で世界の海域の66%が影響を受け、湿地の85%が消滅、16世紀以降に少なくとも680…

西尾道徳さんの「環境保全型農業レポート」より、「世界人口の半分は化学肥料窒素で養われている」

日本では有機農業というと「安全安心」ばかりが言われる傾向が強いのですが、欧米では環境保全の観点から有機農業を推進する方向に向けられるという、本来の有機農業の意図に沿ったことが言われているようです。 ただし、それが強調されるあまり、有機農業に…

「地球的問題の政治学」中村研一著

現代の地球の懸案である問題は、どれもが地球的規模のものであり、小さな国がそれぞれ対応したとしても解決は難しいものです。 しかし、それに対して全地球的に対応しようとしてもその組織自体が存在しないことも多く、何もできていない状態であると言えるで…

「地球温暖化の防止のために、できることから一つずつ」って、かなり嫌いなセリフ

たまたま散歩を兼ねてスーパーに買い物に出かけたのですが、そこの館内アナウンスで流れていたのがこのセリフでした。 「地球温暖化防止のために、できることから一つずつ」その続きは聞きませんでしたが、多分マイバッグの使用を勧めるのでしょう。 なぜこ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1247 人類存続へ有機栽培転換を

今回の賀茂川さんブログは「有機栽培」への転換が人類の存続にも関わるという主張です。 kamogawakosuke.info現在の地球では多くの生物が次々と絶滅しており、賀茂川さんはそれに農薬などが関わっているため、有機栽培への転換が必要だと言うことです。 これ…

「再読:石油文明はなぜ終わるか」田村八洲夫著、石井吉徳監修

5年ほど前に購入し読んだ本ですが、この内容に関する考えをまとめる必要があったために、再読しました。 sohujojo.hatenablog.com 著者の田村八洲夫さんは、本書出版当時は「もったいない学会」副会長ということでしたが、現在は理事ということです。 「も…

「日本の海はなぜ豊かなのか」北里洋著

日本の沿岸は、乱獲で獲れなくなった魚種が多いのはともかく、非常に様々な生物に富んでいるらしいということは感じていました。 地中海などは海藻もあまり生えず生物に乏しいと言うことも聞いたことがあります。 しかし、本書によるとその感覚は正しく、2…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1245 気候変動各国共通の問題

賀茂川耕助さんのブログ、ダボス会議でも気候変動と言うことが話題になったということです。 kamogawakosuke.infoダボス会議と言えば、「世界の1%の富裕層の会議」 グローバル大企業などが会費を出し、政府首脳や大企業代表が集まって好き勝手な話をすると…

政府は全省庁の食堂などでの使い捨てプラスチックを禁止、カッコだけの対策は環境省の体質か?

政府は4月から全省庁の食堂などでの使い捨てプラスチックの使用を禁止するということです。 プラスチックゴミの海洋汚染などを防ぐためということでしょう。 おそらく環境省の小役人の発想なのでしょうが、それで何が防げるのか、カッコだけの対策と言わざ…

IWC(国際捕鯨委員会)脱退へ 脱退して何をしたいの

IWC(国際捕鯨委員会)を日本は脱退するという報道がされています。 それで商業捕鯨再開と書かれているものもありますが、どうもそう簡単な話ではないようです。 漁業資源管理について多くの発信をしている勝川俊雄さんがツイッターで書かれているものが参考…

マイクロプラスチックの有害性が強調される レジ袋とストローだけ目の敵にすれば良いの?

マイクロプラスチックと呼ばれる、廃棄されたブラスチックの破片が人体にも有害であるということが強調されています。 marineplastic.net その対策?として、レジ袋の制限やレストランなどでのプラスチック製ストローの廃止といったものが話題になっています…

「重金属のはなし 鉄、水銀、レアメタル」渡邉泉著

金属というと、鉄やアルミを始め多くの元素のことを指します。 その中でも比重の重いものを「重金属」と呼びます。 定義としては鉄より比重が重い金属元素ということですが、アルミやナトリウムなどの軽金属以外のものを指すということです。 これら重金属は…

ズワイガニ解禁 しかし3年後には水揚げ半減という予測

日本海側の冬の味覚の代表格と言われるズワイガニが11月6日から解禁、さっそく多くの漁船が出漁したようです。 headlines.yahoo.co.jp ただし、その生息数の予測から、3年後には漁獲量が半減するということです。 理由はよくわからないようですが、稚ガ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1235 地球温暖化抑制へ努力を

賀茂川耕助さんのブログ、今回は地球温暖化抑制のために石油等への補助金支出の停止をと言うことです。 kamogawakosuke.info 記事によれば、石油石炭等の使用のために先進国を中心として年間およそ1000億ドル(11兆円)以上を支出しているそうです。 …

アメリカのイラン制裁、石油禁輸は当面回避

アメリカがこれまでで最強と称するイラン制裁を発動しますが、石油の全面禁輸は避けるということです。 www.yomiuri.co.jpただし、これも期限付きの話で、その後は禁止ということです。 これについては、田中宇さんの「国際ニュース解説」では、「アメリカは…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1234 ”資本”よりも経済成長か

最近はあまり「賀茂川耕助のブログ」を取り上げていなかったのですが、久々に ”資本”よりも経済成長かという記事です。 kamogawakosuke.info「資本」と言っても、金融の資本ということではなく、社会のよって立つところの資本、化石燃料や資源、水や熱帯雨林…

原油価格高騰 シェールオイルはどこへ行ったの

原油価格の乱高下が続き、それでも価格上昇基調は変わらないようです。 その理由としては、トランプ外交の影響でイラン原油の取引停止に加え、サウジアラビアの記者殺害事件の影響も危惧されるとか。 jp.sputniknews.com しかし、おかしいと思いませんか。 …

プラスチックのゴミ対策が叫ばれる中で、バイオプラスチックも注目される

海洋などのプラスチック汚染のひどさが改めて注目され、その対策としてストローの使用禁止、レジ袋の削減など(どちらもセコい対策!)が言われていますが、そこで注目されるのが「バイオプラスチック」と呼ばれる、植物を原料とするプラスチックです。 http…

九州電力が太陽光発電の電力を一時停止

九州電力は13日に太陽光発電の電力が限度を越えて供給され、需給バランスが崩れ大停電になる危険性があるとして、太陽光発電事業者に「出力制御」を実施しました。 www.yomiuri.co.jp この前の北海道の地震の際に、発電所の被災で電力供給が急減し、全道停電…

蓄電池について

私は蓄電池などにはまったくの素人ですが、これからの時代の電力やエネルギーにはこれが非常に大きな役割を果たすと思います。しかし、その影響の大きさの割には現状や将来に関して情報があまりにも少ないようです。 研究開発も鋭意進められていますと言うば…

一見普通の発言のようだが、「環境大臣 レジ袋の有料義務化」

新任での環境大臣ですが、次のような発言をしています。 mainichi.jp プラスチックのゴミによる汚染が問題ということもあっての発言でしょうが、実はこの前の環境大臣、中川雅治も以前から繰り返し主張していたようです。(今回調べ直して初めて知りました)…

「〈石油〉の終わり エネルギー大転換」松尾博文著

著者の松尾さんは現在は日本経済新聞の編集委員兼論説委員、東京外語大アラビア語科を出て日経新聞社入社、中東での勤務も経てエネルギー問題の専門家という人です。 石油の行末はやはり縮小に向かうという判断でしょうか。 その代りが、シェールオイル、天…

「正しく理解する気候の科学」中島映至、田近英一著

地球温暖化ということをめぐっては、多くの論争がされていますが、公式にはIPCCの見解を日本政府も採用していることになっています。 この本は、東京大学のお二人が地球環境について古代の歴史からごく近い時代の変動まで、様々な面から解き明かしています。…