爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

環境資源

「地球的問題の政治学」中村研一著

現代の地球の懸案である問題は、どれもが地球的規模のものであり、小さな国がそれぞれ対応したとしても解決は難しいものです。 しかし、それに対して全地球的に対応しようとしてもその組織自体が存在しないことも多く、何もできていない状態であると言えるで…

「地球温暖化の防止のために、できることから一つずつ」って、かなり嫌いなセリフ

たまたま散歩を兼ねてスーパーに買い物に出かけたのですが、そこの館内アナウンスで流れていたのがこのセリフでした。 「地球温暖化防止のために、できることから一つずつ」その続きは聞きませんでしたが、多分マイバッグの使用を勧めるのでしょう。 なぜこ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1247 人類存続へ有機栽培転換を

今回の賀茂川さんブログは「有機栽培」への転換が人類の存続にも関わるという主張です。 kamogawakosuke.info現在の地球では多くの生物が次々と絶滅しており、賀茂川さんはそれに農薬などが関わっているため、有機栽培への転換が必要だと言うことです。 これ…

「再読:石油文明はなぜ終わるか」田村八洲夫著、石井吉徳監修

5年ほど前に購入し読んだ本ですが、この内容に関する考えをまとめる必要があったために、再読しました。 sohujojo.hatenablog.com 著者の田村八洲夫さんは、本書出版当時は「もったいない学会」副会長ということでしたが、現在は理事ということです。 「も…

「日本の海はなぜ豊かなのか」北里洋著

日本の沿岸は、乱獲で獲れなくなった魚種が多いのはともかく、非常に様々な生物に富んでいるらしいということは感じていました。 地中海などは海藻もあまり生えず生物に乏しいと言うことも聞いたことがあります。 しかし、本書によるとその感覚は正しく、2…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1245 気候変動各国共通の問題

賀茂川耕助さんのブログ、ダボス会議でも気候変動と言うことが話題になったということです。 kamogawakosuke.infoダボス会議と言えば、「世界の1%の富裕層の会議」 グローバル大企業などが会費を出し、政府首脳や大企業代表が集まって好き勝手な話をすると…

政府は全省庁の食堂などでの使い捨てプラスチックを禁止、カッコだけの対策は環境省の体質か?

政府は4月から全省庁の食堂などでの使い捨てプラスチックの使用を禁止するということです。 プラスチックゴミの海洋汚染などを防ぐためということでしょう。 おそらく環境省の小役人の発想なのでしょうが、それで何が防げるのか、カッコだけの対策と言わざ…

IWC(国際捕鯨委員会)脱退へ 脱退して何をしたいの

IWC(国際捕鯨委員会)を日本は脱退するという報道がされています。 それで商業捕鯨再開と書かれているものもありますが、どうもそう簡単な話ではないようです。 漁業資源管理について多くの発信をしている勝川俊雄さんがツイッターで書かれているものが参考…

マイクロプラスチックの有害性が強調される レジ袋とストローだけ目の敵にすれば良いの?

マイクロプラスチックと呼ばれる、廃棄されたブラスチックの破片が人体にも有害であるということが強調されています。 marineplastic.net その対策?として、レジ袋の制限やレストランなどでのプラスチック製ストローの廃止といったものが話題になっています…

「重金属のはなし 鉄、水銀、レアメタル」渡邉泉著

金属というと、鉄やアルミを始め多くの元素のことを指します。 その中でも比重の重いものを「重金属」と呼びます。 定義としては鉄より比重が重い金属元素ということですが、アルミやナトリウムなどの軽金属以外のものを指すということです。 これら重金属は…

ズワイガニ解禁 しかし3年後には水揚げ半減という予測

日本海側の冬の味覚の代表格と言われるズワイガニが11月6日から解禁、さっそく多くの漁船が出漁したようです。 headlines.yahoo.co.jp ただし、その生息数の予測から、3年後には漁獲量が半減するということです。 理由はよくわからないようですが、稚ガ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1235 地球温暖化抑制へ努力を

賀茂川耕助さんのブログ、今回は地球温暖化抑制のために石油等への補助金支出の停止をと言うことです。 kamogawakosuke.info 記事によれば、石油石炭等の使用のために先進国を中心として年間およそ1000億ドル(11兆円)以上を支出しているそうです。 …

アメリカのイラン制裁、石油禁輸は当面回避

アメリカがこれまでで最強と称するイラン制裁を発動しますが、石油の全面禁輸は避けるということです。 www.yomiuri.co.jpただし、これも期限付きの話で、その後は禁止ということです。 これについては、田中宇さんの「国際ニュース解説」では、「アメリカは…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1234 ”資本”よりも経済成長か

最近はあまり「賀茂川耕助のブログ」を取り上げていなかったのですが、久々に ”資本”よりも経済成長かという記事です。 kamogawakosuke.info「資本」と言っても、金融の資本ということではなく、社会のよって立つところの資本、化石燃料や資源、水や熱帯雨林…

原油価格高騰 シェールオイルはどこへ行ったの

原油価格の乱高下が続き、それでも価格上昇基調は変わらないようです。 その理由としては、トランプ外交の影響でイラン原油の取引停止に加え、サウジアラビアの記者殺害事件の影響も危惧されるとか。 jp.sputniknews.com しかし、おかしいと思いませんか。 …

プラスチックのゴミ対策が叫ばれる中で、バイオプラスチックも注目される

海洋などのプラスチック汚染のひどさが改めて注目され、その対策としてストローの使用禁止、レジ袋の削減など(どちらもセコい対策!)が言われていますが、そこで注目されるのが「バイオプラスチック」と呼ばれる、植物を原料とするプラスチックです。 http…

九州電力が太陽光発電の電力を一時停止

九州電力は13日に太陽光発電の電力が限度を越えて供給され、需給バランスが崩れ大停電になる危険性があるとして、太陽光発電事業者に「出力制御」を実施しました。 www.yomiuri.co.jp この前の北海道の地震の際に、発電所の被災で電力供給が急減し、全道停電…

蓄電池について

私は蓄電池などにはまったくの素人ですが、これからの時代の電力やエネルギーにはこれが非常に大きな役割を果たすと思います。しかし、その影響の大きさの割には現状や将来に関して情報があまりにも少ないようです。 研究開発も鋭意進められていますと言うば…

一見普通の発言のようだが、「環境大臣 レジ袋の有料義務化」

新任での環境大臣ですが、次のような発言をしています。 mainichi.jp プラスチックのゴミによる汚染が問題ということもあっての発言でしょうが、実はこの前の環境大臣、中川雅治も以前から繰り返し主張していたようです。(今回調べ直して初めて知りました)…

「〈石油〉の終わり エネルギー大転換」松尾博文著

著者の松尾さんは現在は日本経済新聞の編集委員兼論説委員、東京外語大アラビア語科を出て日経新聞社入社、中東での勤務も経てエネルギー問題の専門家という人です。 石油の行末はやはり縮小に向かうという判断でしょうか。 その代りが、シェールオイル、天…

「正しく理解する気候の科学」中島映至、田近英一著

地球温暖化ということをめぐっては、多くの論争がされていますが、公式にはIPCCの見解を日本政府も採用していることになっています。 この本は、東京大学のお二人が地球環境について古代の歴史からごく近い時代の変動まで、様々な面から解き明かしています。…

”無農薬栽培”って表示はちょっと問題。

テレビで熊本版ローカル番組を見ていましたら、とあるスーパーマーケットからの中継放送。 そこに堂々と「無農薬栽培」と表示。 実は「無農薬栽培」という表示はまずいんです。 ウィキペディアより 1960年代後半から徐々に消費者心理の不安が台頭し、再び農…

「IT汚染」吉田文和著

「IT汚染」とはちょっと広い範囲の言葉のようですが、ここでは「半導体企業の製造工場などの環境汚染」と「IT機器の廃棄」の問題を扱っています。 というのも、やや古い出版で2001年の発行ですので、まだ日本国内でも半導体企業が製造を盛んに実施してお…

気象庁が「30年に一度以上の異常気象」 だからどうだって言うの

7月の天気を振り返り、気象庁の予報官が「30年に一度以下の頻度で起こる異常気象」だと語ったそうです。 news.biglobe.ne.jp だからどうだと言うのかどうか、と思ったらその中ではもちろん「地球温暖化が進んでいるので」とおっしゃったとか。 私は別に専門…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1225 海洋プラスチックごみ

もはや何の力もないことが明らかになっているG7ですが、その場でこのような恥さらしな出来事があったということは、賀茂川さんの指摘を見るまで気が付きませんでした。 kamogawakosuke.info関税をめぐるアメリカと他国の争いばかりが話題となっていましたが…

サンゴの白化現象はプラスチックのせい?

サンゴの白化現象という、サンゴと共生関係にある褐虫藻が死んだり離れたりすることで、サンゴ礁が白くなりやがては死滅してしまうという現象があります。 moriken23.com この原因は何か、いろいろの学説がありますが、今回、最近話題のマイクロプラスチック…

水害の被害者は二酸化炭素大量発生者を訴えて損害賠償を求めることができるか。

今朝の記事の関連です。 環境庁や国立環境研などでは、二酸化炭素温暖化が異常気象の原因であることは間違いないようなことを言っていますが、それでは今回の水害の被害者、遺族や家を破壊された人びとは、二酸化炭素の大量排出者や、自動車を不要不急で乗っ…

今度の水害は温暖化のせい? TBS”サンデーモーニング”の報道に「環境問題を考える」の近藤邦明さんが激怒

広範囲に大規模な水害を起こした西日本豪雨について、日曜日のTBS系の朝の番組「サンデーモーニング」で地球温暖化の影響という決めつけが為されたということです。 「環境問題を考える」というサイトで以前から二酸化炭素温暖化説に対してその矛盾と不備を…

「生態学が語る東日本大震災」日本生態学会東北地区会編

様々な生物の分布などを研究する生態学は、地域の実態調査を繰り返し行い、その生物種や生態を研究していくのですが、この本を書いた「日本生態学会東北地区会」の皆さんは、その研究対象として、東北地方太平洋岸を扱ってきた人が多数居ました。 その研究対…

「グリーン資本主義」佐和隆光著

まあ題名だけ見れば、環境と資本主義の折衷案という感じのものかなというところでしょうか。大体そのようなものです。 著者の佐和さんは、京大名誉教授にして滋賀大学前学長、かなり偉い方のようです。 そんな人でも、社会の連中が環境保護の世界の大勢に背…