爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政治経済

「魚が食べられなくなる日」勝川俊雄著

著者の東京海洋大学勝川さんは、水産資源管理がご専門ということで、他の著書を読んだこともあり、またツイッターでは色々と情報発信をしておられます。 本屋でこの本を見かけ、パラパラと見たところ一般向けに水産資源の問題について解説されているものと思…

トランプ大統領、NATO各国に軍事費増額を要求

トランプはNATO会合に出席、軍事費支出を増やそうとしないヨーロッパ各国を脅迫、GDP比2%どころか4%を要求したそうです。 jp.reuters.comなお、上記のロイター記事には「防衛費」となっているけど、これはやはり「軍事費」でしょう。どこが防衛なんやら…

「日本政治とメディア テレビの登場からネット時代まで」逢坂巌著

長期化した政権のおごりからか、テレビ報道などでの政治の扱いに政権が文句をつけるといった事例が目立つようになっていますが、テレビ登場の頃にはほとんど政治に関する放送はなく大した影響もないものでした。 しかし、テレビ放送の影響力はどんどんと増し…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1224広がるポピュリズム

ポピュリズムとは、「大衆迎合主義」とも訳されるように、あまり好意的な意味では使われていません。 賀茂川耕助さんのブログでも、「トランプ氏が大統領になった頃から目にするようになった」としている通り、トランプがポピュリズムそのもののように言われ…

年金等の運用先、国内株が40兆円を越えた

GRIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、公的年金等を運用している機関の運用先で、国内株の比率が25%を越え40兆円だそうです。 www.nikkei.comその運用額が全体で160兆円というのも驚きですが、それをなんと株式市場に注ぎ込んでいるということがなぜ…

「戦後日本経済史」野口悠紀雄著

第2次世界大戦で敗れた日本は、占領軍によって農地改革や財閥解体などの民主化改革を受け、軍備増強ではなく経済成長に集中することができたために、戦後の復興と高度経済成長を果たすことができたというのが、標準的な見解でしょう。 しかし、大蔵官僚とし…

米朝会談の本当のところは、トランプの心の底にあるものは、副島隆彦さんの学問道場より

著書も一冊読ませていただいたことのある、評論家の副島隆彦さんのブログ「学問道場」にはなかなか興味深い記述がありますが、今回の指摘は非常に考えさせられるものでした。 副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場 - 重たい掲示板 学問道場の中の「重たい…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1223 変わる米国の覇権体制

アメリカが握っていた世界の覇権というものを、自ら手放そうとしているとする意見を述べている人も目立ちますが、今回の賀茂川耕助さんのブログでもそう主張しています。 kamogawakosuke.info 意外に思う方も居るかもしれませんが、トランプ大統領が「アメリ…

「異次元緩和の終焉 金融緩和政策からの出口はあるのか」野口悠紀雄著

アベノミクスの欺瞞性と犯罪性については、このブログの中であれこれと書いてきましたが、あくまでも経済は素人の私が色々な情報を総合して判断したものが中心です。 しかし、この野口さんの本を読むと、そういった私の推論と同じような議論が、しかも当然な…

「戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか」小菅信子著

日本は周辺国との間に軋轢を抱えていますが、これらは第二次世界大戦とそこまでの日中戦争、さらに植民地支配と言うところから生まれた問題と言うことができます。 しかし、そのような問題は日本とアジア各国との間だけにあるものではなく、世界中の様々な国…

「もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する」カレル・ヴァン・ウォルフレン著

オランダ出身の国際政治学者、ウォルフレンさんが、日本の政治・外交についての評価を記した、2006年出版の本です。 当時は小泉首相がその職にあり、度重なる靖国神社参拝で特に中国・韓国の反発を招いていました。 本書題名に示されている「鎖国」とは…

議員の程度の低さには今更ながら恐れ入る 参考人に対して下劣なヤジ

自民党の穴見衆議院議員が、受動喫煙防止について審議している委員会に招致されて発言した参考人に対し「いいかげんにしろ」という下劣なヤジを飛ばし、批判を受けたので謝罪したそうです。 www.asahi.com 参考人として発言していた方は、日本肺がん患者連絡…

こんな問題法案を通すための国会延長とは

1ヶ月間の国会会期延長が決まりました。 blogos.com 実は、安倍は自らのスキャンダル追求を抑えるために国会会期は延長しないと言う方針だったのが、先日の世論調査で内閣支持率が上がったために大丈夫とふんで延長したという話です。 その行為自体、国民を…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1222民主主義取り戻すには

賀茂川耕助さんのブログ、最新タイトルは「民主主義を取り戻すには」です。 kamogawakosuke.info 安倍が政権を取り戻す際のフレーズで「日本を取り戻す」と言う文句には不快感しか感じませんでした。 誰から何を取り戻すのか、取り戻すと称する者はだれなの…

河野洋平さんの発言に総攻撃、それほど大した事を言ったようでもないのに。

元衆院議長などを歴任した河野洋平氏が、北朝鮮問題について拉致問題だけを優先するのではなく、国交正常化なども考えるべきと発言した問題に付き、安倍首相も発言。 www.sankei.com 他のメディアやネット発言などでは、「圧殺」と言えるほどの攻撃を受けて…

さてどうするのかな 北朝鮮は予想通り「拉致問題は解決済み」と主張

米朝会談を大成功と主張するトランプとキムですが、日本の存在が邪魔者になりそうです。 www.sankei.com 直接金委員長に会いに行っても拉致問題解決に前進をと意気込む首相ですが、予想通りの北朝鮮の反応でしょう。 アメリカや韓国がいくら北朝鮮と和解して…

民法改正 成人年齢を18歳へ ただし、かなり変なところも

民法改正が議決され、明治以来20歳であった成人年齢を18歳にするということになりました。 www.nikkei.com まあ選挙権は先行して18歳からになっているので、いずれはこうなるとは思いましたが。 ただし、すべてを18歳とするのではなく、飲酒、喫煙、…

米朝首脳会談 蜜月のイメージ先行だが具体的な中身はなし

www.asahi.com 世界中の注目を集めたトランプと金正恩のシンガポール会談の一日が終わり、蜜月とも言えるイメージを打ち出し成功と主張しています。 しかし、非核化を進めると言ってもその具体策はなく、制裁解除、経済支援といった話も決まっていないようで…

「内田樹の研究室」より、”カジノについて”

「内田樹の研究室」続けての記事は「カジノについて」です。 カジノについて (内田樹の研究室) ある地方新聞に書かれたコラムだそうですが、他の地方では眼にすることは無いということで掲載されています。 カジノ開設を主とするIR法案が成立しようとしてい…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで NO.1221 米国こそならず者国家

「ならず者国家」とはアメリカ自身が頻繁に使っている言葉ですが、それはアメリカにこそふさわしいというのが賀茂川さんの主張です。 kamogawakosuke.info すでに1990年代には北朝鮮、イラク、イラン、アフガニスタン、リビアを「ならず者国家」(rogue stat…

G7サミットで「欧米間の裁定役」?安倍が活躍?した成果がこれか。

(このブログでは、メインの読書記録などを1日1題、時事関係をあれば1題といったペースで更新していますが、G7やら米朝会談やらで大変な時期ですので、緊急事態ということで、なにか起こればすぐ更新ということにしておきます) G7サミットでは集結後も大変…

「内田樹の研究室」より、”韓国のネットメディアからのインタビュー”

「内田樹の研究室」、最近少し更新がなかったのですが、ようやく新しい記事が出ました。 韓国のネットメディア「ニューストップ」と言うところからインタビューがあり、それに答えた内容です。 なかなか面白いことを聞き、それに対して内田先生の答えも面白…

「不道徳な見えざる手」ジョージ・アカロフ、ロバート・シラー著

「見えざる手」といえば、自由市場というものを信奉し、それに任せることが自由主義経済を最もうまく動かすのだという信念のようなものだと思っていました。 まあ、かなり怪しいのではないかと疑ってもいましたが。 これは、市場に関係するすべての人が最良…

日米貢物会談、やはり多額の上納金が

G7の前に寄り道をして、何をしてくるかと思えば拉致問題は忘れませんと言うリップサービスを貰っただけ。 そのために数千億円の上納金を貢いだようです。 www.nikkan-gendai.com 日刊ゲンダイが紹介していますが、戦闘機や航空機など数十億ドルを献上したと…

南海トラフ地震の被害額は最悪の場合1400兆円 と土木学会が発表?

100~200年ごとに起きると言われる南海トラフ地震の発生が近づいているという予測がされていますが、その被害額は最悪の場合1400兆円に達し、日本は経済だけでなく国そのものの存続も危ぶまれると言う危険性があるということが、「土木学会」により発表され…

恥も外聞もない安倍首相のトランプ詣で

G7開催の直前に、安倍首相はアメリカを訪れトランプに懇願の会談をしたそうです。 しかし、あまりにも恥ずかしいためか、あまり報道も無く取扱は軽いようです。 toyokeizai.net 何度も日米首脳会談を繰り返しているとはいえ、その成果はほとんど上がらず、鉄…

もう一つの「第三の敗戦」田中良紹さんの面白い着目

「第三の敗戦」という言葉はこれまでにも何度も使われているようで、いずれも文句なしの敗戦であった太平洋戦争敗戦と同じほど現在の状況が厳しいということを表現するためにそう表現されています。 ジャーナリストの田中良紹さんが発表された文章は、今度の…

「骨太の方針」っていったい何のつもり。

またコリもせず「骨太の方針」と言う名をつけて政策発表のようです。 mainichi.jp 社会保障費の抑制だけしかできずに、何が”骨太”やら、よくも恥ずかしくもなくその名を使えるものです。 骨太の方針とは、2001年に当時の小泉内閣が、規制改革と財政再建…

地上イージス、果たして必要となるのでしょうか

ミサイル防衛システムとして導入が押し付けられた(トランプ訪日のお土産)地上イージスの設置場所には秋田付近が最適と言うことです。 www.sankei.com もちろん、これを設置すれば攻撃目標になるのは明らかですから地元の反対も予想されますが、それに対し…

「歴史に学ぶもの逆らうもの」吉岡吉典著

著者はすでに亡くなっていますが、共産党の中央委員会委員で参議院議員としても長く活躍されていた人です。 この本は1988年の出版、ちょうど昭和天皇が亡くなり平成に入った頃のことです。 昭和天皇の病状悪化から危篤、逝去までの世相というものは、も…