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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

政治経済

「ピケティ入門 「21世紀の資本」の読み方」竹信三恵子著

格差社会を扱った評判の書、トマ・ピケティの「21世紀の資本」は大ヒットとなり世界中で読まれているのですが、経済ジャーナリストであった竹信さんから見ると「本当に読んで理解されているのか」が不安となるものでした。 もしかしたら、全体を読んでの感想…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1185 北朝鮮の核保有背景

4月29日に北朝鮮は弾道ミサイル発射を行ない、空中爆発を起こし失敗したと見られますが、北陸新幹線や東京地下鉄が一時停止したということをニュースでも流していました。 私もこの反応には違和感を覚えたのですが、賀茂川耕助さんは「危機をあおるものだ」…

「福島原発事故はなぜ起こったか 政府事故調核心解説」畑村洋太郎・安部誠治・渕上正朗著

著者の御三方は東日本大震災時の福島原発事故に関する政府事故調査委員会のメンバーとして、調査し報告した方々です。 特に畑村さんはその委員長として取りまとめた方です。 「おわりに」に書かれているように、政府事故調の最終報告は2012年7月23日に公表さ…

「新自由主義の帰結 なぜ世界経済は停滞するのか」服部茂幸著

経済学者の言うことなど皆価値が無いかのように感じていましたが、この本の著者の服部さんは福井県立大学教授で経済学博士、理論経済学がご専門というバリバリの経済学者のようです。 しかし、この本に書かれていることは多くの点で納得できるものでした。 …

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1184 FRBが利上げを決定

賀茂川さんブログはアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定したということです。 3月の話だと思いますが、何か状況を見ていたのでしょうか。 kamogawakosuke.info 政策金利を引き上げるというのは、景気が上向きインフレ傾向が強まった際に引き締…

もしかして 安倍クンてホントのバカ? 買いかぶっていただけだったのか。

昨日の国会審議での民進党議員の質問に答えたという安倍クン(もはや首相とか宰相とか呼ぶ気もなくなってきた)の答弁を報道で見て、衝撃を受けました。 www.nikkansports.com 私はこれまでの安倍クンの政権運営(というか、騙しの手口というか)を見て、こ…

「嘘ばっかりの”経済常識”」岩田規久男著

経済関係の本は以前はほとんど読まなかったんですが、なぜか一冊だけ買って持っていました。 嫌いだったわけは、自分に基礎知識が無かったためもあり、何やら難しそうなことを、しかもどの本も偉そうな雰囲気で押し付けてくるように感じたためだったと思いま…

いよいよ憲法を変えると言い出した

安倍首相は2020年を目標に憲法を変えると明言しました。 それも9条に自衛隊を書き込むことが主となるものだということです。 blogos.com 現憲法には多くの問題点があり、それを放っておいてはいけないのは明らかなのですが、自衛隊云々はかなり低い順位のも…

「日本版NSCとは何か」春原剛著

NSCとは「国家安全保障会議」のことです。 アメリカでは1947年にトルーマンにより設置され、歴代の担当大統領補佐官(SA)にはキッシンジャー(ニクソン政権)やブレジンスキー(カーター政権)、スコウコロフト(父ブッシュ政権)といったそうそうたるメン…

トランプ大統領、韓国にTHAAD費用負担を求める。

自らの政権安定のために北朝鮮に圧力をかけているように見えるトランプ大統領ですが、その一環として韓国に配備をする迎撃システムTHAADにかかる費用の12億ドルのうち、韓国に10億ドルの負担を求めるということです。 toyokeizai.net 当然のことながら、韓国…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1182 封建時代にはいったのか

賀茂川さんのブログ、森友問題を批判し「封建時代になったのか」と言っています。 kamogawakosuke.info 国有地の不正払い下げが、政治家からの働きかけによっていれば政治家の不正となりますが、もしそうでなければ(忖度ですね)臣下の者共が殿の意思を聞く…

私の目指す日本 政治とはそれを作り出すもの

私はこのブログで、日頃から政権批判を続けておりますが、政治のあるべき姿というものを主張することはあまりありません。 そのため、もしかしたら「批判だけで対案を持たないのではないか」と疑惑を持たれているのではないかという恐れを抱いております。 …

日本郵政 4000億の巨額損失

headlines.yahoo.co.jp 日本郵政がオーストラリアで買収した会社の業績が悪く、巨額の損失を出すということです。 東芝のバカどもがクズ会社を買わされて存亡の危機といっても私企業のことですのでそれほどの思いはありませんでしたが、日本郵政は民営化とは…

Amazon フレッシュ 生鮮食品を最短4時間でお届けだって

Amazonが生鮮食品を即時配達サービスを始めるとか。 news.mynavi.jp 多くのサイトでも報道されていますが、どれも「生鮮品購入が便利になりそう」といった提灯持ち記事ばかりです。 ネット通販品の配送で、ヤマト運輸など宅配業者は大変な状態になっていると…

「日本人はどこへ行くのか」姜尚中著

本書は1990年ごろにちょうど昭和天皇の崩御、ソ連の崩壊など日本でも世界でも一つの時代が変わろうとしていた頃に、発表された論文をまとめたものを単行本として出版し、それを10年経過した後に文庫本として出したというものです。 したがって、まえがきにも…

安倍内閣の支持率維持方策はすでに完全に方向転換したか。 藻谷浩介さんの論評

それはともかく政権を擁護したい側は、ここぞとばかり中国や北朝鮮の脅威をあおっている。中でも最近ネットで見て仰天したのは著名右派論客の「中国が日本を本気で取りに来ているのは、誰の目にも明らかでしょう」という発言だ。「日本」は尖閣諸島限定では…

「格差と民主主義」ロバート・ライシュ著

著者はクリントン政権で労働長官を勤め、その後はまた大学教授に戻ったという、ライシュ氏です。 彼が、ちょうどオバマが2期目の選挙をしている時期に出版したのが本書です。 したがって、本書で厳しく批判されているのは富をすべて集めてしまっているアメ…

「誰のための”教育再生”か」藤田英典編

「教育再生」と称しながら、その内容は教育破壊としか言えないような政策が推し進められた、第1次安倍内閣が2007年に崩壊しました。 この本は、その年に教育社会学がご専門の国際基督教大学教授の藤田さんが、他に尾木直樹さんなど5名の方々と政府の進…

「官僚亡国 軍部と霞が関エリート、失敗の本質」保坂正康著

著者はノンフィクション作家、特に昭和史の範囲をできるだけ当事者や周辺の人々にインタビューをしてそれをまとめるという手法で、「東条英機と天皇の時代」などの著書を発表しています。 本書は、それらの著書を執筆する過程での関係者への聞き取りなどにつ…

「”戦地”派遣 変わる自衛隊」半田滋著

読んでいる途中であまりのつまらなさに途中で止めた本というものもありますが、この本の場合はつまらない、面白くないというのではなく、あまりにも書かれていることに腹立たしさを覚えて途中で読む気がなくなりました。 それは、アメリカからの無理強いで高…

失業率低下って言われてもね。

2月の失業率は2.8%と22年ぶりの低水準とか。 アベノミクスのおかげかどうかは知りませんが、首相や政府高官のしたり顔が目に見えるようです。 www.jiji.com しかし、上記ニュースではないテレビニュース(どこだか忘れました)によれば、特に求人の多い業種…

教育勅語の「真意が伝わる」とは

森友学園事件で、幼稚園での教育勅語教育などの実態が明らかになり騒然としていますが、これについて政府は「教育現場での教育勅語活用は否定されない」などと言うことを語っているそうです。 news.yahoo.co.jp 彼らの言い分では、その内容に親子や夫婦など…

安倍総理、稀代の名総理として歴史に名を残す道が見えてきた

森友学園事件など、政権の基盤を揺るがすような事件が相次ぎ安倍総理の足元にも火が及ぶような事態になってきました。 私は安倍総理の政治姿勢にはまったく共感をおぼえる点はありませんが、現在の状況を完全に逆転させ、しかも歴史に名を残すような名総理と…

忖度(そんたく)なんて言葉、使ったこともなかったよ

森友学園事件、まだ色々と騒がれていますが、ようやくメディアでも事の本質がうっすらと分かり始めてきたようで(遅いよ)盛んに「忖度(そんたく)」という言葉が使われるようになってきています。 私はこの問題が出てきた当初から官僚側の「自発的な対応」…

「府県制と道州制」小森治夫著

「道州制」という言葉は時折流れているようですが、ほとんどそれに向けた動きもなく、たまに「九州の州都は熊本に」などという話がご当地熊本には出るものの、何言ってるんだろうねといった程度の感想しか持てませんでした。 道州制を導入というところで問題…

「武器としての”言葉政治” 不利益分配時代の政治手法」高瀬淳一著

情報政治学が専門という著者が本書を刊行したのは、2005年12月、小泉純一郎が郵政解散も成功させ絶頂となっていたころです。 それまでの自民党内閣首相とは大きく異なり、「言葉」により力を大きく得て旧来の手法による政治家を沈黙させてしまいました…

森友学園事件 本当に大きな問題なのは官僚の恣意的操作を糾弾する手段が無いこと

森友学園の籠池元理事長の国会での証言をめぐりさらに紛糾しているようです。 テレビもそれ一色のように見えますが、そこで調査結果として出されているように、国民一般の一番の関心事は「政治家の関与があったかどうか」に絞られるようです。 国会での野党…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1179 米国民の利益第一

賀茂川耕助のブログ、今回はそろそろ出揃ってきたアメリカトランプ政権の掲げる政策、その謳い文句の「アメリカ第一主義」についてです。 kamogawakosuke.info 賀茂川さんの書き方はかなりトランプ政権に対して寛容な(甘い?)立場を取っており、TPP離脱や…

森友、南スーダン、文科省天下り 官僚の大暴走が起きている

このところの政治にまつわる問題と言えば、森友学園の国有地払い下げ疑惑、南スーダン派遣の自衛隊の日誌の隠蔽、文科省高級官僚の違法天下りといったところでしょうか。 国会では野党の追求も激しいものになっていますが、どうもそれらは安倍首相や稲田防衛…

「ミサイル防衛 日本は脅威にどう立ち向かうのか」能勢伸之著

北朝鮮が国威発揚の手段としてミサイル開発に力を入れ、頻繁に発射試験を行っていますが、そのたびに防衛装置を配備しています。 それがどのようなものかということも、深くは知らないまま、本当にあれで守れるのかと疑っていましたが、そこには冷戦時代から…

森友学園問題、だいたい構造が見えてきた

森友学園をめぐる国有地売却疑惑、だいたい事件の構造が見えてきたようです。 野党の諸君の国会での追求も攻めあぐねているようで、これもその構造から来るものでしょう。 それは、これが「アベ案件」であり、官僚の「自発的な取り計らい」によるものだから…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1178 人間と機械協働の未来を

賀茂川さんのブログ、今回はAIについてですが、経産省が「人工知能(AI)やロボットなどの技術革新をうまく取り込まなければ、日本の雇用が2030年には2015年度よりも735万人減るとの試算」と発表したそうです。 技術をうまく利用すれば現象は161万人に押さえ…

「維新・改革の正体 日本をダメにした真犯人を探せ」藤井聡著

この書評欄は一応読了したものだけを書いていますが、この本はあまりのアクの強さに途中で断念しました。 しかし、その事実だけでも残しておこうと書き記してみます。 なお、著者の藤井聡さんは土木学者ですが、国土計画などにも深く関与し、その著書も以前…

通販天国ももうすぐ終了? 運送業界が対応不能

ヤマト運輸の宅配便対応がもはや困難になってきているようです。 www.asahi.com 配達ドライバーは長時間労働が強いられ、新規採用も難しく、労働組合は荷物の取扱量抑制を春闘で要求したとか。 給与アップや労働環境改善といった要求項目でなく、「取扱量制…

「国を変える力 ニッポン再生を探る10人の提言」猪瀬直樹著

元東京都知事の猪瀬さんが、石原東京都知事時代に副知事に任命された当時の2008年に出版された本です。 その後、石原の後を継いで東京都知事に就任したものの、献金疑惑で辞職しました。 その経過を見てあとからこの本を読むと、なんと偉そうに書いたも…

公的年金の運用益が10兆円以上の黒字 これで危機は去ったのか

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によると昨年10月ー12月期の運用実績は10兆円以上の黒字となり、運用益は過去最高となったそうです。 www.nikkei.com 昨年の始めには5兆円もの赤字を出したということで、年金基金を株式投…

国有地売却問題で首相の及び腰 考えられないほどの非常識な態度

金友学園(じゃなかったっけ)の小学校用地取得の際の不明瞭な国有地売却にまつわる事件がさらに疑惑を深めています。 www.jiji.com 国会での追求も、事の経緯から首相周辺に質問が集中するのは仕方のないことかもしれませんが、それに対し安倍首相は過度に…

「サラ金崩壊 グレーゾーン金利をめぐる300日戦争」井出壮平著

テレビを見ればサラ金(消費者金融)のCMが立て続けに流れていたのもそう古い話ではないのですが、今はまったく様変わりし、「過払い金請求」を呼びかける弁護士事務所のCMばかりのような印象になってしまいました。 この間にはグレーゾーン金利というかつて…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1177 米国第一主義

賀茂川さんの今回のブログ、トランプのキーワード「米国第一主義」ずばりそのものです。 kamogawakosuke.info しかし、そこで主張されている中の「アメリカ」というのがこれまでの政財界の支配階級の「アメリカ」ではなく「アメリカの労働者」であろうという…

森友学園小学校用地の国有地払い下げ問題の取り上げ方に違和感

大阪の森友学園が小学校建設のためとして国有地を格安で払い下げを受けた問題について、国会でも審議されさらに報道も過熱しています。 その幼稚園での様子が繰り返し報道されていますが、選手宣誓で「安倍首相がんばれ」と言わせているというもので、まあ普…

トランプ政権あれこれ メディア野党、ヨーロッパ極右政党

いつもいつも飽きさせないトランプ政権ですが、CNNやニューヨークタイムズなどを会見から締め出しとか。 「メディアは野党だ」とも言っているそうです。 野党だから会見に参加させないというのはあまりにも幼稚な思考であり、とてもアメリカの大統領としてふ…

「渡辺治の 政治学入門」渡辺治著

政治学者で一橋大学名誉教授の渡辺さんが、大学定年直後から日本教職員組合の雑誌「クレスコ」に政治学の解説という形で連載された2010年から2012年までの22回の「政治学入門」をまとめたものです。 ちょうどその時の政治状況を詳しく解説するとい…

「裏読み日本経済 本当は何がおきているのか」朝倉慶著

こういった「裏読み」とか「陰謀」というのが大好きなんですね。 ついつい惹かれて読んでしまいます。 そしてその内容が決して荒唐無稽で的外れとは言えないと感じてしまいます。 著者の朝倉さんは経済アナリスト、著書も多数ありご活躍のようです。 この本…

腐臭ふんぷん 国有地を安倍総理知人の学校に格安払い下げ

「腐臭ふんぷん」と入力したら「もしかして悪臭ふんぷん?」とネットにたしなめられてしまいました。そんな言葉はないのか。 さて、それはともかく、腐った臭いとしか言いようがない事件が起きています。 www.jiji.com どうやら安倍首相と親しい代表の学校法…

「戦争経済に突入する日本」副島隆彦著

著者の副島さんは政治経済分野に関する評論活動をされている方で、ネットでも活躍されているようです。 副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場 上記の学問道場の最新情報によれば、今回の安倍首相訪米の手土産は、日本の年金資金の51兆円をアメリカイン…

「世界の独裁者 現代最凶の20人」六辻彰二著

独裁者といえば現代でも北朝鮮の金正恩などが思い浮かべられますが、先進国ではあまり縁がないようにも感じます。 しかし、世界的に見ればこのような独裁者というものは決して珍しい存在ではなく、まだ多くの国がそういった政治指導者により支配されていると…

「民主制の欠点」内野正幸著

民主制とは多数決や投票など、意思を決定する一つのシステムです。 それが政治の場合は民主政治となりますが、政治だけに限らず企業や地域などでも民主制という手続きが使われる場合もあります。 デモクラシーについて、政治学者が論じたものは数多くありま…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1176 キャッシュレス社会へ

昨年11月にインドで起きた大騒動、突然高額紙幣の流通を禁止という無茶苦茶な法律施行というものだったのですが、賀茂川さんによればアメリカの差し金だったようです。 kamogawakosuke.info インドのモディ首相の公式の発言によれば、この政策は闇資金の摘発…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1175 所得格差の拡大

ちょっとこのところ”賀茂川耕助のブログ”から目を離していたのですが、その隙に興味深いことが書かれていました。 kamogawakosuke.info OECDが加盟国の所得格差の状況を調査し、公開しました。 それによると各国とも2007年よりさらに所得格差は広がっている…

トランプ、安倍を別荘に招待 上辺の親密さの影に何があるのか

10日に迫った日米首脳会談(というか安倍のトランプ皇帝謁見)で、大統領は自らの別荘に招待、(ショウタイを変換しようとするとどうしても「正体」が先に出てしまう。)一緒にゴルフもしようという、親密さをアピールしているようです。 www.nikkei.com …