爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ひ孫を助けようとして80歳男性が水死

暑い時期になると水難事故が増え、それを助けようとした人も遭難ということがよくあります。 しかし今回岡山で起きた事故では亡くなった方が子供の曽祖父ということで、珍しい事例でしょう。 news.yahoo.co.jp 子どもが溺れてその父親がということは頻発しま…

「太陽光パネルのリサイクル義務化、政府は法制化検討」って今からやるんか。

もうすでに廃棄太陽光パネルが出始め、その処分も問題になり始めているようですが、なんと今になって政府は「太陽光パネルのリサイクルの義務化を法制化する検討を行う」そうです。 www.nikkei.com どんな製品でもそれをリサイクルしていこうとすればそれに…

「『歴史』の意外な結末」日本博学倶楽部編

歴史上有名な人物や事件などいろいろとありますが、「その後」どうなったのかということが知られていない場合もよくあります。 「大阪城落城で死んだ淀君」など最後がはっきりしていますが(それでも異論はありますが)分からないものも数多いものです。 こ…

訃報 フランソワーズ・アルディさん死去

フランスの歌手フランソワーズ・アルディさんが亡くなったということです。 80歳ということで、早すぎるということもないのでしょうが、私の「少し年上」の人が次々と亡くなっていくように感じます。 sp.m.jiji.com 名前を始めて知ったのは1974年の荒…

「今何が正しいのか見極めるべき」だそうですが「eフューエル」など絶対に正しくない。

「eフューエル」とかいう合成燃料の一種を推進しようという動きがあるそうです。 news.yahoo.co.jpそれが何かというと eフューエルとは合成燃料の一種で、環境負荷の小さい「グリーン水素」と炭素を使って生成される。廃棄物系バイオマスや大気中から回収し…

「分水嶺の謎」高橋雅紀著

分水嶺とはその山を境に別々の方向へ降った雨が流れていくというもので、その印象から一般でも使われることのある言葉です。 しかし地形学上は厳密に定義されているもので、また明確に見分けのつくものですから全国でその存在もはっきりしています。 この本…

交通系ICカード使用廃止の続報、熊本県内の利用者意識調査、および九州各県の状況

熊本県内のバス会社および熊本市電が交通系ICカードの使用を廃止するという方針を打ち出したことは全国的に話題となっているようですが、その続報で熊本日日新聞が熊本県内の利用者の意識調査、および九州各県の状況を調査したという記事です。 kumanichi.co…

メガソーラーの危険性、ようやく気が付いた人が続出、増田悦佐という人の記事

太陽光発電というものがいかに危険なものか、人類、地球環境その他を大きく傷つけるものだということがようやくはっきりと姿を現しているようで、多くの人が気が付いています。 今回はアゴラに書かれた増田悦佐という方の記事です。 agora-web.jp増田さんは…

読解力というものは教育できるのか、打開策はあるのか。

AI学者の新井紀子さんという方の書いた本は衝撃的な内容でした。 sohujojo.hatenablog.com新井さんはコンピュータが大学入試を突破できるかというプロジェクトを主宰しましたが、選択式の私立大学などの問題はある程度できるとしても記述式の国立大特に東京…

やっぱりそう来たか。熊本市長が交通系ICカードの装置更新への補助金を要望。

熊本県内のバス会社と熊本市電が交通系ICカードの装置更新が高すぎるから使用廃止という方針を打ち出したことは全国的な話題にもなりましたが、その際の熊本市長インタビューでやけに高い高いと強調しているなと違和感を感じていました。 やはり国に対して補…

脱炭素化推進で国が亡ぶ。杉山大志さんの言うことには多くの点で同意します。

脱炭素化と言われているものはまったくその目的には合わず逆にマイナスに作用するということを何度も強調していますが、杉山大志さんもそれを解説していました。 cigs.canonこの題名の通り、このようなバカげた「グリーンエネ」をやっていると確かに「日本は…

東京に行ってきました。

久しぶりに東京に行ってきました。 羽田から湘南に向かうということはあったのですが、東京都心には7年ぶりです。 主目的は大学のクラス会出席です。 大学入学で皆と出会ってからちょうど50年になりますが、それを意識して開いたということでもなかったよ…

「ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。」古瀬祐気著

著者の古瀬さんは新型コロナウイルスパンデミックの際にはクラスター対策班の一員として活躍したのですが、結構名前も売れたもののそのために誹謗中傷にもさらされたという経験をお持ちです。 医学部卒で医師でもあるのですが、いろいろと多彩な経験をしてい…

「ローマ帝国一五〇〇年史 絵で見るローマ人の物語」坂本浩著

古代ローマは国を建てた当初は王制、それから共和制へと移行し、カエサルの跡を継いだオクタウィアヌスがアウグストゥスとして皇帝位についたとされるのが紀元前27年で、それから東ローマ帝国が滅亡する1453年まで、約1500年がローマ帝国として続…

原発は高い。何を今さら。

最近グーグルを表示すると横にニュースが出てくるようになりました。 どうやら私の検索傾向に従って興味のありそうなものを出しているようで、環境問題や政治、そして朝ドラの話題などが表示されることが多くなっています。 その中で、このところずっと上位…

「遺伝子が語る 免疫学夜話」橋本求著

パンデミックの強烈な印象が強く、免疫というものに対する意識も広まっています。 そのためか、テレビCMなどでも「免疫力を強める」といった言葉を耳にすることが多いようです。 しかし実際に「免疫」というものについて知っているという人はほとんどいない…

合計特殊出生率1.20、過去最少と焦った末があの子育て支援法か。

昨年の合計特殊出生率が1.20と過去最少となったと報道されました。 www.nikkei.comこのままいけば人口急減になると大慌てのようです。 少子化対策といえば何でも通るかのような改正子育て支援法成立でした。 news.yahoo.co.jp名前だけ「支援金」としてあたか…

いわゆる「脱炭素化」技術のどこがおかしいのか。 その3

ここがいわゆる「脱炭素化技術」の矛盾がもっとも激しいところです。 あまりにも二酸化炭素温暖化の危害を強調し過ぎたことにより、「二酸化炭素を排出しなければ良い」という方向に短絡してしまい、その裏でエネルギーや金属資源などを無駄使いすることにつ…

グテーレスさん、非常に危機的だと言葉を尽くしていますが、やることは「化石燃料会社のCMを禁止」だけでいいの。

気温上昇が非常に速いペースだということで、環境活動家たちはここぞとばかり、(喜び勇んで)危機だ危機だと騒いでいます。 国連事務総長のグテーレス氏も立派な環境活動家ですが、またも考え抜いたセリフで危機を煽っています。 www.asahi.com自分でセリフ…

サギが大挙来訪

家のすぐそばの水田で田植えの準備をしているのですが、そこにサギが何羽もやってきてエサを探しています。 すぐ近くの海岸沿いには湿地が多く、そこにこういった野鳥が数多く棲んでいるのですが、水田の田起こしは餌となる小動物や昆虫を掘り出すこととなる…

「鬼平犯科帳の世界」池波正太郎編

鬼平犯科帳の小説はすべて読みましたが、この本は著者の池波正太郎自らが編集したその小説についてのまとめのようなものになっています。 ただし、発表されたのが平成元年7月の発行の「オール讀物」7月臨時増刊号ということで、鬼平犯科帳最後の「誘拐」後…

カンピロバクター食中毒二件。

主に鶏肉などの加熱不足(故意・過失含む)で発生するカンピロバクター食中毒が二件報道されていました。 こちらは「過失」の方ですね。 news.yahoo.co.jp報道では「高校の調理実習」ということで、どのような高校かは分かりませんが、まさか「食品科学科」…

「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」新井紀子著

AIがもう人間を追い越すとか、AIが人間の仕事を奪うとか、そういった話が飛び交っています。 将棋ソフトがプロ棋士に勝つことができた、もうシンギュラリティ(技術的特異点)はすぐそこだ、などということが言われます。 しかし本書著者の新井紀子さんは数…

「主税」って読めますか。

ネットゲームなどをしていると画面の横の方に常にCMが入ってきてわずらわしいものですが、最近のもので「主税って読めますか」というのがあり、ちょっと気になりました。 もちろん、大石主税という人名を知っているからには簡単に読めるのですが、そもそもな…

いわゆる「脱炭素化」技術のどこがおかしいのか。 その2

結局、連続した長編記事になってしまいそうです。 2,移動手段 2-1 電動自動車(蓄電池を積んだもの) いわゆるEVというのですね。ヨーロッパがお気に入りのようで内燃車を早く廃止し切り替えようとしていますが、そのほとんどの生産国は中国、アメリカ…

祝、笹生優花さん女子プロゴルフ全米オープン優勝、しかし上位はどうもアジア出身者ばかり

女子プロゴルフの全米オープンで笹生優花さんが優勝、渋野日向子さんが二位と素晴らしい成績を上げました。 www.alba.co.jp その下にも古江さん、竹田さん、小祝さんと日本選手が続いています。 活躍ぶりには目を見張るほどです。 しかしどうも日本選手ばか…

いわゆる「脱炭素化」技術のどこがおかしいのか。 その1

気候変動を引き起こす二酸化炭素温暖化を防ぐためと称して「脱炭素化技術」というものがあれこれと開発されています。 しかしそのほとんどは根本的な理屈が合わないものや、全く実用化不可能としか言えないものなどです。 このブログでは、そういったことを…

交通系ICカード問題、熊本から全国に広がる、都市工学者西山敏樹さんの解説

熊本のバスや市電で交通系ICカードの使用を廃止するというニュースはローカルから瞬く間に全国に広がりました。 これは非常に大きな問題を含んでいるようです。 都市工学者の西山さんが解説していました。 news.yahoo.co.jp 国土交通省は路線バスでの完全キ…

「物語 京都の歴史」脇田修、脇田晴子著

京都は長い日本の歴史の中で大半と言えるほどの期間、日本の中心であり続けました。 そういった京都の歴史を最初から最後までたどってやろうという本です。 とはいえ、その多くの期間ではほとんど京都の歴史が日本全体の歴史ともいえる状態であり、日本の歴…

健康保険証廃止は予定通り、この一点だけを争点とした選挙で勝てるのでは。

マイナカードの健康保険証化は予定通り進め、現行保険証は12月で廃止ということです。 www.yomiuri.co.jp現在のマイナカードの保険証としての使用割合はまだ10%にも満たないということで、国民の拒絶反応はかなり強いものと思います。 それでもどうして…