台湾の半導体大手のTSMCは熊本県に工場建設を進め、やがて稼働開始となりますが、国内企業のラピダスは北海道に建設するということになっています。
しかし半導体製造工場というのは非常に多量の電力を消費します。
北海道は本当に大丈夫だろうかという話を匿名のエンジニアが書いていました。
toyokeizai.net北海道は経済不振が続いていることもありずっと電力消費量が減り続けています。
そのため、ただ一つの泊原発も動かさなくてもなんとかやっていけるとも言えます。
しかしラピダスが本格操業を始めると、北海道全体の電力利用量の2割を占めるとも言われています。
こうなれば泊原発再稼働も必至となるでしょう。
どうもこういった基本情勢に弱点が潜んでいるようにも見えます。
ただし、熊本のTSMCが本当に大丈夫かという疑問は消えません。
一番大きなのが地下水汲み上げです
阿蘇の伏流水で大量の地下水が流れているのですが、それは熊本都市圏の上水道用水でもあり、上水道の使用制限などと言うことがあってはなりません。
さらに、本記事の問題のように、電力消費が莫大であることも問題でしょう。
九州電力は原発再稼働が実施されており、比較的電力供給に余裕があるのですが、これも半導体需要でどうなるか分かりません。
さらに忘れてはならないのが廃水中の有害物質だそうです。
何をどの程度排出するかということすら、まともな情報が開示されていないようです。
そういうことを考えると、途中で失敗しそうなラピダスの方が地域にとっては安心かもしれません。