爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

カンピロバクター食中毒二件。

主に鶏肉などの加熱不足(故意・過失含む)で発生するカンピロバクター食中毒が二件報道されていました。

 

こちらは「過失」の方ですね。

news.yahoo.co.jp報道では「高校の調理実習」ということで、どのような高校かは分かりませんが、まさか「食品科学科」とか「調理師養成コース」とかではないですよね。

私の学校時代(半世紀以上前)では男子は中学・高校は家庭科はなく調理実習もしていなかったのですが、今は変わっているのでしょうか。

しかし「中毒を防ぐ」知識というのは調理の基本ではないかと思いますがそういった指導がおろそかなのでしょうか。

 

そしてこちらが「故意」の方です。

newsdig.tbs.co.jp自分はプロだと勘違いして鶏肉の刺身を出す飲食店というのが絶えず、カンピロ食中毒の発生温床となっています。

しかし鹿児島や宮崎などの南九州では鶏肉生食の伝統があり鳥の食肉処理にも気をつかい(さらに金も使い)慎重な処理をしているので食中毒発生の危険性が低いと思っていました。

それでもはやりダメなのか。

もちろん完全に大丈夫などという処理ができるはずはないのですが、せいぜい発生頻度を少し下げる程度のことだったのでしょう。

 

カンピロバクター食中毒はほとんどの場合は重症化することも少ないのですが、まれにギランバレー症候群になり重大な症状に陥ることもあります。

決して軽視できるものではないはずです。