暑い時期になると水難事故が増え、それを助けようとした人も遭難ということがよくあります。
しかし今回岡山で起きた事故では亡くなった方が子供の曽祖父ということで、珍しい事例でしょう。
子どもが溺れてその父親がということは頻発しますし、祖父というのもたまにありますが、曽祖父というのは、よほど元気な方だったのでしょうか。
溺れた子どもは別に水遊びをしていたわけではなく、水草が繁茂していて地面と思って入ったら水面だったということです。
溺れた人を助けるということはよほど水泳の達者な人でも難しいものです。
私も子供の頃には夏中海やプールで泳いでいた時期もあり、速くは泳げないものの水中では思いのままでしたが、それでも溺れた人の救助はやってはいけないと教えられたことがあります。
子供でももがいて掴まれたらこちらも引きずり込まれますので対処不能となります。
避けるためには後ろから近づいて羽交い絞めにすると聞いたことはありますが、やったことはありません。
それでも目の前で子供が溺れていて黙って見ていられる人はいないでしょう。
それがどうやら人間の本能に組み込まれていることのようです。