爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「Brain Age(脳年齢)」って若いほど良いの?

時間ばかり余ってしまう隠居生活なので、ネットゲームも相当長くやっています。

 

すると頻繁に他のゲームのCMが入ってきますが、それを避けるために金を払うなどということができるはずもなく、いつも我慢してみていますが。

 

その中に最近、パズルゲームのCMで「Keeping your brain sharp is hard!」という文句をよく見かけるようです。

30秒ほどのCM動画の中でパズルに失敗するとBrain Ageなるものが上がっていくのですが。

 

何となく見ていましたが、ふと考えてしまいました。

「パズルに失敗すると脳年齢が〈上がる〉の?」と。

 

脳年齢ということで現在は多くの本なども出版されており、そのどれもが「脳年齢を若く」と唱えています。

やはり「脳年齢は若いほど良い」のでしょうか。

 

たしかに自分の記憶でも、「記憶力」や「単なる計算力」は大学入試の頃が一番だったようにも思います。

ただし、そこをピークに落ちてきたという感覚はあまりなく、かなり長い間ほとんど同じレベルで、ようやく最近(60代)になって徐々に落ち始めたかというように思いますが。

 

しかし、「判断力」や「比較検討能力」は20代の頃よりは中年になってからの方が上がっていたのは間違いないでしょう。

これは自分だけの感覚ではなく社会一般でも共有できる通念だと思います。

さらに、「他者の感情をおもんばかる能力」に至っては多くの経験や読書体験などで今でも上昇中だと思います。(それでもまだまだですが)

 

まあ「脳年齢」なんていうものは「記憶力」と「単なる計算力」だけを指すと言われればそうなんでしょうが、そう限定してしまうとあまり意味もないようです。