私はどうもエネルギー関連に目が向きがちですが、ウクライナの戦争状態は世界的な食料危機を引き起こす危険性の方が大きいようです。
国連の発表として報道されたのは、今後何か月かのうちに世界的な食料不足が発生する恐れがあるというものです。
ウクライナは世界へ食料を供給する重要な生産拠点でした。
小麦やトウモロコシ、ヒマワリ油などを大量に輸出していました。
ロシア南部も同様であり、合わせて世界の小麦の生産量の3分の1を占めていたそうです。
それがロシアのウクライナ侵攻で止まってしまいました。
大規模な飢饉が発生する危険性も大きいのですが、すでに食料全体で価格上昇が起きています。
今後はさらにその状況が悪化するかもしれません。
飢饉だけでなく暴動の発生も頻発しそうです。
各国は「ロシアへの非難」を発していますが、そのようなもので収まるはずもありません。
日本も今後大きな影響を受けそうです。