爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「隼人の古代史」中村明蔵著

著者は高校教諭、短大教授を経て鹿児島の大学教授となり、鹿児島の熊襲・隼人に関する研究をされている方と言うことです。隼人というと今でも薩摩隼人という言葉が残っているように、鹿児島のちょっと他の地域の日本人とは異なる人々というイメージを持ちま…

「編集者の危機管理術」堀田貢得、大亀哲郎著

二人の著者は出版社の小学館で契約や訴訟処理など法律関係の問題担当として業務に携わってきたそうです。その経験に基づき出版関係者が知っておくべき問題の数々を例をたくさんあげて説明されています。 問題点としては、名誉毀損、プライバシー侵害、著作権…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1033,No.1044,N0.1074

今回は、No.1033 シェールガス・バブル、No.1044 話題のシェールガス、No.1074 選ぶべき省エネの道 です。賀茂川耕助さんのエネルギー観はピークオイルについても、シェールガスについても非常に的確で、政府や企業の宣伝や公式発表にも惑わされることなく真…

「宗教で読む戦国時代」神田千里著

日本の中世宗教史が専門という東洋大学教授の著者ですが、一向一揆の研究が主であったところたまたま島原の乱も調べたことがあり、どちらも宗教の絡んだ一揆と見なされていたもののその違いの大きさに驚いたそうです。 戦国時代にはまだ宗教集団の力というも…

小澤年満さん写真展続報

先日、今年亡くなられた小澤さんの写真展に行って来たという記事を書きましたが、昨日のこちらのローカルテレビ局RKKの夕方の情報番組で結構長い時間紹介されました。写真展自体は会場の関係もあるのか狭いところで掲示してある写真も限られたものですが、番…

エネルギー文明論「もしも石油が身近になかったら現代文明はどうなっていたか」

久し振りのエネルギー文明論登板です。しかし、それほど考えがまとまっているわけではなく、また具体的なデータもありません。現代文明は石油をはじめとする化石燃料に依存しており、その供給量によって文明の命運も左右されるほどになっているとはこれまで…

「政治家の品格、有権者の品格」金美齢著

著者はテレビなどでもよく見かける方ですが、詳しくは初めて知りました。 1959年に台湾から日本に留学してきたのですが、こちらでの発言がもとで当時の台湾の国民党政府からパスポート剥奪され帰国ができなくなりました。強制送還の危険性もあったのですが無…