2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
内乱やテロ事件といったものが中東を震源とするような形で広がっているように見えます。 テロ事件の起こるたびにアメリカや欧日などの政府首脳は「テロに屈せずテロとの闘いを続ける(または支援する)」と繰り返しており、実際に軍事行動は実行されています…
著者最新刊の「資本主義はなぜ自壊したのか」を読んで感銘を受けたので、同じ著者の他の本も読んでみようと選んだのがこの本ですが、読んでいてどうもおかしいと感じ、本当に同著者かと経歴を見直してみたりしましたが、同じでした。 前に読んだ本では、現在…
著者の三隅さんは防災科学技術研究所の研究者で、専門は気象学とくに雲の物理学ということですが、この本では広く気象災害について一般向けに解説しています。冒頭にあげられているのは、2008年に東京で局所的な集中豪雨があり、下水道工事をしていた人が流…
普段はテレビドラマなどはほとんど見ないのですが、NHKの大河ドラマだけは今年も見ています。吉田松陰の妹が主役ということで、松下村塾の塾生も多数出ており、史実とは異なりイケメンばかりなのは仕方のないことですが、その主要メンバーはほとんど明治維新…
欧米では有名な字句を引用すると言うことが教養の証しのようになっていて、どこの家庭にも引用句辞典というものが備えてあるそうです。 また、フランスでは大学受験資格のバカロレア試験というもので、課題論文を書く科目があるそうなのですが、その評価では…
このところの国政選挙では、選挙実施後すぐに市民グループ(弁護士が中心のようです)が一票の格差が大きいとして選挙の無効を訴える裁判を起こし、各地の裁判所が「違憲」や「違憲状態」といった判決を出すと言うことが何度も続いています。 今回も最低限の…
久し振りに今日見た夢の話ですが、なんと原付バイクで高速道路を無理やり走る(もちろんそんなことはできませんが)という変な夢です。だいたい夢を見てもその背景は思い当たることが多いのですが、これは何があるのか見当もつきません。 昔は原付に乗ってい…
古文書という昔の文書は学術的価値もさることながら、高価で取引される骨董品的価値もあり、一般の興味も惹くようです。 著者は東京大学史料編纂所の助教授ということで、そのような史料の専門家ということもあり、このような一般向けの解説書を書き表しまし…
著者は毎日新聞の科学関係の記者を長く続けその後大学教授に転身された人です。 報道の立場から地震予知関連の研究事情などに自称「地震記者」として関わり、関係者の取材も重ねてきてそして現在の状況というものにはかなり危機感を感じておられるようです。…
「歴史に”もしも”は禁物」という言葉は聞いたことがありますが、それが誰がどのような状況で言ったものかは知りませんでした。ただし、私自身これには大いに異論を持っており、もしも歴史学者が話しているのならばその立場上仕方のない発言かもしれませんが…
水野さんの最近の本はグローバル経済の本質を見抜いたものを読み感銘を受けました。http://d.hatena.ne.jp/sohujojo/20131029/1382995575 そこで、以前の本も読んでみようとばかりに行きつけの市立図書館の蔵書を検索して見つけたのがこの本ですが、13年前の…
また今日も散歩の途中に交通違反事例を目撃してしまいました。片側2車線の産業道路を歩いていたら右側車線の交差点でもないところに停車しているタクシーが、何をしているのかと思ったら対向車線が空いた隙にUターンをしました。Uターン禁止ではなかったの…
三国志といえば中国の歴史の中では日本で最も人気の高いところで、小説は言うに及ばず漫画やゲームに至るまで数多くの出版物が溢れている時代の話ですが、そのイメージと言うのはほとんど三国志演義に基づくもののようです。 それがどの程度史実を表している…
天文学者の池内さんですが、科学倫理といった方面の著書も書かれており、最近もそのような本を読みました。 科学倫理の教育といったことは日本の科学界ではまったくおろそかにされており、そこに発する事件なども多発するようになってしまいました。著者もそ…
江戸文化研究家であり、また江戸時代のエネルギー事情などの著作もある著者で、私も最近その関連の著作を読みましたが、著者がそのような江戸時代と現代とのエネルギー事情比較というものを始めた最初のものが本書のようです。 1989年に出版されていますが、…
著者の東本さんは法律の専門家と言うわけではなく、ビジネス関係のライターですが実際にご自分の親の後見をしなければならないという経験をされたもので、細かいところまで振り返って書かれており、成年後見ということについて考えている人にとっては非常に…
都道府県の中では、熊本、神奈川とともに私にとっての意味が非常に大きいのが長野県です。 両親ともに長野県の出身で、親戚の多くも長野にあります。そのため昔からたびたび長野を訪れてきました。 両親の郷里は長野と言っても南部の飯田市周辺です。父の郷…
あの蓮池さんの著書です。帰国後は大学講師も勤める傍ら、韓国の本の翻訳などもされているようです。 韓国のドラマは日本では変わらずに人気を集めているようで、毎日放送がない日はないほどですが、北朝鮮の内情まで非常に詳しい著者がそれについて色々な感…
著者の小長谷(こながや)さんは現在は病院長をされているそうですが、神経内科の専門医で基礎研究も長くしていらしたようです。神経内科について一般向けにも紹介する書籍を他にも出版されているようです。 なかなかユーモアもお持ちの方で、随所にそれを感…
再生可能エネルギーという言葉ばかりが独り歩きし、なにやら怪しい雰囲気すら漂わせる今日この頃です。まず、「エネルギーが再生する」ということはありません。現在利用可能なエネルギーというものは、太陽の核融合反応によって発生するもの、地球の内部に…
イギリスのジャーナリストの著者が、世界各国の食料の廃棄という問題についてかなり深い取材の実施を通して問題点を提起しています。日本の食料のムダというものはひどいものという認識があり、マスコミ論調でもそのように言われることが多いのですが、本書…
新潟の近くには居た事があるのに、新潟県にはほとんど行ったことがありません。おそらくちゃんと滞在したと言うのは群馬の研究所に派遣されていた時に所内旅行で行っただけでしょう。 しかし、もっとも印象的な光景は金沢から東京に列車で行った時の越後湯沢…
前に読んだ中谷巌さんの本に(http://d.hatena.ne.jp/sohujojo/20150220/1424380103)引用されていたので読んでみたいと思っていたカール・ポランニーの本がありましたので、目を通してみました。(”読んだ”などとはとても言えない状況です) カール・ポラン…
今日の散歩中に見た交通違反例です。まあこれは厳密に言えば違反のようですが、取締り対象ではないかもしれません。しかし非常に危険な例かと思います。私の町は地方都市ですが、一応メインストリートと言える道があり、片側2車線でけっこう通行量も多く、ま…
江戸文化についてさまざまな研究成果を各所に発表されてきた著者がそれまでの文章をひとつにまとめて1998年に「雑学大江戸庶民事情」という本を出版したのですが、その後もそのような文章がたまったので、それらもまとめなおして2001年に出版したと言うのが…
邪馬台国の女王卑弥呼は神の言葉を告げる巫女のような存在であり、実際の政治は弟が当たっていたというようなイメージがありますが、これは実はごく新しく作られたものであり、実はそうではなかったのではないかというのが著者の研究の結果出てきた結論とい…
神奈川県は今でも「一番長く住んでいた県」です。熊本に家を構えてからかなり長くなりましたが、まだ計算すると少し神奈川の方が長いようです。最初は父が定年近くなりようやく家を建てて落ち着いた小学校6年の時から大学卒業まで過ごした茅ヶ崎です。その後…
慶応大教授の著者が経済問題、特に政府の関与する政策について初心者向けに解説しているもので、表題も素人が取り付きやすいように付けられているようです。政府の借金である国債や地方債の残高は巨額になっており危機的と言う見方が普通ですが、そうではな…
信濃毎日新聞社で医療関係の報道を担当され編集委員になっているという著者が健康問題についての各分野の専門家と対談しまとめたというものです。 健康論そのものについて、また健康情報の問題点、そして健康づくりというものについてのものまで、合計10人…
あの大震災からちょうど4年となります。当時はちょうどセミナー出席の最中で、マナーモードにしていた携帯が振動し所属の会社から「安否確認」の連絡が来たのですが、こちらは金沢近郊でまったく揺れもなく最初は何のことかわかりませんでした。(所属部署は…