爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「山は市場原理主義と闘っている」安田喜憲著

歴史学者とはいっても古代ギリシアなどが対象であった著者が、勤務の関係で中国古代文明の発掘にあたり、梅原猛氏などとともに長江周辺の遺跡発掘を行い、現在では長江文明として認められている文明の発見に寄与したと言うことは、本書でもふれられ、また他…

やつしろ全国花火競技大会開催

10月20日、八代市の球磨川河川敷を会場に、「やつしろ全国花火競技大会」が開催されました。 「花火競技大会」と銘打っているのは、各地の花火製造業者が自慢の花火を打ち上げてそれを評価し、優秀賞を授与するということをしているためで、客を楽しませ…

「女性労働と企業社会」熊沢誠著

女性の労働は、かつては非常に差別的な制度の中で低賃金で補助的な仕事に限定され、結婚退職が普通のこととされていたのですが、制度としては急速に改善されてきているようです。 それが、実際に公平に運営されているかどうかは問題が残るところでしょうが。…

沢田研二がライブ不入りに怒ってドタキャン

芸能ネタなどあまり触れることもないのですが、私らより少し年上のスーパースターのあまりにも見苦しい行いに少し心が揺れ動かされました。 headlines.yahoo.co.jp 昨日のテレビでも沢田研二という名前が検索上位などと報じられていて、なにが起きたのかと思…

「ヨーロッパ異教史」プルーデンス・ジョーンズ、ナイジェル・ペニック著

原題の「A History of Pagan Europe」の”Pagan”とは、主にキリスト教から見た未開の異教と言うものを表す言葉であり、原題のキリスト教に覆われたヨーロッパの中に残るかつての様々な民族の宗教の歴史、そして現代まで残る影響を扱っています。 したがって、…

福島原発事故、東電首脳部の裁判始まる

福島原発事故を起こした当時の東京電力の首脳部に刑事責任が問えるかどうか、裁判が始まっています。 mainichi.jp 東日本大震災が起きる数年前に、これまでの想定よりはるかに高い津波が襲う可能性が指摘され、東電社内にも報告されていたものの、それに対し…

田中宇さんの国際ニュース解説より、「中国でなく同盟国を痛める米中新冷戦」

田中宇さんの「国際ニュース解説」の内容は、思わず膝を打つ(死語?)ような納得感が得られるものですが、今回の記事も「読んでスッキリ」と理解できるものとなっています。 (今回も無料で全文を閲覧できました) tanakanews.com米中の貿易戦争はさらに激…

次々に明るみに出る医学部入試の不正

東京医大の入試不正事件から他の大学も調査するということになり、始めたところが次々と疑わしい事例が続発、その中で昭和大学が得点操作を認め謝罪と言うものです。 news.nifty.com 一応「謝罪会見」と言うことですが、その周辺ではあまり罪悪感を感じてい…

「西南戦争 民衆の記」長野浩典著

西南戦争では薩摩を出た反乱軍は熊本城に襲いかかったものの、それを落とすことができず、周辺の田原坂の戦いなどで敗れ、大分や宮崎を通って敗走し最後は鹿児島に戻って城山の戦いで敗れました。 しかし、その間現在の鹿児島、熊本、大分、宮崎の各地を転戦…

「かえる日記」より、

「かえる日記」に、この前のエール・フランス機が皇居上空まで侵入してしまってあたふたしている出来事について、笑っている記事が出ていました。 pikoameds.hatenablog.com 一緒に笑いたいと思います。 つい先日も、羽田からの新ルートが米軍の拒絶にあって…

「消費税増税を来年10月に実施は間違いない」とわざわざ表明

政府は消費税税率を10%に上げるのは、来年の10月に間違いないということを、確認しました。 mainichi.jp スケジュール通りであれば間違いなく施行されるはずですが、これまでもあれこれと口実を設けては先送りにしたため、恥を忍んで確認したんでしょう…

夢の話「液体窒素のプールを泳ぐ」

今日の夢はやけにリアル感に富んだものの、内容はあり得ない話でした。 これを小説にしたらすごいものになるでしょうが、筆力がなければ分からないかも。 夢の舞台は大学の研究室。 私はなんと大学4年生。 卒論研究に入っているのですが、研究にまったく身が…

プラスチックのゴミ対策が叫ばれる中で、バイオプラスチックも注目される

海洋などのプラスチック汚染のひどさが改めて注目され、その対策としてストローの使用禁止、レジ袋の削減など(どちらもセコい対策!)が言われていますが、そこで注目されるのが「バイオプラスチック」と呼ばれる、植物を原料とするプラスチックです。 http…

九州電力が太陽光発電の電力を一時停止

九州電力は13日に太陽光発電の電力が限度を越えて供給され、需給バランスが崩れ大停電になる危険性があるとして、太陽光発電事業者に「出力制御」を実施しました。 www.yomiuri.co.jp この前の北海道の地震の際に、発電所の被災で電力供給が急減し、全道停電…

蓄電池について

私は蓄電池などにはまったくの素人ですが、これからの時代の電力やエネルギーにはこれが非常に大きな役割を果たすと思います。しかし、その影響の大きさの割には現状や将来に関して情報があまりにも少ないようです。 研究開発も鋭意進められていますと言うば…

中国はトランプが捨てた国連を拾っているのかもしれない。田中宇さんの「国際ニュース解説」より

田中宇さんの「国際ニュース解説」に、また無料公開記事が載っていましたので、最後まで読むことができました。 取り上げている内容は、トランプが次々と国連での責任を放棄することはよく報道されているが、その影で中国が国連支配を強めようとしているとい…

外国人労働者の長期滞在、家族帯同、延長から永住へ? 単純労働も

外国人労働者の受け入れについて、これまでの弁護士や大学教授レベルの専門家だけでなく、単純労働者にも長期滞在を認めるよう方針転換とのことです。 headlines.yahoo.co.jp労働者の不足は広く蔓延しており、これが原因での企業倒産も発生する段階です。 し…

「サツマイモの世界 世界のサツマイモ」山川理著

著者の山川さんは農林省の農業試験場にてサツマイモの品種改良などにあたり、多くの業績をあげた方です。 サツマイモはかつては「ホクホク」のものがほとんどであったと思いますが、現在では特に焼き芋には「ねっとり」とした食感のものが多くなっています。…

被災地に送られた「液体ミルク」が活用されていない件

液体ミルクはヨーロッパでは使われているものの、日本ではまだあまり馴染みのない製品です。 乳児用液体ミルク - Wikipedia しかし、水の確保も難しい地震や水害の被災地では非常に有効だと考えられており、先ごろの北海道での地震の際も、援助物資として送…

「その死に方は、迷惑です 遺言書と生前三点契約書」本田桂子著

有名人が亡くなった後に様々なトラブルが起きて話題になることがよくあります。 きちんとした遺言書を作っておけばそれは防げるはずです。 しかし、そう言われても「まだ若い」とか「そんなに財産もない」と言って対策をしようとしない人がほとんどのようで…

山梨県の保育所でヒスタミン食中毒発生

FOOCOM.NETの瀬古博子さんの記事で、山梨県の保育所でヒスタミン中毒が発生したというものです。 www.foocom.net ニュースの速報では、園児が集団でアレルギー症状と言うことだったので、瀬古さんは おそらくヒスタミン中毒と予想できたのですが、その後の続…

「通勤電車のはなし 東京・大阪、快適通勤のために」佐藤信之著

通勤電車といえば、ラッシュアワーのぎゅうぎゅう詰めというイメージですが、実は通勤に電車を利用する人が多いというのは、東京と大阪の都市圏が突出している状況です。 地方では車を使う人の割合が多くなります。 また、三大都市圏と言いますが、名古屋圏…

今日見た交通違反 自転車の傘立て器具

このところ少し散歩を控えていたのですが、よんどころない事情で1時間ほど出かけました。 そうしたら、立て続けに表記の器具で日傘をさした人が二人。 どちらもかなり高齢の女性で、自転車で走っているのかよろついているのか分からないような人たちでした。…

「官愚の国 なぜ日本では政治家が官僚に屈するのか」高橋洋一著

著者の高橋さんは、東京大学数学科出身の異色のキャリア官僚として大蔵省に入省し、長く勤めましたが退職しました。 そのため、「官僚」というものの裏表まで熟知しており、それがどのように日本の政治を動かしているか、また欠点や汚点までよく分かっていま…

北海道で地震による全道停電は人災としてコープさっぽろが北海道電力に損害請求

出ましたね。 この前の地震で全道が停電し、冷凍庫のストップなどで多額の損害が出たとして、コープさっぽろが北海道電力に9億円以上の損害の補償を求めました。 hre-net.com コープ側は、苫東厚真発電所に発電能力を集中させすぎたのが、北海道電力の過ちで…

「甲骨文の話」松丸道雄著

中国古代の、漢字の原型とも言える甲骨文字について、その研究を専門として来られた著者の甲骨文字やその時代、内容などについての文章を集めて一冊の本としたものです。 すでに大学の名誉教授となられている著者ですが、その20代から現在まで書かれたもの…

「宅配がなくなる日 同時性解消の社会論」松岡真宏、山手剛人著

「同時性」という言葉はいろいろな場合に使われており、アインシュタインも使っていますが、ここでは「同時に同じ所にいるということ」を問題として、経済現象を取り扱うという意味で使われています。 アマゾンなどのネット販売品の配達が急激に増加し、ヤマ…

「3D地形図で歩く日本の活断層」柴山元彦著

内陸型の地震の多くは活断層付近で起きるということは知られてきましたが、そんな活断層というものが実際にどこにあって、どのようなものかということはまだそれほど一般に知られているものではないかもしれません。 活断層の分布というものを見れば、日本中…

一見普通の発言のようだが、「環境大臣 レジ袋の有料義務化」

新任での環境大臣ですが、次のような発言をしています。 mainichi.jp プラスチックのゴミによる汚染が問題ということもあっての発言でしょうが、実はこの前の環境大臣、中川雅治も以前から繰り返し主張していたようです。(今回調べ直して初めて知りました)…

「80年代SF傑作選 上」小川隆、山岸真編

私も高校生大学生であった1970年代にはよくSF小説を読んだのですが、それから就職、結婚と続いたので80年代にはあまりSF(というか、どういった本であっても)を読む機会が無くなりました。 だからというわけでもないのですが、こういったアンソロジー…