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爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「新自由主義の帰結 なぜ世界経済は停滞するのか」服部茂幸著

経済学者の言うことなど皆価値が無いかのように感じていましたが、この本の著者の服部さんは福井県立大学教授で経済学博士、理論経済学がご専門というバリバリの経済学者のようです。 しかし、この本に書かれていることは多くの点で納得できるものでした。 …

「〈リア充〉幻想」仲正昌樹著

著者の仲正さんは政治思想史が専門という金沢大学教授ですが、こういった現代の若者の抱えている問題についても詳しいようです。 「リア充」というと、聞いたような気もするのですが、何度聞いてもよくわからないというのが爺さんの感想です。 本書は直接「…

「DVD映画で楽しむ世界史」大串夏身著

本書あとがきにある、この本を書くようになったきっかけというのが、西部劇映画「黄色いリボン」の冒頭に、第7騎兵隊全滅の報せを各地に伝えたという場面があり、「これは史実だろうか」と感じていろいろと調べだし(著者は歴史学者です)、そうこうしている…

出身地鑑定 方言チャート アップデート

東京女子大の篠崎晃一教授と篠崎ゼミの皆さんが作られた「出身地鑑定 方言チャート」がパワーアップされたそうです。 office.twcu.ac.jp 各地の方言特有の語彙を拾い上げ、地域差の大きいものを配置して絞り込むという手法で出身地(3歳ごろから14歳まで住ん…

「無責任の連鎖 耐震偽装事件」産経新聞社会部取材班

「耐震偽装事件」というものが大きく報道されていた時代からすでに10年以上経ちました。 「姉歯」「ヒューザー」「木村建設」などという言葉が飛び交っていたのがつい最近のようにも思えます。 特に、当地は木村建設の本社があったところでもあり、その報道…

太陽光発電のエネルギーペイバックタイムが3年とは本当か 近藤邦明さんの「環境問題を考える」で考証

エネルギーペイバックタイム(EPT) (またはEPR(エネルギープロフィットレシオ)というのは、太陽光発電のようなエネルギー変換装置の能力を評価し、その真の経済性を測るための基本的な性質で非常に重要な数値なのですが、これがどうやらいい加減な算出方…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1184 FRBが利上げを決定

賀茂川さんブログはアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定したということです。 3月の話だと思いますが、何か状況を見ていたのでしょうか。 kamogawakosuke.info 政策金利を引き上げるというのは、景気が上向きインフレ傾向が強まった際に引き締…

「護身の科学 あなたと家族を暴力から守る!」毛利元貞著

著者の毛利さんは「暴力分析コンサルタント」ということですが、かつては東南アジアの紛争地帯で傭兵として参戦した経験があるということで、それを活かし活動しておられるということです。 暴力に悩む人々の相談にものっているそうですが、現在の日本は殺人…

アニサキス中毒が激増 「安心?!食べ物情報」で紹介

生魚の寄生虫による食中毒、「アニサキス中毒」が激増しているという、「安心?!食べ物情報」の紹介です。 渡辺宏さんのこのサイト、週1回の更新ですが、毎週のように参考になる記事が載っています。 http://food.kenji.ne.jp/review/review912.html サバ…

「今こそ家系図を作ろう」岩本卓也・八木大造著

今、家系図を作るというのがブームになっており、日本ばかりでなく海外でも広がっているそうです。 本書はその家系図の作り方を細かに解説するという、実用書的な作りのものになっています。 岩本さんは本書の中でも紹介されている家系図作成ソフト「ルーツ…

「なぜか「安心して話せる人」の共通点」和田秀樹著

著者は数多くの本を書いていらっしゃいますが、本業は精神科医です。 精神科医というのは患者に話をさせてその病状を判断するというのが重要な診断法ですので、患者が「安心して話す」ことができなければ、診察にもならないのですが、やはり色々と注意点はあ…

九州国際スリーデーマーチ開催

ただ歩くだけのスリーデーマーチが、12日より3日間八代市球磨川河川敷公園をメイン会場に開催されます。 12日の1日目に参加しました。 今日は10kmコース。10時出発の会場風景です。 この時はまだ曇りの天気だったのですが、この直後に雨が降り始めどんどん激…

「ご先祖様はどちら様」高橋秀実著

ノンフィクション作家の高橋さんが、自分の先祖を知りたくて各地を廻っていろいろな人たちの話を聞き、発見をしたり迷路に入ったりということを書いていくというものです。 よほどの名家でない限り先祖代々が分かっているという人は居ないでしょう。 我が家…

土壌学者の西尾道徳さんが、モンゴメリー「土の文明史」でのキューバの有機農業について誤りを指摘

土壌学者で環境保全型農業ということを説いていらっしゃる西尾道徳さんが、そのサイトの中でワシントン大学教授で地質学が専門のデイヴィッド・モンゴメリーが書いた「土の文明史」という本の中でのキューバの有機農業について触れた部分の誤りを指摘してい…

「1手詰将棋」高橋道雄著

「詰将棋に関するエッセイ」とかいうものではなく、本当に「詰将棋だけ」の本です。 「詰将棋」とは、将棋の終盤戦の詰むか詰まざるかというところだけを拾い出したようなもので、パズル的な要素が強いものです。 解答者(解く人)が攻め手となり、王手の連…

もしかして 安倍クンてホントのバカ? 買いかぶっていただけだったのか。

昨日の国会審議での民進党議員の質問に答えたという安倍クン(もはや首相とか宰相とか呼ぶ気もなくなってきた)の答弁を報道で見て、衝撃を受けました。 www.nikkansports.com 私はこれまでの安倍クンの政権運営(というか、騙しの手口というか)を見て、こ…

「嘘ばっかりの”経済常識”」岩田規久男著

経済関係の本は以前はほとんど読まなかったんですが、なぜか一冊だけ買って持っていました。 嫌いだったわけは、自分に基礎知識が無かったためもあり、何やら難しそうなことを、しかもどの本も偉そうな雰囲気で押し付けてくるように感じたためだったと思いま…

「戦国大名の正体 家中粛清と権威志向」鍛代敏雄著

著者のお名前は非常に難しい読み方ですが「きたい」と読むそうです。 日本中世史がご専門の歴史学者です。 戦国大名という人たちは、決して自分たちが「戦国大名」であるとは思っていませんでした。 しかし、ほぼ16世紀の100年間に国を支配していた大名たち…

「安心?!食べ物情報」にて渡辺宏さんが和牛についてまとめています。

いつも参考にさせていただいています、渡辺宏さんの「安心?!食べ物情報」今週の記事で、和牛に関する情報あれこれがまとめてあります。 http://food.kenji.ne.jp/review/review911.html 和牛子牛の販売価格が高騰しているとか。 酪農家の高齢化で廃業が相…

「沖縄・久米島から日本国家を読み解く」佐藤優著

著者の佐藤さんはロシア語の堪能な外交官として活躍されていたのですが、鈴木宗男議員の事件に巻き込まれ500日以上の長期にわたって勾留されるという経験をされました。 その後は著述家として多くの著作を発表されています。 その独房の中で、不思議に頭に浮…

「コルトレーン ジャズの殉教者」藤岡靖洋著

著者の藤岡さんはコルトレーン研究者と名乗っていますが、検索してみるとどうやら「世界的研究者」のようです。 そのような藤岡さんは、2007年にも「ザ・ジョン・コルトレーン・リファレンス」という本も出版され、好評であったそうですが、今回はさらに全米…

「6度目の大絶滅」エリザベス・コルバート著

生物の大絶滅と言う事件が、これまでに5回起きました。 その原因は様々ですが、ほとんどの生物が死滅してしまいました。 有名なものは、白亜紀末の6600万年前に小惑星の衝突で起きたと言われるもので、恐竜のほとんどが死滅しました。 そういった大絶滅と同…

いよいよ憲法を変えると言い出した

安倍首相は2020年を目標に憲法を変えると明言しました。 それも9条に自衛隊を書き込むことが主となるものだということです。 blogos.com 現憲法には多くの問題点があり、それを放っておいてはいけないのは明らかなのですが、自衛隊云々はかなり低い順位のも…

「満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦」安富歩著

著者の安富さんは東京大学東洋文化研究所教授ですが、経済学博士であり、「東大話法」という言葉を編み出した方のようです。 また、最近自ら女装を選択したということで、一筋縄ではいかない人だということが分かります。 この本も、満洲国という多くの人に…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1183 急速に広まるIoT

賀茂川さんの今回の指摘は、「IoT」と称するインターネットにあらゆる電気製品などをつなげてしまおうという策謀です。 kamogawakosuke.info 冒頭には、「そんなものを誰が必要としているか」を論じています。 洗濯機をネットにつなげる製品が出ていますが、…

築地移転問題が改めて示した「ゼロリスク」の呪縛 中西準子さんが久々にリスク問題について書いています

Wedge5月号の抜粋ということで、Wedge infinityに、今は産業技術研究所名誉フェローとなっている中西準子さんが「ゼロリスクの呪縛」という問題について書かれています。 wedge.ismedia.jp 築地市場の豊洲移転計画に対し、豊洲の地下の化学物質汚染が問題化…

「再読:ハイブリッド日本」上垣外憲一著

この本は3年ほど前に読んだものですが、図書館の棚を見るといつも何か呼びかけているような気分にさせられ、このたび、もう一度読んで見ることにしました。 すると、結構でてきたのが「新たな発見」「前回は読み不足」といったもので、きちんと読書できてい…

「世界地図から歴史を読む方法」武光誠著

武光さんは歴史に関する読み物を多数出版されており、他にも何冊か読んだことがありますが、広く(浅く?)世界の歴史について(基本通りに)記述されており、深みは期待できないにしても多くの知識を得ることはできます。 (なんかあまり褒めていないようで…

「日本版NSCとは何か」春原剛著

NSCとは「国家安全保障会議」のことです。 アメリカでは1947年にトルーマンにより設置され、歴代の担当大統領補佐官(SA)にはキッシンジャー(ニクソン政権)やブレジンスキー(カーター政権)、スコウコロフト(父ブッシュ政権)といったそうそうたるメン…

「満州事変はなぜ起きたのか」筒井清忠著

最近読んだ本で、「大東亜戦争では中国と戦端を開いたのが間違い」という指摘を見て目からウロコという感がしたのですが、かと言って実際にそれを避ける方策があったとも思えないがという気もしていました。 sohujojo.hatenablog.com 歴史の「もしも」は無い…

トランプ大統領、韓国にTHAAD費用負担を求める。

自らの政権安定のために北朝鮮に圧力をかけているように見えるトランプ大統領ですが、その一環として韓国に配備をする迎撃システムTHAADにかかる費用の12億ドルのうち、韓国に10億ドルの負担を求めるということです。 toyokeizai.net 当然のことながら、韓国…

「うなぎ [謎の生物]」虫明敬一編

うなぎが絶滅の恐れがあるということで様々な動きもありますが、この本はうなぎの完全養殖を目指して研究を進めている一線の研究者たちがその最先端の状況をそれぞれの専門分野で書かれているものです。 多くの魚類で養殖が行われていますが、卵子精子の採取…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1182 封建時代にはいったのか

賀茂川さんのブログ、森友問題を批判し「封建時代になったのか」と言っています。 kamogawakosuke.info 国有地の不正払い下げが、政治家からの働きかけによっていれば政治家の不正となりますが、もしそうでなければ(忖度ですね)臣下の者共が殿の意思を聞く…

私の目指す日本 政治とはそれを作り出すもの

私はこのブログで、日頃から政権批判を続けておりますが、政治のあるべき姿というものを主張することはあまりありません。 そのため、もしかしたら「批判だけで対案を持たないのではないか」と疑惑を持たれているのではないかという恐れを抱いております。 …

夢の話「またも寝台特急 今回は切符を買うのに四苦八苦」

寝台特急に乗ったという夢も時々見ているのですが、それだけあの印象は強いものなのでしょう。 今回見たのは、しかしそれに乗るという以前に切符を買うのに大変だったという夢です。 現在地は、実際に今いる熊本県のようです。しかし、どうも東京の方からや…

クロマグロの漁獲規制が破綻

ニュースにも流れましたが、渡辺宏さんが「安心?!食べ物情報」の今週の記事でも詳細に解説されています。 http://food.kenji.ne.jp/review/review909.html その内容は、30kg未満の小型クロマグロ(本マグロ)の漁獲量が、国際的合意であった年間(7月…

日本郵政 4000億の巨額損失

headlines.yahoo.co.jp 日本郵政がオーストラリアで買収した会社の業績が悪く、巨額の損失を出すということです。 東芝のバカどもがクズ会社を買わされて存亡の危機といっても私企業のことですのでそれほどの思いはありませんでしたが、日本郵政は民営化とは…

「電子メール・クライシス」野村総合研究所著

スパムメール、迷惑メールというと、許可なく送られてくる広告宣伝メールといった感覚が強いですが、ウイルスメールやフィッシングメールといったものもあり、そちらには重大な注意が必要です。 電子メールというものが重要な通信手段となるにつれ、こういっ…

Amazon フレッシュ 生鮮食品を最短4時間でお届けだって

Amazonが生鮮食品を即時配達サービスを始めるとか。 news.mynavi.jp 多くのサイトでも報道されていますが、どれも「生鮮品購入が便利になりそう」といった提灯持ち記事ばかりです。 ネット通販品の配送で、ヤマト運輸など宅配業者は大変な状態になっていると…

「日本人はどこへ行くのか」姜尚中著

本書は1990年ごろにちょうど昭和天皇の崩御、ソ連の崩壊など日本でも世界でも一つの時代が変わろうとしていた頃に、発表された論文をまとめたものを単行本として出版し、それを10年経過した後に文庫本として出したというものです。 したがって、まえがきにも…

「民族という名の宗教」なだいなだ著

なだいなださんという、精神科医にして作家であった方のお名前はよく知っていましたが、どのような本を書かれたかということはほとんど知識がありませんでした。 著書を初めて手に取ったわけですが、この本は「民族」という、誰もが知っているようで本当のと…

「なぜ日本人は学ばなくなったのか」齋藤孝著

教育学者の齋藤さんですが、現代日本人の勤勉さの喪失、とりわけ若者の学問に対する情熱が失われていくことに対して非常な危機感を持っています。 学ぶ意欲を失いただひたすら受け身の快楽のみを求める若者を見ていると日本人が壊れていくと感じるそうです。…

「水危機 ほんとうの話」沖大幹著

東京大学生技研教授という沖さんは、水文学(スイモンガク)研究者を自称して居られます。 水文学とは、天文学や人文学と同様に、水に関するすべての事象を扱う学問ということです。 英語では、HYDROLOGYというもので、ユネスコでもその推進が定め…

「ピント調節機能食品」で重篤な健康被害という情報

「安心?!食べ物情報」で、「ピント調節機能食品」による重篤な健康被害があったという記事がでていました。 http://food.kenji.ne.jp/review/review908.html どうやら東京都の消費生活センターの危害情報が元ネタのようです。 http://www.shouhiseikatu.me…

「輸入学問の功罪 この翻訳わかりますか?」鈴木直著

本書副題から、特に哲学書などに見られる直訳調のわかりにくい翻訳を問題とした本かと思いましたが、とんでもなかった。 その内容は非常に広範囲に広がり、ドイツや明治日本の学問の広がり、教養主義、カントやヘーゲルの学問についてなど、幅広くしかも固く…

再生可能エネルギーは全然「再生可能」ではない。「環境問題を考える」近藤邦明さんが簡明な解説

”環境問題を考える」というサイトを運営されている近藤邦明さんが、いわゆる「再生可能エネルギー」なるものの正体を簡明に解説されています。 http://www.env01.net/fromadmin/contents/2017/2017_02.html#n1176 私もこのブログ内で繰り返し主張しています…

飯田線の思い出 写真

先日、「飯田線の思い出」と題して文を書きましたが、たしか昔に写真も撮っていたはずと思い、昔のフィルムを探してみました。 親からカメラを与えられて色々と撮りだしたのが中学生の頃で、その当時も飯田線の車両を撮ったことはあったはずですが、そのフィ…

安倍内閣の支持率維持方策はすでに完全に方向転換したか。 藻谷浩介さんの論評

それはともかく政権を擁護したい側は、ここぞとばかり中国や北朝鮮の脅威をあおっている。中でも最近ネットで見て仰天したのは著名右派論客の「中国が日本を本気で取りに来ているのは、誰の目にも明らかでしょう」という発言だ。「日本」は尖閣諸島限定では…

松永和紀さんも呆れたか。明治が内閣府と結託し健康効果宣伝したが低レベル過ぎる内容

FOOCOM.NET松永和紀さんが、日本有数の食品企業の明治がチョコレートの健康効果をあまりにも低レベルな科学研究しかできないにも関わらず大々的に宣伝している問題を取り上げています。 www.foocom.net 松永さんの記事にもあるように、日経新聞でも報道され…

熊本地震から1年

昨日は熊本地震の前震から1年ということで、テレビでも特別番組が数々放送されていました。 前震の後にさらに大きな本震が来たという、異例のもので、さらに激しい余震がずっと続くというもので、しかも日奈久断層の南側ではまだ断層のストレスがすべて解放…