爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「さすらいの仏教語 暮らしに息づく88話」玄侑宗久著

今、普通に使っている言葉で、その起源は仏教語であるというものがかなりあるということは知ってはいました・。 しかし、その意味が本来の仏教でのものと相当変化して現在使われていると言うものが多いようです。 それを著述をしながらも臨済宗住職である著…

健康食品などの「体験談広告」ようやく規制か。FOOCOM.NETに松永さんが紹介

健康食品などのCMに多用されている「これは消費者の体験談です」という手法がようやく規制されるかもしれないという、話がFOOCOM.NETで松永和紀さんによって紹介されています。 www.foocom.net こういう広告手法を「打ち消し表示」と言うそうです。 誰もがご…

脱エネルギー社会の構築に向けて(4) 第一段階脱エネルギー社会の交通体系

前回までの説明で、第一段階脱エネルギー社会(あくまでも「第1段階」です。理想社会にはまだまだ遥かに遠い)の交通体系が少し見えてきたかと思います。 大都市圏がどうなるかは触れません。それまでに大地震などで壊滅しなければよかったねという程度のも…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1193 再び核兵器の恐怖へ

北朝鮮の核ミサイルの恐怖が現実のものとなるかもしれない状況で、賀茂川さんも取り上げています。 kamogawakosuke.info 日本でも核シェルターの販売が増加したとか。 米ソの冷戦時代の悪夢が再現しているのでしょうか。 ただし、賀茂川さんの指摘にあるよう…

夢の話「学園祭でボクシング試合」

またはるかに若い頃の出来事の夢です。 私はまだ大学生のようです。 学園祭が開催され、その中でボクシングのエキシビションマッチを主催することとなりました。 どうやら私が責任者のようですが、出場選手は同級生のようなイメージです。 会場設営などに大…

またいつものこの時期だけの「戦争反対」

一応、日本の称する終戦の日(これについても色々の議論があるそうですが)となり、戦争で辛い思いをされた方々についての報道など、例年通りにこの時期だけ満載です。 これについては、2年前にも記事を書きました。 sohujojo.hatenablog.com 簡単に「戦争…

「日本を再生! ご近所の公共哲学」小川仁志著

著者の小川さんは商社勤務やフリーター、市役所勤務を経て高等専門学校の教授となったという、変わった経歴の方です。 現在は、高専で教えながら地域での活動ということで「哲学カフェ」なるものを開いて、自分たちの周囲に密接に関係のある問題を自ら考える…

「吟醸酒への招待」篠田次郎著

吟醸酒というと、日本酒の高級なものといったイメージでしょうが、実際は正確な定義で決まっており、精米歩合が吟醸酒では60%以下、大吟醸で50%以下というものです。 精米歩合というのは、原料米を精米した時の歩留まりで、60%と言えば元の米の40…

「デフレの正体 経済は〈人口の波〉で動く」藻谷浩介著

経済学者ではなくエコノミストですが、なかなか面白い見方をされている藻谷さんの、やや以前の2010年出版の本です。 一言でいえば(とあとがきに書いてあります)この本に書かれていることは、 経済を動かしているのは、景気の波ではなくて人口の波、つまり…

「面白くて眠れなくなる元素」左巻健男著

PHPエディターズ・グループより出版されている「面白くて眠れなくなる」シリーズは相当数になりますが、左巻さんはその幾つかを担当されているようです。 これは、「元素」それぞれについて幾つかのエピソードを書いていくというもので、まあ「眠れなくなる…

「なぜ人は【売れ筋商品】を買ってしまうのか」おもしろ心理学会編

「おもしろ心理学会編」とありますが、そこまで学究的内容ではなく、まあ普通のサラリーマンが読めばすぐに納得できるという程度のものになっています。 だからと言って、レベルが低いということはなく、ある程度は心理学の知見を基にされているのは事実のよ…

今朝の月食

朝早く目が覚めてしまったんですが、ちょうど昨夜聞いていた月食の時間だったので、起きて写真を撮りました。 結構大きく欠けているように見えました。

FOOCOM.NET専門家コラムで、児林聡美さんが栄養疫学の手法解説

FOOCOM.NETで、栄養疫学研究者の児林さんが、「効果的なフレイルティ予防食は?」という題目でまとめた研究を紹介し、「栄養疫学」という学問自体の説明をしています。 www.foocom.net 栄養疫学とは、一言で言えば(言っちゃって良いのかな)「人がどのよう…

「誰も戦争を教えてくれなかった」古市憲寿著

本書の外装に書かれている書名は「誰も戦争を教えてくれなかった」なのですが、一枚めくるとその裏には「だから僕は、旅を始めた」と続いています。 その通り、自分で探して歩き、世界中の戦争博物館と平和博物館をめぐる旅をして、そうして書いた本です。 …

「人間を考える経済学 持続可能な社会をつくる」正村公宏著

書名副題の「持続可能な社会」に反応して手に取ってしまいました。 たいていの経済学者の方々は「持続可能社会」ということを誤解していると思っていましたが、本書著者の正村さんはきちんと資源エネルギーの限界も踏まえての論議をされていました。 ただし…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1,192スティーガル法の復活を

賀茂川さんの最新記事は「スティーガル法の復活を」というものです。 kamogawakosuke.info スティーガル法とは、アメリカで1,933年に成立した法律で、議会に提出した当時の民主党議員グラスとスティーガルの名が付いています。 内容は、銀行業と証券業を分離…

またまたいつもの、「口先だけ”経済最優先”」

今回の内閣改造に当たり、首相は「経済最優先」で進むと語っているそうです。 (あわわ、”騙っている”と変換しそうだった) 選挙や内閣改造など、国民の支持を得たい時だけはこの言葉が出てきます。 しかし、その本心はどこにあるのかもそろそろ、いかにのん…

「たまたま 日常に潜む偶然を科学する」レナード・ムロディナウ著

「たまたま」とは、英語で言うところのRandomness ということです。 偶然性とか、乱雑性とか訳されますがばらばらに出てくるようなものといったことでしょうか。 物理学や数学で様々な事例が挙げられます。 ここでは、もともとは理論物理学者であった著者の…

夢の話「福岡空港で迷う」

福岡空港と言っても現実の場所ではないのですが、夢の中では「ここは福岡空港」と強く意識していました。 このところ、夢で見る交通関係はたいてい鉄道だったのですが、珍しく空港が出てきました。 まあ、その理由は明らかで昨日の家族との話の中で熊本空港…

脱エネルギー社会の構築に向けて(3) 運輸交通はどの程度残すのか

ここから先が少しの条件の差異で大きく状況が変わってくるところです。 ガソリンなど化石燃料使用の自動車等の、個人使用は多額の税金徴収によって制限するという基本方針ですが、かといって移動手段、運輸手段を徒歩や馬車に限る訳にはいきません。 そのた…

「格差と序列の心理学 平等主義のパラドックス」池上知子著

格差や不平等といった問題については、多くの人々の関心を呼び特に経済学や社会学の研究者たちが数々の意見を発表していますが、この本では心理学の立場から格差や平等といった問題を人々がどのように認識し、その背後にはどのような心理が隠れているかとい…

「詩経 中国の古代歌謡」白川静著

白川静さんといえば字統、字訓といった漢字学の集大成の著書で有名ですが、中国の古代の歌謡の記録である詩経の研究もされています。 この本は、中国古代でも氏族制社会が崩れていく中で多くの詩が作られ、そしておそらくは声に出して詠まれていたということ…

脱エネルギー社会の構築に向けて(2) 自動車社会の解体の現実

話を続ける必要上、自動車社会解体のために石油燃料車の使用禁止に向けた政策を考えるという方向で書こうとしたら、イギリスやフランスでガソリン車使用禁止という話が飛び込み驚きました。 news.yahoo.co.jpこれは先を越されたかと思って少々焦りましたが、…

またも「政権受け皿談義」

日曜の朝、のんびりしながら(まあ毎日のんびりですが)テレビなど見ていると、いつもの放談番組で「政権受け皿」談義です。 いよいよ安倍政権も先が無くなったと見えてきたのでしょうか。遅すぎるのですが、ようやくというところでしょう。 しかし、ここで…

「九州男児の解説書」九州男児を愛する会著

まあ、まったく他愛のない内容の本でして、出張帰りの新幹線などでビール片手に読むのに最適といった本でしょう。 ただし、そのわりには税抜き1000円というのはやや高めかも。 想像ですが、この本は博多駅や福岡空港の売店で売ることを想定していたので…

「ご飯のおかず」と「酒の肴」

時々見に行く新聞社のネットサイトで、女性がよく書き込む掲示板があるのですが、(読売新聞発言小町)そこに興味深い話題がありました。 それは、「コロッケはご飯のおかずじゃないの」というものでした。 書き込んだのは若い奥さんのようですが、手作りの…

脱エネルギー社会の構築に向けて(1) まず進めるべきは自動車社会の解体

これまでも現代のエネルギー依存文明から脱却し、脱エネルギー社会を構築する必要性については何度か書いてきました。 エネルギー消費量半減のための社会改革 1- 爽風上々のブログ 私の目指す日本 政治とはそれを作り出すもの - 爽風上々のブログ その最大…

「日本史の一級史料」山本博文著

著者は東京大学史料編纂所教授で、近代史を専門に史料を丹念に掘り起こし研究を重ね、著書も数多く出版されています。 「一級史料」といってもどれが一級か二級かという定義もないのですが、しかし、これまでの歴史通説に変更を加えさせたという史料は確かに…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1191 テロとは何を指すのか

賀茂川耕助のブログ、最新記事は「テロとは何を指すのか」です。 kamogawakosuke.info アメリカのIT大手のマイクロソフト、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブの4社が共同でテロ対策を行うこととなったそうです。 もちろん、何をやるかと言えばネット…

お酒の話 酒会社での体験 その6 酒税

日本ではお酒には酒税という税金がかかっているということは誰でも知っていると思いますが、細かくはわからないものと思います。 これも仕事をやっていく上では大変なものでした。 酒税は現在ではそれほど大きな位置を占めるものではありませんが、明治時代…

「くらべる時代」おかべたかし文、山出高士写真

以前に「くらべる東西」という本を読みましたが、その同じメンバーで今度は「昭和と平成」の比較です。 平成もすでに29年になりましたが、まだ人生の半分以上は昭和という私にとっては、昭和の風景というものは子供時代、青春時代、新婚時代のすべてを含む…

健康食品?プエラリア・ミリフィカに健康被害

今週の「安心?!食べ物情報」には、健康食品として販売されている「プエラリア・ミリフィカ」に健康被害続出として、国民生活センターが注意喚起、消費者庁も措置命令を出したということが取り上げられていました。 プエラリア・ミリフィカとは、東南アジア…

「みんなで決めた 日本一の朝ごはん」美味しい朝ごはん調査隊編

実は最近、本の書評を紹介するというサイトに参加しているのですが、そこでは出版社から貰った本をタダで配布しその書評を書くということもしています。 この本はそれで貰って書評を書いたものです。(そちらの書評と、ここで書くものとは別です。こちらはよ…

「その〈脳科学〉にご用心」サリー・サテル&スコット・O・リリエンフェルド著

脳科学という分野が発達し、色とりどりの脳画像と称する絵をあちこちで目にするようになってきました。 リアルタイムで画像が見られるために、いろいろな質問をしたり、映像を見せたりした場合の脳の反応といったものを得られるようになり、それを様々な分析…

お酒の話 酒会社での体験 その5 品質管理業務

薬品部門から社内配転で酒類部門に移籍し、しばらくは製造技術サポートといった補助部門で慣れるようにウォーミングアップ期間を過ごしたのですが、いよいよその部門の人材難も厳しくなり、事業直結の業務を担当することとなりました。 とはいえ、すぐに製造…

政治権力者の一族郎党への利益誘導は法律で止められるか

加計学園問題についての話ですが、政治の方では首相が出席しての国会審議がああでもないこうでもないで揉めています。 質問時間配分で与野党の意見が合わないそうですが、よほど話したくないことがあるのでしょうか。 それはさておき、 表題にも掲げましたよ…

「時を刻む湖 7万枚の地層に挑んだ科学者たち」中川毅著

考古学的な時間の計測のために、炭素のアイソトープ14Cというものが使われますが、そこにはどうしても誤差が付き物でした。 大気中の14Cの濃度が一定であると仮定し、それが動植物に取り込まれると徐々に崩壊していくためにその濃度が減っていくのでその動植…

「日本の大問題 現在をどう生きるか」養老孟司、藻谷浩介著

最初の「長いプロローグ」というものを養老さんが書かれており、そこでは「教育論」というものが扱われています。 その後は、養老さんと藻谷さんの対談で進行していきますが、話題は必ずしも教育論のみに留まらず、社会情勢や人の生き方まであちこちに飛び回…

「右翼と左翼」浅羽通明著

右翼と左翼という言葉は、現在でも度々聞かれます。 最近ではカタカナで「ウヨクとサヨク」などと書かれることも多いようですし、派生して「ネトウヨ」などと使われることもあります。 しかし、実際に「何が右で何が左か」ということはそれほどはっきりとし…

「年代で見る 日本の地質と地形」高木秀雄著

日本列島は火山や断層の上に乗っているようなもので、地震や噴火の脅威を常に受け続けているようなものですが、それらは非常に美しい風景ともなっており、観光資源としても重要なものです。 地球の歴史の中で生まれてきた地質や地層などの典型を見られるとい…

お酒の話 酒会社での体験 その4 なんと清酒製造

その当時勤務していた熊本県の工場では、本格焼酎(乙類焼酎)の米・麦と、アルコールを割水した甲類焼酎を製造していました。 熊本県でも現在は焼酎全盛になっていますが、実は40年ほど前の私が入社した頃はまだ日本酒(清酒)を飲む人が多かったのです。 …

「日本は、」G.D.グリーンバーグ著

著者のグリーンバーグさんはアメリカ出身で大学で経済学を教えていたそうですが、詳細は自分でも明らかにしていないものの40年ほど前に大学を追われ日本にやってきたそうです。 それからずっと日本の大学で教えて過ごしてきたそうですが、日本に来て感じた日…

夢の話「温泉旅館グループのネットサイトを立ち上げるが、創業者が急死しお手上げドタバタ」

またまた不条理この上ない、しかもなんでこんなシチュエーションがリアリティたっぷりに夢に出てくるのかよくわからない夢を見てしまいました。 状況は、地域の温泉旅館をグループ化してネット上でアピールし予約をつかむという、変なサイトを立ち上げる、ア…

「禅の教室 坐禅でつかむ仏教の真髄」藤田一照、伊藤比呂美著

曹洞宗僧侶ですが、その経歴はいろいろとあったという藤田さんが、詩人でありながら最近は仏教関係の書籍も多数出版されている(ただし、坐禅には挑戦はしたものの上手く行ったことがない)伊藤さんと、坐禅や仏教そのものについて対談したという、会話記録…

内閣支持率下落、それでも受け皿が無いって、どういう政党なら受け皿になるの

安倍内閣が数々のスキャンダルで支持率が下落していますが、それでも民進党などの野党が政権の受け皿として期待できないことからそれ以上の崩壊にまでは至っていないということです。 東京都議会では小池新党である都民ファーストがあるということで、あっさ…

加計学園問題はもう飽き飽き?ならどうすれば良いのか

加計学園の国会閉会中審査というものが開かれましたが、野党側の質問も大したものは出ず、平行線をたどるのみで、「こんなことにいつまで時間を使うのか」といった論調も(まあ何らかの意図で出されているんでしょうが)目立つようになりました。 まあ、後は…

「家族と格差の戦後史 1960年代日本のリアリティ」橋本健二編著

昭和30年代を扱った映画や本、写真集などが流行っているようです。 もちろん、その最大の要因は映画「ALWAYS三丁目の夕日」の大ヒットでした。 その雰囲気が誰にも懐かしさを呼び起こすものでしたが、しかしその内容は誰にも知られることはありません。 つ…

「人類とカビの歴史 闘いと共生と」浜田信夫著

著者の浜田さんは大阪市環境科学研究所に長く勤務され、その間住民からのカビなどの相談を数多く受けてきたそうです。 自分でも疑問を持った点など、すぐに実際に実験してみて解答を得るといったことに務められていた様子が、この本の記述からもよくわかりま…

FOOCOM.NETで松永和紀さんが書籍紹介「おいしい病院食は、患者を救う」

いつも見ているFOOCOM.NETで松永和紀さんが「おいしい病院食は、患者を救う」という書籍を紹介しています。 www.foocom.netこの本は、サイエンスライターの薬袋摩耶(みない・まや)さんが著者で、監修者として以前はこのFOOCOM.NETで執筆していた、現在は鈴…

イオン飲料の飲み過ぎは健康被害 特に乳幼児は注意

週1回更新の度に食品問題について新たなニュースを教えて貰える、渡辺宏さんの「安心?!食べ物情報」ですが、今回は「イオン飲料」の危険性について紹介されていました。 http://food.kenji.ne.jp/review/review920.html イオン飲料とは、スポーツドリンク…