爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の話「神奈川県平塚沖に新空港建設」

また、久し振りに筋の明らかな夢を見た話です。 私の現住所は熊本県ですが、青春時代と子供の小さかった頃、そして中年になっての3回、神奈川県の湘南地方に住んでいました。 夢の中では、その住んでいた地域ではないのですが、すぐそばの平塚市の海岸に新た…

アベノミクスがすでに破綻している証拠の来年度予算、こんな政権をいつまでやらせておくのか。

「桜を見る会」にまつわる疑惑を言い続ける野党や(ごく一部の)メディアに対して、「こんなことをいつまで言っているのか」ということを言う政権応援団がいますが、そいつらの言い分には怒りを覚えていました。 しかし、政府の来年度予算というものを見せら…

「読解力低下は当たり前」樋口裕一さんが文章を読み書きしなくなった現状を嘆く

東洋経済オンラインで、樋口裕一さんが「読解力低下」について書いています。 toyokeizai.net OECD加盟国を対象とした学力調査で、日本人の学力の中でも特に「読解力」が著しく低下したということは、大きな衝撃を与えました。(ごく一部の人に?) 樋口さん…

イギリス総選挙で与党保守党が単独過半数の大勝、EU離脱が決定的

イギリスで行われた総選挙で、EU離脱を目指す与党の保守党が大幅に議席を増やし単独過半数を勝ち取るという大勝をしました。 野党労働党は、議席を大きく減らしました。 イギリスは、日本のような見せかけだけの小選挙区制ではないので、国民の判断がはっき…

「世界の有名シェフが語る マンマの味」ミーナ・ホランド著

イギリスの著名なフードライター、ミーナ・ホランドさんが、主に家庭料理についてのエッセイと、それに関連して有名シェフにインタビューしたものをまとめたものです。 伝統(卵)、即興(パスタ)、自然(豆)、バランス(調味料)、ウーマン(じゃがいも)…

本日見かけた危険運転「歩道を歩いていて2回続けて轢かれそうになった」

当地は今日は朝から快晴、風もなく暖かで、だからというわけではないのですが市内中心部にある図書館に徒歩ででかけました。 そこから帰りにその近くの通りの歩道を歩いていたのですが、その道沿いのレンタルビデオ屋の駐車場に入ろうとした車が対向車に気を…

「再読:辞書のすきま すきまの言葉」清水由美著 トム・ガリー監修

日本語教師の清水さんと、東大准教授の言語学トム・ガリーさんが、日本語の微妙なニュアンスをできるだけ英語に置き換えるという、本当の意味での翻訳を追求したというもので、1年ほど前にも一度読みましたがあまりにも扱っている単語が多いため再読しまし…

セブンイレブンにまた問題発覚、残業手当等の計算違いを放置

セブンペイ問題や加盟店の夜間休業問題など色々なトラブルが発覚しているセブンイレブンで、残業手当等の計算の誤りで過小支給があったことが明らかになりました。 diamond.jp しかも、単に計算式の誤りがあっただけでなく、2001年には労働基準監督署か…

「人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長」吉川洋著

人口減少すると経済成長もできないといったことを主張する人も居ます。 しかし、国内外の研究機関で経済学研究を重ね、現在は立正大学教授という著者の吉川さんから見れば、決してそのようなことはなく、人口が減っても経済成長は可能であるとしています。 …

ノーベル賞受賞の吉野彰さんが講演「持続可能社会の構築に責任」はちょっと無理では。

本年度ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが講演を行い、リチウム電池をさらに発展させて持続可能社会構築に責任を果たすと語りました。 www.nikkei.comリチウムイオン電池の実用化という大きな業績を上げ、現代社会の発展に大きく寄与したその業績は素晴ら…

「『グローバル人材』再考 言語と教育から日本の国際化を考える」西山教行、平畑奈美編著

「国際化」を果たさなければ日本の未来はないとばかりに、教育で「グローバル人材」を作り出そうということになり、特に大学などの高等教育機関にその実現を強く迫るということになりました。 しかし、そもそも「グローバル人材」とは何なのかということもそ…

中村哲さんのご遺体が日本に到着。やりきれない思いがあるが、別の感覚を持つ人も。

アフガニスタンで殺害された中村哲さんのご遺体が日本に到着、その場面がニュースで流れました。 これについて、ツイッターでは以下のような感想を持った方がいらっしゃるようです。 ニュースを見た時にはそういった感覚はまったくありませんでしたので、そ…

「国難の正体 世界最終戦争へのカウントダウン」馬渕睦夫著

世界支配はアメリカ政府が行っているというイメージでしたが、実際はグローバル企業や軍産複合体というものが操っているということがようやく分かってきました。 しかし、実はその背後にはイギリスの金融資本家というものがずっと隠れて支配を続けているとい…

首都直下地震や南海トラフ地震などの番組が放送されたが、一番やるべきことは何か。

NHKで集中して「首都直下地震」を題材とした番組や南海トラフ地震対策のものが放送されました。 www.nhk.or.jp まあほぼ内容も想像できるのでほどんと番組を見ることもありませんでしたが、やはり多くの人が衝撃を受けたことでしょう。 最悪の場合何万人…

「複合不況」宮崎義一著

1980年代のバブル、そしてバブル崩壊という事態は日本にとって未経験のことであり、その後も長くその影響が続いてしまいました。 バブル自体の評価というものもその時には定まっていなかったのでしょうが、その崩壊ということも経済の専門家の間でもよく…

COP25思考停止報道相次ぐ、一番やるべきことは自動車の削減。

COP25が続き、ほとんど意味のない議論が続いています。 お決まりの、「このまま温暖化が続けば」で計算だけの予測を流すだけの意味のない報道も相次いでいます。 その一方で、「具体的な行動」を求める声は大きいのですが、何が具体的行動なのやら。 ど…

「『責任』はだれにあるのか」小浜逸郎著

責任という言葉は何かあるたびに飛び交います。 しかし、その実態が何かということはあまり考えられていないようにも感じます。 「任命責任は私にある」と言い続けながら何も行動を取らない人もいますし。 そのような責任というものについて、評論家の小浜さ…

銀行口座維持に手数料?銀行の現状はどうなのか。

(以下に銀行について書きますが、私は銀行業界の内情どころか制度上のこともほとんど知らず、あくまでも報道されたニュース等だけでじーっと考えて書いていますので、明らかな間違いや誤解もあるかと思います。あまりにもひどいと言うところがありましたら…

「日本史の論点 邪馬台国から象徴天皇制まで」中公新書編集部編

歴史というものはすでに起きたことをたどるものですが、新たな史料が出ただけでも解釈がまったく変わってきます。 日本史の古代から現代まで、現在の歴史学会での最新の論点を、時代別に専門家が解説したものです。 学校で習った日本史というものは、私など…

「国会に改竄文書を出す」ということがどれほど大罪か。外国の例。

国民の代表が集まる国会に、「改竄」した文書を出すと言った官僚の暴挙が止まりません。 それでも、政権の意に沿ったものかもしれませんが、諸外国ではどのようなことになるのか、ツイッターで「不惑中間管理職は女難の日々」と名乗る方が調べた結果を掲載し…

「アベノミクス効果」などすでに何もない。政府は経済対策として巨額の国費投入。

五輪後の景気対策とか、国土強靭化とか、何のかのと口実をつけて巨額の国費投入を決めました。 www.nikkei.com事業規模26兆円とか。 大きなところは国土強靭化とか災害復興とか銘打っているものの、これまでどおりの建設土木の公共事業への投入です。 アベ…

「自分で耐震診断ができる本 木造住宅編」保坂貴司著

地震の時に建物が壊れてしまうということは非常に怖ろしいものです。 これまでも多くの地震が起こり建物倒壊により被害者が出てきました。 そのため、建物の強度を上げるような建築基準の改定が繰り返され、徐々に被害が減ってきています。 この前の熊本地震…

トランプ大統領は米軍駐留経費負担増を日本にも要求

トランプ大統領が、米軍駐留経費を各国に求めている問題で、直接発言しています。 www.yomiuri.co.jp「友人の安倍首相に助けを求めた」と言っているとか。 名古屋の小学生の金要求イジメと同じように見えます。 「仲間から外されたくなかったら金もってこい…

「聖書を読みとく 天地創造からバベルの塔まで」石田友雄著

キリスト教徒の両親の影響で幼い頃から聖書に親しんできた著者は、その後も長く聖書に親しむ会を主催していましたが、日本人の聖書というものに対する感覚はいまだに「よく分からない宗教書」と言うものです。 著者は、その後イスラエルに留学しますが、ユダ…

OECDの学力調査で、日本の文章読解力が急落

OECDが加盟国を中心に実施している学力調査(PISA)で、日本の15歳の読解力が急落し前回(2015年)の8位から15位になったそうです。 かなりの衝撃だったためか、新聞でも大きな扱い、テレビでも報道されました。 headlines.yahoo.co.jp今回から出題…

「科学者が消える ノーベル賞が取れなくなる日本」岩本宣明著

この数年、毎年のように日本人のノーベル賞受賞者が出ており、だんだんとそれが当然のように感じられるほどになってきました。 韓国や中国ではなかなか受賞者が現れないということで、そちらでは焦りを感じていると言った報道も、(日本メディアが優越感を感…

相変わらずの論点ずらしで逃げ切り図る。「アベ、お前がジャパンライフ会長と個人的関係があるかどうかなんて聞いてないよ」

「桜を見る会」に”反社会勢力”と見なされるジャパンライフの会長が、「アベ枠」で招待されていた件について、国会で首相が釈明したんですけどね。 mainichi.jp「ジャパンライフの元会長と個人的な関係はない」と言うばかり。 そんなことは聞いてないよ。 と…

COP25が開幕、日本の石炭火力発電が非難を浴びるか

COP25、国連気候変動枠組み条約第25回締結国会議が、スペインで開幕しました。 産経の報道が独自なので引用しておきます。 www.sankei.com「原発の再稼働が安倍政権の急務」とまで言い切るこの潔さというか、なんというか。 それはともかく、世界的に気…

「ながら運転厳罰化」とは言うものの。どうやって取り締まるのか。

12月1日より「ながら運転」の罰則が強化されるということです。 www.nikkei.com 実際、外を歩いているとこれをやっているドライバーを頻繁に目にします。 スマホを操作しながら交差点を曲がっていく大型トラックのドライバーなどという大馬鹿者も見たこと…

「人間の本能 心にひそむ進化の過去」ロバート・ウィンストン著

「本能」と呼ばれるものがあります。 頭で考えることとは違うことをやってしまう場合、それは本能だと言われることがあります。 人類は数百万年も前に他の猿たちから別れてサバンナの草原に降り立ち、二足歩行をしながら進化を続けてきました。 しかし、その…