車の故障時に備えて入っているJAFが毎月送ってくる冊子は、自動車税に関する意見等私の意見とは大きくかけ離れているものもありますが、なかなか参考になる読み物も多く載っています。
その中で、損害保険協会が毎年調査している「全国交通事故多発交差点マップ」というのを紹介していました。
㈱建設技術研究所という会社が調査したもののようですが、なかなか興味深い内容となっています。
その最初に分析されている、交通事故に関しての「重点地域」としては、大阪、福岡、東京が挙げられています。
それに接近している要注意地域は神奈川、静岡、愛知、少し下がって兵庫、埼玉。
さらに、事故多発の交差点についての分析も詳細にされています。
それによると、毎年のように事故多発に顔を出す「常連交差点」の特徴としては、
形状は普通の十字交差点が多いようです。
これは、五叉路やY字といった変な形状の交差点の方が事故が多いと思っていたので少し意外です。
ただし、道の広さは圧倒的に4車線以上の大規模交差点が危険なようです。
これはまあ、予想通りといったところでしょうか。
その環境も、市街化が進んでいるところほど事故が多くなり、また交通量も多くなるほど事故も多いと言った、この辺も当然のように感じます。
なお、「事故の重大性」はあまり高くなく、スピードも出せない中ではそれほどひどい事故にはならないようです。
スピードの出し過ぎで重大事故と言うのはあまり混雑せずに高速でぶつかる場合が多いのでしょう。
このファイルとは別に、2017年交通事故多発交差点ワースト10と言う表が、JAFの冊子には載っていますが、多くは上記の重点地域にノミネートされている、大阪、福岡、東京の交差点なのですが、その中に堂々とそれ以外の地域から、1位宮崎市江平五差路、3位宮崎市新名爪交差点と、宮崎から2箇所がランクインしています。
どうして事故が多いのか、マップで見てみたら、江平五差路はその名の通り五差路、新名爪交差点は四差路ですが、角度がかなり急な交差となっています。
このあたりはどうやら交差点の構造上の問題と言えるようです。
まあ気をつけて運転したいものです。