実質「移民法」なのかどうか、首相は必死で否定していますが、なにしろ細かい所の精査などほとんどできていないようですから、どうなるのかもわからないのでしょう。
正式名称は「出入国管理及び難民認定法」だそうですが、その改正案(改悪案?)が成立しそうです。
どうせ、政府の最大スポンサーの財界の「人手不足をなんとかしろという圧力」に耐えかねての間に合わせ法案ですから、熟慮も精査もされていないのは当たり前ですが、それでやってくる外国人たちの身分や資格、生活など一つ一つが彼らの人生に関わってくるのですから、そう簡単にやってもらって良いはずがありません。
だいたいが人手不足が深刻といっても、飲食業や介護、農業等々、低賃金と重労働がひどいところが多く、人手不足で廃業の危機と言ってもその労働条件を改善しようという方向にはまったく行かず、その条件のまま働いてくれる外国人を入れようというだけのことですから、そこまで都合の良い話が通るのかどうか不思議なほどですが。
これで来日可能となっても、滞在年数をどうするか、永住権は、年金、健康保険は、家族の呼び寄せは、等々問題は山積みです。
しかも、将来いったん人手不足が解消ともなれば、こういった人々にも帰国圧力がかかるかもしれず、不安定さは疑いようもありません。
少しは「人道」人の道ということも考えてほしいものです。