あまりにも拙速な衆議院通過には驚きますが、その法案の内容が何も決まっていないというのには、もっと驚きました。
後から、官僚の連中が適当に決めますというのですが、そんなもの法案でもないだろうに。
もちろんのことながら、多くの評論家も批判をしていますし、世論調査でも慎重な検討を求める声がどこでも半分以上を占めているようで、このところ何を聞いても賛否拮抗という問題が多かったのと比べて世論ははっきりしているようです。
上記の記事でも書かれていますが、この問題については政権支持層である保守派の人々もかなり危惧しているようです。
しかし、政権の最大スポンサーの財界が求めているために、支持層の危惧を無視しても推し進めるという方向に踏み出してしまった。
アメリカでも共和党の支持層である白人労働者たちと、最大スポンサーの大企業との立場の違いは明らかで、どちらのための政治をしているかも明白で、間違った政権支持をしている白人労働者が愚かなだけですが、日本も同様の事態になっているようです。
安倍が何を言おうと、これが移民の増加につながるのは避けることのできない未来になっています。
この事態に直接さらされるのは、国民であるのは当然で、その弊害が大きくなれば政権よりさらに右派の力が強まるでしょう。
(それにしても、ヨーロッパでは移民容認は左派なんだけど、日本は違いますね)
議員数を頼りにエラそうなことを言っている自民党議員たちも、自らの支持層と政策の乖離に気をつけたほうが良さそうです。