爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

"ぐるなび”などの飲食店情報サイトの口コミ実態を、公取委が調査

”ぐるなび”や”食べログ”といった飲食店情報の口コミサイトは、完全に信じ切ってしまう人は少ないかもしれませんが、やはり気になって見ると言う人は多いでしょう。 しかし、その内容についてはいろいろな話が語られており、公正さは怪しいという印象があるも…

熊本地震はまだ終わっていない、日奈久断層の歪は大きい

熊本地震から3年半が経ち、熊本城も部分的に再公開されるなど復興も徐々に進んでいるようです。 しかし、地震の危険性が無くなったわけではなく、実はかえって次の地震の起きる可能性が強くなっているということを、地元新聞社の熊本日日新聞が繰り返し強調…

祝ラグビーワールドカップ日本が予選突破、決勝リーグへ

台風19号の被災直後でしたが、実施強行されたラグビーワールドカップ予選リーグの最終戦、日本対スコットランドの試合でまれにみる熱戦の末、前回もいいところで負けたスコットランドに対し勝利し、初の決勝リーグ進出を決めました。 www.nikkansports.com…

キャッシュレス化を急ぐのは、こんなに危険を伴う。詐欺が横行する危険性を指摘。

中国など、紙幣自体の品質が劣悪な国が「キャッシュレス化率」が高いと言って、それに負けるななどというおかしな雰囲気が横行し、消費税増税というまったく関係のないタイミングに合わせて無理やり推進する体制にしてしまいましたが、その危険性について詳…

小泉進次郎環境大臣、徐々に中身が見えてきたようで

新たに環境大臣として就任して以来、注目は集めるもののどうもその発言内容には疑問が出てきた小泉進次郎氏ですが、前から「演説」の上手さはあるようだと言われてきたものの、「質疑応答」は駄目のようです。 headlines.yahoo.co.jp 「演説」の内容も自分自…

「これから始まる『新しい世界経済』の教科書」ジョセフ・E・スティグリッツ著

アメリカのノーベル賞受賞経済学者、スティグリッツはグローバル金融資本への富の集中で格差が拡大していることを糾弾しています。 しかし、一方では安倍政権当初のアベノミクスを称賛してもいたので、これ以上読む価値もないと一度は見放しました。 sohujoj…

相模川城山ダムでこのあと緊急放流、下流で氾濫のおそれ

台風19号の接近するなか、すでに満水となり決壊のおそれがあるとして、相模川上流の相模原市の城山ダムで、午後5時から緊急放流するということが発表されました。 headlines.yahoo.co.jp 城山ダムの設置目的にも「洪水調節」があるはずですが、その役割を…

祝吉野さんノーベル賞受賞、ただし、蓄電池頼みの今後の状況は楽観できない

本年度のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池開発の業績に対して、旭化成の吉野明さんなど3人に贈られました。 その努力と産み出したリチウムイオン電池の社会への貢献は素晴らしいものであり、企業での研究であることも含め称賛に値するものです。 ただ…

「田中宇さんの国際ニュース解説」では、ウクライナ疑惑はトランプの陰謀という解説。

田中宇さんの「国際ニュース解説」は、通り一遍(通り一辺倒と書くと笑われます)の海外情勢紹介ではなく、裏読み・深読みで非常に面白いものです。 今回は、トランプにかけられている「ウクライナ疑惑」というものが、実はトランプの仕掛けたものであり、こ…

セブンイレブン1000店閉鎖?儲かっていたんじゃないの

セブン&アイグループが不採算店を廃止し縮小を図るようです。 www.asahi.com他のスーパーマーケットが軒並みコンビニのせいで採算悪化していると思っていたら、コンビニの中でも最大手のセブンイレブンが1000店閉鎖とか。 全国に20000店以上あるよ…

「内田樹の研究室」より、「合従論再考」

内田樹さんの「研究室」、中国古典が好きなものにとっては非常にわかりやすい「合従論」です。 AERAに書いたそうですが、字数が少なかったので補足してここに載せました。 blog.tatsuru.com東アジアの国際協調体制として、「東アジア共同体」が必要だという…

トルコがクルド人を攻撃、アメリカは黙認

トルコがクルド人勢力を攻撃しました。 www.nikkei.comアメリカは一応トルコを非難しているようですが、実際はトランプは攻撃を黙認したようです。 クルド人はトルコやシリア、イラクなどの国境地帯に広がっていますが、まとまった国というものを持てない世…

台風が関東地方を直撃の恐れ

猛烈な勢力に発達した台風19号が週末に関東地方を直撃の恐れがあるということで、テレビなどでも連続して注意を喚起しています。 weathernews.jp千葉県に甚大な被害をもたらした先月の台風15号と同じようなコースをたどり、勢力もあれより大きいというこ…

「すごい進化 『一見すると不合理』の謎を解く」鈴木紀之著

進化と言っても、大きな変化を扱うものもありますが、昆虫と植物の関係だけを見ても変化しているという小さな?進化もあります。 例えば、有毒の生物に自分自身を似せて身体の構造を変化させてしまったということはしばしば見られることですが、その生物が意…

「フェイクニュースを科学する」笹原和俊著

フェイクニュースというとトランプを思い出しますが、フェイクニュース自体は昔から存在はしていたのでしょう。 しかし、インターネット特にソーシャルメディアというものができてからはそれら虚偽情報の拡散というものがそれまでとは比べ物にならないほど巨…

香港情勢混沌

条例を変えようという動きから始まった香港の情勢はますます混沌としてきました。 www.yomiuri.co.jp暴力的な抗議活動には批判も多いでしょうが、それに対抗して銃の発砲まで起こしている政府には反発も大きくなっています。 この問題の発端は下記の記事にも…

FOOCOM.NET専門家コラム、長村洋一さんの「健康と食の講座」より、「添加物の無添加表示」

FOOCOM.NET専門家コラムを担当している長村洋一さんは、現在消費者庁で行われている食品添加物表示検討会の傍聴を続けておられます。 今回はその第5回、添加物の「無添加」「不使用」表示をどうするかという点が討論されていました。 www.foocom.net 「食品…

ラグビーワールドカップ、熊本でのフランス対トンガ戦観戦

10月6日、熊本のスタジアムで開かれた、ラグビーワールドカップのフランス対トンガ戦を見てきました。 最初はフランスがペナルティーゴールとトライをポンポンと決めて、これは大差かと思っていたら、徐々にトンガも盛り返し、後半終了間際にはトライを決め…

「[図説]宗教と事件」学習研究社編

オウム真理教が起こした事件は有名ですが、他にも多くの事件が起きています。 いわゆる新興宗教というものでの事件が多いのですが、そればかりでなく伝統的な宗教でも色々とあるようです。 第1部は、「平成10大宗教事件」と題して大きなものを集めていま…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで、No.1266膨張し続ける軍事費

賀茂川耕助さんのブログ、「膨張し続ける軍事費」と題して日本の現状を語っています。 kamogawakosuke.info来年度予算の概算要求が、総額5兆3223億円と過去最大です。 世界的に見れば、2016年度で日本の軍事費は総額461億ドルで、金額としては世界8位。 ただ…

「先生が同僚をイジメ」これが日本だ、私の国だ。

呆れ返るようで、しかし意外に想像できないでもない事件が報道されました。 www.j-cast.com神戸市の小学校で、教員が後輩の教員に数々の暴行や嫌がらせ行為を繰り返していたという事件です。 「こんな教師が居たら、子供のイジメがなくなるはずもない」とい…

「もうすぐいなくなります 絶滅の生物学」池田清彦著

生物学者ですが、いろいろなところに顔を出して思い切った発言をしている池田さんですが、この本では本職の生物学について書いています。 地球に生命が誕生した38億年前から今までの間に、6回の大量絶滅があったそうです。 それは大隕石の衝突であったり、急…

面白いタイトルにつられてしまった「NHKはまるで暴力団」、中身はもっと面白かった

「NHKが暴力団」とは斬新な表現と思い、読んでみたら中身はもっと面白い。 なんと、日本郵政の副社長(元総務省次官)が言ったそうで、おまえんところは「まるで」じゃなくて「まさに詐欺集団」だろうと思いますが。 www.asahi.comかんぽ生命の不正販売は大…

「鬼平犯科帳の世界」池波正太郎編

「鬼平犯科帳」といえば池波正太郎さんが世に送り出した人気シリーズで、実在の人物であった火付盗賊改方長谷川平蔵を主人公に、その活躍を描いたもので、「オール読物」誌に連載、その後は単行本化され23巻にまとめられました。 そのシリーズについて、著…

関西電力の問題、「なぜ」がよく分からない

福井県の原発立地自治体、高浜町の元助役から、関西電力の幹部に対して高額の金品が渡されていた問題はようやく各方面で取り上げられるようになりました。 gendai.ismedia.jp しかし、現地の自治体幹部が「なぜ」関西電力幹部に金品を贈らなければならなかっ…

石炭火力発電の敵視はエネルギー供給難の時代がやってきた時に窮地に陥る原因となる

温暖化対応について検討される中では、石炭火力発電が敵視されることが多いようです。 そのため、石炭火力発電を継続しようとする日本に対して批判されることもあります。 これに対し、あの坊っちゃんは迎合発言をしているようです。 www.nikkei.com 化石燃…

北朝鮮のミサイルは日本政権の弱腰を見て徐々に日本に近づけてきた

アメリカのトランプ政権の意向を受けて、以前は発射しただけで過剰反応とも言える激昂ぶりを見せていたのが、「日本の安全には関係ない」と言い続けてきた安倍政権ですが、それを見越した北朝鮮はとうとう日本のEEZ(排他的経済水域)にまで到達させました。…

「曹操墓の真相」河南省文物考古研究所編著、渡邉義浩監訳

三国志の中で有名な曹操は、その墓が見つからないままでした。 三国志演義で劉備との対比を大きくするために、悪役として描かれるようになったこともあり、曹操は自ら亡くなる時に偽墓を作るようにと命じたことにされてしまいました。 そこには、自分が他の…

消費税率引き上げスタート、キャッシュレス化ポイント還元も。

本日より消費税率が引き上げられ10%に、ただし、食品は8%という「軽減」税率、さらにキャッシュレス化ポイント還元という意味不明の施策もスタートしました。 軽減税率という面倒な制度のおかしな点は何度も強調しましたが、キャッシュレス化ポイント還…

「明日を拓く現代史」谷口智彦著

学校で習う歴史はどこでもせいぜい太平洋戦争までで、戦後からの現代史はほとんど触れられることがなかったようです。 50年前の私の学生時代はそうでしたが、今は少しは変わったのでしょうか。 学年も最後の方になり時間がなくなるからというのが表向き?…