消費税率引き上げスタート、キャッシュレス化ポイント還元も。

本日より消費税率が引き上げられ１０％に、ただし、食品は８％という「軽減」税率、さらにキャッシュレス化ポイント還元という意味不明の施策もスタートしました。

軽減税率という面倒な制度のおかしな点は何度も強調しましたが、キャッシュレス化ポイント還元というのは、実際始まってみるまではよく分からなかったのであまり批判はしていませんでした。

しかし、いざ始まってみて動き出すと大変な制度のようです。

どうやら、「中小の小売店が」、キャッシュレスで精算する場合に、「５％または２％」のポイント還元をするということのようです。

早速、提灯持ち記事を書いている人もいました。

japanese.engadget.com食品であれば８％で税率据え置きですから、そこから２％の割引になれば当然すこし安くなります。

５％の還元となる「中小事業者」というのは、小売業でいえば資本金５０００万円以下、または従業員５０人以下ということです。

スーパーで言えば店舗数も少ない地元産業という程度でしょうか。

どうやら、我が家が普通に買い物をするようなスーパーやディスカウントストアは対象外のようです。

さらに、２％の還元となるのは、コンビニでもフランチャイズ店が該当するということで、今日出かけた時に見かけた近くのコンビニにもそう書いたノボリがはためいていました。

しかし、該当するような小売店でも対応するかどうか悩ましいようです。

カードの読み取り装置やスマホ決済の装置を導入しなければなりませんが、もともとそういった店舗の顧客は老人が多い場合がしばしばで、スマホすら持たない客が多ければ高額の装置導入も難しいでしょう。

しかも、この還元は９ヶ月間だけだとか。

中途半端なことをやるもんだと、逆に感心してしまいます。