台風19号の接近するなか、すでに満水となり決壊のおそれがあるとして、相模川上流の相模原市の城山ダムで、午後5時から緊急放流するということが発表されました。
城山ダムの設置目的にも「洪水調節」があるはずですが、その役割を果たすこともできず、逆に大規模な氾濫を引き起こす危険性の高い「緊急放流」をせざるを得なくなっています。
それだけ、今回の台風の大雨の規模が甚大であるということでしょうが、そもそも、ダムの機能として「洪水調節」を置くこと自体が無理なのではないでしょうか。
昨年の西日本豪雨でも愛媛県の肱川上流の野村ダムの緊急放流で氾濫し、8人の住民が犠牲になりました。
ダムがあるからさらに危険性が増すということが実際にあるのですが、それがどのようなものか、このあとまた実現することとなりました。
せめて、住民の被害がないことを祈ります。