爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

旧態依然の「政治活動」自民党堀井議員の香典バラマキ

自民党衆院議員(離党しましたが)の堀井学が選挙区の支持者の葬儀に出席もしないまま秘書や家族に香典を届けさせたとして、公選法違反の疑いで取り調べされています。

news.yahoo.co.jpこの資金には例のパー券裏金が使われた疑惑もあるとか。

まあ、お札には何も書いてありませんので一緒くたですが。

 

選挙区内の葬儀に、議員本人が出席する場合は社会通念程度の香典を出すのは認められていますが、それ以外の場合は違反です。

そのようなことは議員としては常識であり、明らかにそれを知った上での犯行でしょう。

 

このようなものが「政治活動」であり、そのための資金が「政治資金」か。

そのようなことは全くありません。

私が前から繰り返し書いているように、このような「自身の当選のための行為」などは全く政治活動とは言えないものです。

 

とはいえ、少し前(今でも)これを重要な要素として投票活動を決めていた有権者が多かった(ほとんど)だったのも間違いありません。

冠婚葬祭、地域の活動、等々に手土産や金一封を持って回るのが議員や立候補予定者の当然の行為であり、それをするのが当然というのも有権者一同の認識だったはずです。

その原資がどこから出ているかも考えず、「あの議員は良く回っている」などと評価していたのは間違いなく有権者自身です。

 

堀井の認識の甘さは論外ですが、それを受け取っていた有権者たちも同罪でしょう。

 

恥ずかしながら、私の義父の数年前の葬儀にも国会議員こそ現れなかったものの、市議会議員は数名やってきて香典を置いていきました。

これは突っ返さなければいけなかったのか。

まずそういうことはできませんが。