爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

この時期恒例の食中毒、ジャガイモの芽をしっかりと取らずソラニン中毒。

毎年何例かは見られる食中毒です。

ジャガイモの芽をしっかりと取らずに食べてソラニン中毒を起こすというものです。

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これにはほぼ共通の原因があります。

学校で育てたジャガイモを、収穫して教員立ち合いのもとに調理する。

というところです。

農産物の出荷管理は非常に行き届いたものとなっているため、通常はスーパーなどに並ぶジャガイモでは芽が出たり、皮が青変したようなものはありません。

自分たちで育てたジャガイモということで、いわば商品とはならないような出来損ないも食べることになります。

そこで昔の人なら知っていたことが教員たちに伝わっていないためにこういうことが起こります。

ジャガイモは芽や皮が青く変色したところには毒があるから全部取るという昔の常識です。

他の植物などでもそういった例はいくらでもあります。

そのような毒物と食物の境を潜り抜けてきたのが人間の食というものなのでしょう。