米大統領選の最初の候補者公開討論会(とはいえ、まだ両党とも正式には候補者が決まっていないはず)でのあまりの醜態ぶりに民主党の議員などがバイデンに選挙をあきらめるように迫っていますが、バイデンはあくまでも候補となる姿勢を変えません。
mainichi.jpアメリカの大統領選の制度のため、異常ともいえる長い選挙期間をかけて候補者を選んでいくのですが、すでに多くの州での民主党の代表決定の予備選挙が行われており、そこではバイデンが圧勝しています。
これをこの時点で候補者交代ということをやってスムーズにいくとも思えません。
何よりこれを好機ととらえて再挑戦を表明する候補者が全く出てこないというのも不思議です。
民主党の候補者決定の選挙で、各州の予備選で選ばれた選挙人という人々はその決定に従って投票することを宣誓しているそうですが、もしもその候補者がいなくなったらという事態は詳しく規定されていないそうです。
しかし今年初めの時点でもバイデンの不安要素というのは誰の目にも明らかなほどだったのでしょうが、それでも対立候補を盛り立てようという動きにはつながりませんでした。
そのままずるずると各州予備選が行われ、バイデン圧勝となっています。
バイデン側としてはいくら言われても自分は大丈夫としか言いようがなく、ここで辞めるのはますます党内の混乱を増大させるだけとも言えるわけで、大統領候補である以前に現職大統領としてもそのような大混乱を招くことはできないでしょう。
ここはどんなに本選惨敗となろうが、このままいくしかないと思っているか。
現職の続行希望というのはどこでも誰でも大きな問題となることのようです。
日本の場合はそうなることはまずないでしょうが。