九州はさほど猛暑とも言えず、それほどとは感じませんが、何しろ関東地方が全日本と思い込んでいるテレビ業界ではワイドショーなど暑い暑いの大合唱です。
確かに熱中症を防ぐためには繰り返し対策を報じる必要があるのでしょうが、その程度にとどまることなく、大騒ぎ、いや浮かれ騒いでいるように見えます。
気候変動もすでに二酸化炭素温暖化のためと決めつけられているようで、それによる気象災害が激甚化していると、これも嫌というほどの世界中の映像の羅列。
大変だ大変だと騒ぎまわるのがメディアの習性だということは分かっていますが、それにしてもうっとうしいことこの上なし。
さて、それほどまでに温暖化が大問題であるなら、その対策を議論するということはもはや不必要なのでしょうか。
今言われている「脱炭素化」の諸事業でも、おとぎ話のようなものは除いて現実的に遂行されようとしているのは、太陽光発電、風力発電のいわゆる持続可能発電、原子力発電、そして自動車のEV化(日本では水素化も含む)だけのように見えます。
それも誰も積極的な動きをしようともせず、せいぜい電力会社に急げと文句を言う程度。
EV自動車の導入もしばらくは考える気もでないようです。
それほどまでに気候変動が大問題であるなら、なぜ「今日すぐに取り掛かる」ことをしないのでしょう。
ガソリン車等の内燃機関を即時停止。
家庭や企業での電力使用を極限まで低下、生存に必要な最小限まで下げる。
電力の無駄使いに他ならない情報化、IT化を制限、スマホなどは手放す。AIも使わない。
くだらないテレビ放送は廃止。
実はこれだけやっても大気中の二酸化炭素濃度はせいぜい増加傾向が弱まる程度。
濃度低下などまだまだ先の話です。
しかし始めなければ決して解決しません。
こういった実効性のある方策が存在するにも関わらず、そういった案は全くの無視。現在の経済運営に少しでも傷ができるようなものははじめから放棄して、GMPを下げないようなものだけをやろうというのが今の環境対策です。
こんなもんじゃだめだというのはグレタさんはじめ多くの若い環境活動家の意見と一緒でしょうが、彼らも上記の解決策までは同意しないでしょう。
こんなに脅すだけ脅して、「ではどうしたらよいのか」という思いに応えようとはしない。
テレビを見ているとますますイライラが募ります。