都知事選で小池圧勝というのはたいていの人が後から言っていますが、それよりも大きいのが「石丸ショック」だったという話です。
president.jpコラムニストの河崎環さんという方が書いていました。
石丸伸二前安芸高田市長が蓮舫氏を上回る得票を得て2位につけたということです。
これには石丸氏の選挙戦術が若者たちに受けたからだというのが大方の観察です。
河崎さんはこれを「ネットでの選挙戦術が若者に”効きすぎている”」と評しています。
若者たちはもはやほとんどテレビ新聞などを見ません。
ネットでのみ情報を得ているのですが、それは従来のメディアとは違い自分の見たいものだけが目に入るようなものになっています。
対立候補が誰で、その主張はどのようなものかということが、嫌でも目に入ってきたのが従来メディアですが、ネットではそれすら意識されることがありません。
そんな中で、「ちょっと面白い」石丸氏に若者票が集まったのではないか。
これは日本の政治を考える上で非常に重たいものを含んでいるのかもしれません。
まああらわには書かれていませんが、「バカな若者を騙せば当選できる」ということでしょう。
都知事選や小選挙区選挙のような一人選出の場ではなかなか難しいかもしれませんが、そうでない選挙制なら十分にあり得ることのようです。