爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2015-01-01から1年間の記事一覧

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1130 政府推進の新自由主義

賀茂川さんの今回の記事の「新自由主義」とは小泉以来の企業行動の自由を活かすというものについてですが、TPP条約というものもアメリカと日本の大企業がその勝手気ままな企業活動を最大限に行えるように作り出したものだということです。 No. 1130 政府推進…

このブログにスターを頂いた方へご挨拶

はてなダイアリーからこのブログに移行してしばらく経ちますが、ブログの仕組みについてほとんど知らないまま自分の記事を書くことばかりに精一杯でした。 ちょっと前からスターを付けてくださる方もいらっしゃいましたが、その意味が良く分からず何の反応も…

FOOCOM.NETでここ10年の食中毒事件のまとめ

FOOCOM.NETで消費生活アドバイザーの瀬古博子さんがここ10年の食中毒のまとめを厚労省発表資料をもとに解説されています。 過去十年間でもっとも被害が大きかった食中毒は? | FOOCOM.NET 被害人数が多いものはやはりノロウイルスによるもののようです。特に…

行ったことのある都道府県 熊本県2

さて、縁もゆかりも無かった熊本での勤務にも慣れてきたころに、同じ職場に勤めていた地元出身の女性と付き合うようになってしまいました。 まずまず順調と言える経過で結婚することとなり、そこで熊本との関係が変わり密接なものとなってしまいました。 ま…

「地上から消えた謎の文明」吉村作治監修

エジプト考古学で有名な吉村さんの監修ということですが、世界中のかなり小さな遺跡についても記されており多数の人々の手がかかっているようです。 消えた文明というとナスカやストーンヘンジなど、その後の継承がなく今ではどのような文明であったかも不明…

「連鎖する大地震」遠田晋次著

著者は個別の地震についてではなく、地質学、地球物理学とからめて地震というものを大きく捉えるような研究をされているということで、プレートの大きな動きから地震を考えていくと、東日本大震災が起こり「これでしばらくは大丈夫」と考えがちな人々の思い…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1129イギリス労働党の新党首

今は野党ですが、イギリスの労働党の新たな党首にジェレミー・コービン氏が圧倒的大差で選出されたそうです。 日本のマスコミにはほとんど無視されているようですが、さすがに賀茂川耕助さんはそれを取り上げています。 No. 1129 イギリス労働党の新党首 | …

「異常気象の正体」ジョン・D・コックス著

気候変動というものが二酸化炭素温暖化仮説によるように緩慢な温度上昇が起こるというものではなく、急激なものであるということはこれまでも「気候変動を理学する」といった本でも読んでいたことですが、 「気候変動を理学する」多田隆二著 - 爽風上々のブ…

「”鬼平”の江戸」今川徳三著

火付け盗賊改として活躍した長谷川平蔵を主人公とした池波正太郎の「鬼平犯科帳」は多くのファンを持ち、またテレビシリーズや映画にもなって大好評でした。 作者の池波さんが亡くなった後にも以前にましてファンを増やしているようですが、改めて文筆家で江…

行ったことのある都道府県 熊本県

行ったことのある都道府県シリーズも最後となりました。 そしてこの熊本県は現住所でもあります。 熊本に最初に来たのは九州各県と同様に子供のころに福岡に住んでいたとき、親に連れられて観光に訪れた時です。 何度か来た覚えがありますが、熊本市内観光と…

ブログ1000日突破

このブログも前身の「爽風上々の日記」から通算して1000日を越えたようです。連続投稿日も460日以上となっています。 書き出したのは2012年11月、会社を早期退職して失業保険を貰っていたもののハローワークに行ってもほとんど就職口も無く暇で…

夢の話「高校のクラブ活動」

久しぶりになります。今朝未明に見た夢の話ですが、あまりにも鮮明なものでした。 高校のクラブ活動の練習に卒業した先輩である私が参加し、指導するというものです。 ただし、なぜか「女子部」の指導でした。 もう40年以上前になりますが高校時代には運動…

中国が一人っ子政策転換

中国で長年続けられてきた「一人っ子政策」を転換し二人まで認めるということにするそうです。 中国では共産党政権樹立以降も食料生産にもままならない状態が長く続き、詳細は報じられていないものの相当数の人々が餓死したという状況もあったようです。 そ…

「秩禄処分 明治維新と武士のリストラ」落合弘樹著

明治維新でそれまでの幕藩体制というものが崩れ、士農工商というものも無くなり、士族と平民とに改変され、士族も禄というものを失い原野開拓などに向かうものもあり、また士族商法という言葉で表されるように下手な商売に手を出してすべてを失ったというこ…

「もったいない学会」の紹介、とくにその会員コラム「ShitM(シフトム)」について

このブログでも「エネルギー文明論」という項目を分けて書いていますが、それにも大きな影響を受けている「もったいない学会」という活動についてご紹介します。 私は正式には会員となってはいませんが、ホームページをよく拝見しています。 NPO法人もったい…

「福島みずほの日本再生 生きにくいぞニッポン!!」福島瑞穂著

福島さんは2013年の参議院選挙で社民党が敗北したことを受けて党首を辞任、その後副党首となっているということですが、本書は最初に社民党党首に就任した2003年の直後に書かれたもので、様々な問題に対する政策を挙げたマニフェストのようなものとなってい…

横浜マンション杭打ち工事データねつ造事件について鋭い指摘

まだ大きな注目を集めている横浜のマンションでの杭打ち工事データねつ造事件で、建築ジャーナリストの細野透さんが日経BPネットに書いておられる記事は鋭い指摘がありました。 国交省の傾斜マンション有識者会議メンバーに要注意! | SAFETY JAPAN [セーフ…

「本当にヤバイ!中国経済」三橋貴明著

三橋さんの本は以前にも読んだことがありますが、いろいろと深く調べられており豊富な情報源とスタッフをそろえているのではないかと言う感想を持ちました。 本書でもその印象は感じられます。もちろん題名が表すように広い読者層を想定しているようで悪く言…

国際がん研究機関(IARC)が加工肉に発がん性があると指定

世界保健機関(WHO)の専門組織の国際がん研究機関(IARC)がソーセージなどの加工肉に発がん性があることが認められるとしてグループ1に指定、また赤肉も「おそらく発がん性がある」グループ2と指定したそうです。 加工肉「発がん性ある」 WHO、過剰摂…

「名士の系譜 日本養子伝」新井えり著

明治期から昭和まで活躍していた有名人がその伝記を見ると生家は別で養子に迎えられその姓となったという記述が多いことに気付きます。 一方、現在の方がかえって政治家・芸能人など世襲が多いことも周知のような状況です。 家と言うものに価値があった時代…

「環境問題を考える」のサイトにて”再考・地球温暖化論”を連載中

ブログで最近も触れましたが、私が環境問題に目覚め?た初期の頃から参考にさせていただいている”環境問題を考える”というサイトがあります。 大分県在住の方が長く続けておられるのですが、主催者は専門の研究者ではないようですが非常に科学的にもしっかり…

賞味期限偽装に関連し その意味を考える

宮城県の業者による冷凍食品の賞味期限偽装などの事件について取り上げましたが、その行為は非常に悪質と考えられるものの、だからといって賞味期限が来た食材を簡単に廃棄としてしまう行為にも抵抗を感じてしまいます。 一般の人々には賞味期限が一日でも過…

臨時国会開催を拒否して何をしに外遊へ

野党側が臨時国会開催を要求したのに対し、首相外遊日程などを理由に政府は拒否したそうです。 TPPの交渉が合意に至ったということで、今後批准に向けて審議をしなければならないと思いますが、もはや政府の認識では「通ったも同然」なのでしょう。 そのよう…

行ったことのある都道府県 鹿児島県その2

鹿児島といえば強い印象が残っているところが枕崎から坊津、笠沙にかけての薩摩半島西岸の光景です。 そこへ行ったのは今から10年ほど前になりますが、ちょうど会社の永年勤続で休暇をくれるということで、どこかに夫婦で行こうということで鹿児島旅行とい…

マンション基礎工事データ改ざん事件で疑問

横浜のマンションの基礎工事で杭打ちのデータを改ざんした事件で、施工会社の旭化成建材が担当した建物のリストと問題の担当者が関わったものを発表したというのが昨日の大きなニュースとなっています。 確かにそのようなデータ改ざんを行う担当者の資質には…

「すしの歴史を訪ねる」日比野光敏著

寿司の歴史と言うとまず琵琶湖のフナずしのような「なれずし」というのがあり、それが酢の生産販売が盛んになった江戸時代になって早ずしという酢飯を使う現在のものに近いものが現れ、それが今のような握りずし全盛の状況になったというのが普通の理解だっ…

「大琉球料理帖」高木凛著

著者は脚本家でテレビドラマも多数手掛けていますが、東京に沖縄料理店を開業した縁で琉球料理についていろいろと調べるようになり、この本の基となる「御膳本草」に出会ったそうです。 御膳本草というのは、琉球王朝時代の1832年に王府の侍医頭の渡嘉敷…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1128人文社会系学部の廃止

政権はあれこれひっくり返したいのでしょうか。大学関係では非常に大きな問題になっている人文系学部を廃止し理系学部に注力すべしというような政府通達について賀茂川さんが語っています。 No. 1128 人文社会系学部の廃止 | 耕助のブログ ただし、政府側は…

太陽光発電で危険性、環境破壊

今朝のテレビを見ていましたらニュースの中で太陽光発電での問題点発生について報じていました。 この3年で自然エネルギー(どこが”自然”だと思うのですが、その点についてはここでは触れません)が2倍、特に太陽光発電は5倍に増加してのですが、特に最近…

「”生き方”の値段 なぜあなたは合理的に選択できないのか」エドアルド・ポーター著

人間ひとりの命の値段と世界の値段は等しいなんて言いますが、実際は何らかの事件で犠牲になった人には補償金が支払われ、また人が死亡するかもしれないリスクの対策としていくらの費用を掛けるかと言うことは厳密に命の値段に見合うかどうかで決定されます…