野党側が臨時国会開催を要求したのに対し、首相外遊日程などを理由に政府は拒否したそうです。
TPPの交渉が合意に至ったということで、今後批准に向けて審議をしなければならないと思いますが、もはや政府の認識では「通ったも同然」なのでしょう。
そのようにしてまで出かける先がもしも中国や韓国、ロシアといったところならば仕方ないとも言えますが、金をばら撒きに行っていい顔をしたいだけ、歓待を受けたいだけというに等しいものではとても無理に出かけるに値はしません。
しかもその挙句にCOP21での演説も予定しているとか。何をしゃべるつもりなんでしょうか。恥の上塗りをしてくるのでしょう。
国連演説でも詳細の報道はされていませんでしたが、順番が50番目以降と言うものでほとんど聴衆も居なかったとか。まあ意味もない演説を聞かされて居眠りをするよりは欠席の方がマシと言う健全な?判断だったのでしょう。
COPでの演説も似たようなものになるのが明らかです。とても臨時国会開催を断ってまでやることではありません。
COPの内容については決して共感できるものではありませんが、それにしても日本の演説というものにどこの国の誰も期待をしていないのも明らかです。
TPP批准に向けてはアメリカでも議会での紛糾の可能性もあるとか。日本では安保法制の成立予定をあらかじめアメリカに安倍が約束するほど国会議員の統制が行き届いていますから、国会審議に関しては何の心配もしていないのでしょうか。
奴隷のような議決マシーンに化した国会議員など何の障害にもなる恐れがないということでしょう。情けない連中です。
TPPでは農業分野の関税についてばかり報道されていますが、繰り返し言っているようにそこの問題は小さいもので知的財産権分野やISDSという紛争解決などの方が大きな影響も持つ可能性があります。このような点についての国会審議が急務であると言わざるを得ません。(まあ野党側の追及がどの程度できるかも分かりませんが)