爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

最近の新聞事情

わっとさん(名古屋在住でしょうか)のところに読売新聞の勧誘がやってきたということです。

www.watto.nagoya

そういえば最近はあまり勧誘員を見ていないなと思いましたが、やはり紙の新聞は売り上げもガタ落ち、金を掛けて勧誘もやりにくくなっているのでしょうか。

 

私のところはまだまだ新聞を読む習慣が抜けないのですが、子どもたちの家では新聞などは取っていないようです。

 

結婚したのはもう40年近く前になりますが、その時住んでいたのも今と同じ熊本県、それでも新聞は地方紙(熊本日日新聞)ではなく全国紙(たしか朝日)でした。

やはり自分が東京(周辺)出身でたまたま仕事の関係で熊本に来てはいるものの、東京意識が強かったのでしょう。

 

それから一年ほどで神奈川に転勤になりその後十年以上そちらに住んでいたのですが、新聞は朝日と毎日を交互に取っていました。

勧誘が激しかったので、ハイ次はそちらという感じで半年か1年交代で両紙を行ったり来たり。

ただし、読売だけは拒絶です。巨人が大嫌いだったので。

連載記事が読めなくなるのがちょっと難点でしたが、まあ我慢の範囲内でした。

 

その後25年ほど前にまた熊本に転勤、しかし新聞は毎日のままでした。

熊日新聞も当然ならがよく知っていましたが、そこまで地方版記事を必要とも感じなかったのでそのまま全国紙を読んでいました。

その頃はまだ新聞の事情も良くは知らなかったのですが、いわゆる全国紙、朝日・毎日・読売といった新聞が圧倒的だと思っていたのですが、実は地方では地元紙という1県単位やせいぜい数県だけの新聞が優勢で、九州などはほぼ県ごとに地元紙があるということにようやく気が付きました。

 

数年前になりますが、毎日新聞が部数減少により熊本県版のページを廃止、南九州版とするということになり、ローカル記事の欄で宮崎などのニュースを見せられるという事態になってしまいました。

さすがに宮崎の話などを読む気もありませんので、長年続いていた毎日新聞購読もようやくあきらめ、熊日新聞に替えることになりました。

 

熊日にして目新しかったのが、ローカル記事が1ページではなく「県南」「県北」「熊本市」の3ページにも及んでいたこと。

そして「お悔やみのお知らせ」のページに亡くなった人の名前がずらりと並んだこと。

そして「私は赤ちゃん」として子どもの写真を1日あたり8人程度掲載するコーナーがあることなどです。

スポーツ欄でも県内の小中学生の大会まで結果が詳細に報じられ、さらに「みんなのスポーツ」として老人のグランドゴルフの結果まで出ていることでしょうか。

 

まあ会社を辞めてからは地元の話題が多い方がありがたいですし、知人の訃報なども分かった方が便利です。

なお、赤ちゃん写真のコーナーでは掲載されている子どもたちよりうちの孫の方が絶対に可愛いと思い、投稿して良いかと息子に聞いたらそれは止めてくれと言われて諦めました。

苗字がこちらにはあまり無いので知り合いには分かってしまうということのようです。

 

なお、「おくやみ」欄については、一時仕事で行っていた石川県の地元紙「北陸新聞」では、「家族から一言」なるコーナーがあり、「だれにでも優しいおばあちゃんでした」とか「仕事に打ち込んだ父でした」などの遺族の文章が並んでいるのには、ちょっと他人事ながら恥ずかしさがいっぱいでした。

熊本はまだ名前だけなのでマシです。

 

今では速報ニュースとしてはネットを利用しますが、どうもネットニュースは読む傾向により出て来るものが選ばれるようで、偏りが激しいようです。

私の見るネットニュースでは政権ヨイショなどはほとんど入ってきません。

どうも実際の政権支持率よりはるかに低く感じてしまうようで、不正確極まりないというところでしょう。

新聞は一応は色々な立場の意見が並んでいるようなので、少しは良いかもしれません。