爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「帳面消し」は熊本方言かと驚く熊本人に驚く

今日の熊本日日新聞に面白い記事が載っていました。

 

「帳面消し」という言葉があるそうですが、それは「熊本方言」だと指摘されたことに対して、熊日新聞社の人が驚いたということです。

 

熊本ではよく使われるそうで、前の塩谷県知事が公的な場で使ったり、熊日新聞の社説にも使われたことがあるなど、これが方言であるとはまったく感じていなかったようです。

 

なお、その意味は「表面上だけを取り繕う行為」ということです。

調査したところ、この意味では辞書には載っていません。

また新聞紙上で使われたことがあるかでは、ほとんどが熊日新聞長崎新聞だったそうです。

 

どうやら、有明海周辺の地域のみで使われている言葉だということですが、「帳面」も「消す」も普通の共通語の語彙であるために、まさかこれが方言とは思わなかったということです。

 

私も関東地区出身ですが仕事で熊本に来て40年以上、だいぶ方言にも慣れましたが、「帳面消し」は熊本方言だと断言できます。

しかし、熊本県南のこちらではほとんど聞いたこともないのですが、県内の分布はどうなのでしょうか。