爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

天然ガスって化石燃料じゃないの。NHKおはよう日本より

いつもツッコミどころ満載のNHKの朝の番組「おはよう日本」ですが、またも脱炭素化で珍妙な解説です。

www.nhk.jp

この部分は「NHKプラス」とやらで配信中ということですが、どうやら有料のようです。とても金を払ってまで見る気もしませんしお薦めもできません。

 

ヨーロッパは熱波で大変なようですが、それ以上に厳しいのがロシア頼みの天然ガス供給で、それで「脱炭素化」が滞るというニュースでした。

 

これまでのドイツなどのシナリオでは、ロシア産の天然ガスに移行することで石炭火力発電などを廃止するということでしたが、ロシアからの供給ができなければそれも遅れるということです。

 

しかし、「天然ガスに代替」がなんで「脱炭素化」なんでしょう。

天然ガスには炭素が含まれていないとでも思っているのでしょうか。

天然ガス化石燃料ではない?

正真正銘の化石燃料そのものじゃないですか。

 

エネルギー当たりの二酸化炭素発生量が石炭と比べて低いというだけで、天然ガスも立派な化石燃料であり、炭素そのものでしょう。

 

こんな「似非脱炭素化」で脱炭素化先進国のように振る舞っていたのが化けの皮がはがれたということでしょう。

もうこれを進めるのはあきらめて、自国産の石炭を十分に使いロシア頼りは止めるのが正当な方向でしょう。