原発と天然ガスは持続可能で地球温暖化防止にも役立つとEUが決定したそうです。
2月にEU委員会でその方針が示され、多くの国が反対したのですが結局は認める方向で決まってしまいました。
おそらくその後勃発したウクライナ侵攻でロシア産のエネルギー供給が制限されたことも大きな要因なのでしょう。
原発も廃止どころかフランスでは新規建設も考えられているようです。
天然ガスがどう強弁すれば持続可能でグリーンになるのか、頭が混乱しそうですが、「石炭と比べればCO2排出が半減する」からだそうです。
ここにも二酸化炭素ですべてを説明しようとする連中の欺瞞が集中しているようです。
化石燃料はどのように考えようが「持続可能」ではあり得ません。
もしも太陽光エネルギーの流れの中で毎年一定の有機物が合成され、それが燃料となるのであれば持続可能なのですが、それは「薪炭エネルギー」の範囲の中だけの話であり、それを越える量のエネルギーを使用すればもはや持続は不可能となります。
世界の中でもグリーン化で先行しているかのように装っていたEUですが、苦境で正体をさらけ出したということでしょう。