二酸化炭素排出を抑えるために石炭の使用を減らすという動きが強まっていますが、そのために天然ガスの需要が高まり価格が高騰しているそうです。
中国や東南アジアなどでは、現在はかなり石炭に依存しているのですが、それを簡単に自然エネルギーに転換することは不可能なので、やりやすい天然ガスに代えていこうということだとか。
二酸化炭素排出が比較的少ないと言っても天然ガスも立派な?化石燃料です。
それに転換することが「脱炭素」などと言えるはずもないことは当然です。
記事中には「油田で出てくる天然ガスは大量に捨てられている」とあり、それを有効利用するという理屈も付けられています。
しかし、そもそも「油田」で何をしているのでしょう。
もちろん原油を採掘しているのでしょうが、その削減を言わず副産物である天然ガスを有効利用などとは、本末転倒そのものです。
結局、「脱炭素」などというものは屁理屈とイメージだけで動いているということなのでしょう。