爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

COP26いよいよ開幕、石炭火力発電とガソリン自動車に対する圧力が強まるだけか。

COP26が10月31日よりイギリスグラスゴーで開幕するということです。

www.jetro.go.jp「気候変動枠組み条約」の会議でなぜこれほどまでに「エネルギー」について話されるのか、それも問題なのですが、まあ今さらこんなことを言ってももう止められないのでしょう。

 

今回の会議では、さらに「石炭火力発電」と「ガソリン自動車」を廃止しろという圧力が強まりそうです。

 

もちろん、「廃止しろ」というだけであれば、全く異議なしです。

しかし、実際には廃止するだけでは終わらず、代わりに「再生可能エネルギー」「電気自動車」にするというのがセットになっています。

 

再生可能エネルギー」などと言っていますが、その装置は「再生不可能」です。

現在の世界中の太陽光発電装置、風力発電装置で、その「再生可能装置」からのエネルギーで製造されたものは一つもないはずです。

現在はまだ非常に安い石油・石炭などの化石燃料をふんだんに使って作られた装置を使うのがなぜ「再生」なのでしょう。

中国が太陽光パネルの製造で非常にコストを安くできたのも、「コストの非常に安い石炭火力発電所の電力を使ったから」という話もあります。

このまま火力発電の廃止を進めていけば、いずれは装置の再生産すらおぼつかない状態となるでしょう。

 

電気自動車もその重要な部品である蓄電池の安定生産すら危ういものでしょう。

それに必要な膨大なレアメタルの供給が本当に大丈夫なのか。

また今はほとんど問題とはなっていないものの充電用の電力供給はどうなるのか。

そういった不安を何ひとつ解決できないまま、レミングの暴走は続いていきます。

 

アメリカではトランプ前大統領がCOP無視を決めたのは、彼の唯一の正しい施策であったかもしれませんが、バイデンになりそれも潰えました。

日本もこのような狂信者の集団とは縁切りの覚悟も必要なのでは。