爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

石炭火力発電全廃を迫るイギリス代表。露骨な恫喝にどう対処するのか。

COP26の共同議長を務めるイギリス特別代表が、日本に対して石炭火力を全廃しろという恫喝をしているそうです。

 

news.goo.ne.jp

石炭火力発電はもはや経済的ではなく、環境汚染が避けられないからだということですが。

さらに、2035年までに自動車も電気自動車などのゼロエミッションにすべて交換しろとか。

 

ここまで露骨な恫喝を行うのは、何か裏があるのではと感じてしまいます。

 

何をもって「経済的」と言っているのかもよく分かりませんが、太陽光発電風力発電が「まったく経済的ではない」ことは明らかです。

それを温暖化による気候変動という脅迫で受容させようとしているだけで、経済的を「経済コスト」ということだけで考えるならば石炭火力が最も経済的であるのは言うまでもありません。

 

「汚染を生むのは明らか」なのはもちろん否定はできませんが、では「汚染を生まないエネルギー源」などというものがあるのかどうか。

ヨーロッパで蔓延している風力発電も、寿命後の廃棄であの巨大な装置がきちんと処理できるのか。

太陽光発電に至っては製造から設置、維持廃棄に至るまで環境被害が続出です。

 

さらに、日本などに石炭火力発電全廃を言う以前に、中国に何とか言えよということでしょう。

もはや桁違いと言えるほどの稼働数であるはずですが、なぜ日本などを相手にしなければならないのか。

 

これだけ露骨な脅迫を受けても、ついていかなければならないものなのか。

「国際社会」と奉って追従するだけが外交ではないでしょう。