爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

運動会の組体操が危険だとして、国連の「子どもの権利条約」委員会で審査、って国辱物じゃないの

小学校で主に行われている運動会での「組体操」では毎年多くの事故が起きていますが、その状況が問題だとして国連の「子どもの権利条約」委員会で審査対象とされるということです。 headlines.yahoo.co.jp この事自体、非常に恥ずかしい話であると感じます。…

「英国メイドの日常」村上リコ著

「メイド喫茶」なるものが、とある場所では流行っているようで、黒いドレスに白いエプロンを着け、白い帽子をかぶった女性が出没するようです。 このスタイルのメイドなるものは、実は100年ちょっと前にイギリスで活躍していました。 他人の家の家事を行…

日韓関係悪化の理由

東洋経済オンラインに、日韓関係がここまで急速に悪化している理由という記事が出ていました。 headlines.yahoo.co.jp 戦争中の徴用工に対する賠償判決と、それに続く日本企業資産の差し押さえとともに、日本海の日本経済水域内での韓国軍艦艇による日本自衛…

権力分立と外交との関係はどうあるべきか 

徴用工判決の問題で、韓国の文在寅大統領が「三権分立なので司法の判断に従う」と発言したことに対し、日本では専門家から素人まで多くの意見が飛び交っています。 https://japanese.joins.com/article/993/248993.html 多くの意見では、外交は内政の三権分…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、トランプと米民主党

「国際ニュース解説」を頻繁に更新され、アメリカの情勢を中心に興味深い分析をされている田中宇さんですが、トランプをめぐりアメリカの民主党も変化が見えるということです。 tanakanews.com 田中さんはこれまでも一貫してアメリカの「軍産」つまり軍部と…

「内田樹の研究室」より、「株式会社化する日本について」

思想家の内田樹さんの「研究室」というブログに載っている、「株式会社化する日本」についての話です。 blog.tatsuru.com 非常に解りやすい例えで、スパッと言い切る。さすがの筆力と感心します。 内田さんが、鳩山・木村鼎談というものをやったようで、その…

「内田樹の研究室」より、”「貧乏くさい」2019年の年頭に”

内田樹さんの「研究室」では本年年頭にあたりという題で「貧乏くさい」というキーワードが出されました。 blog.tatsuru.com 60年代の高度成長期では、まだまだ暮らしは貧しかったものの、植木等のセリフどおりに「そのうちなんとかなるだろう」という気分…

「奥州藤原氏五代」大矢邦宣著

平安時代末期に奥州平泉を中心に華やかな文化を誇った藤原氏が勢力を持ちました。 当時は大量に産出した金と、軍馬の供給で経済力を付け、平泉の中尊寺に残る金色堂はその当時の面影をわずかながらも見せてくれます。 この本では、その藤原氏の五代の歴史に…

夢の話「お寺の本堂で講演」

年のせいか、最近見る夢は昔の若かった頃の出来事や願望などが多いのですが、今日の夢はまったく関係のないものでした。 場所は山の多いところ、父母の故郷の長野のような感じです。 私は年齢不詳、まあかなり体の自由が効きそうなので若いイメージです。 な…

「雑談のルール」松橋良紀著

「雑談」というと、職場などでの無駄話と考えて否定される場合もあるかもしれません。 しかし、著者の松橋さんから見ると、雑談というのが非常に有効なものであり、営業トークなどでも雑談なしには成立しないものだということです。 松橋さんは、もとはそれ…

「世界一深い 100のQ」ロジェ・ゲスネリ、ジャン=ルイ・ボバン他著

色々な質問を並べてそれに答えるという本は時々見かけますが、その多くはどうでもいいようなネタや薀蓄といったものを扱う気楽な読み物です。 しかし、この本は科学の難問を次々と並べ、それに科学者たちが答えるという本格的なものです。 ただし、フランス…

「平成最後の紅白」が「桑田とユーミンの昭和ソング」で良かったのか

大みそかの紅白歌合戦、私はほとんど見ずにいつもどおりに10時には寝ましたので知りませんでしたが、最後に桑田佳祐と松任谷由実が出て大いに盛り上がった?ということです。 それについて、演出家の村上和彦さんが東洋経済オンラインに書いている記事が面…

「池上彰の メディア・リテラシー入門」池上彰著

最近「リテラシー」という言葉をよく聞くようになりましたが、この本は「メディア」に対するリテラシー。 本の帯にあるように「テレビ・新聞・インターネットにだまされない」ということです。 昔ほどは新聞やテレビの報道を完全に信じ切ってしまうという人…

新千歳空港で欠航に伴う難民発生 誠にお気の毒ですが、航空運行のアキレス腱

1月5日に大雪のために105便が欠航した新千歳空港では、その予約客がいまだに乗り切れずに待たされているそうです。 www.nikkei.com 大雪での欠航というのは北海道などでは避けられないことでしょうから、一冬に何度も起こる事態でしょうが、ちょうど年…

「じゃっで方言なおもしとか」木部暢子著

著者の木部さんは、方言の研究を専門とされているのですが、北部九州の生まれ育ちで、鹿児島大学に職を得て赴任した時に初めて鹿児島方言に触れたそうです。 九州の外の人にはあまり知られていないことかもしれませんが、九州の他地域の人から見ても鹿児島方…

「私を最後にするために」ナディア・ムラド著

2018年のノーベル平和賞は、「戦争兵器として用いられる性暴力の撲滅を目指す取り組み」を受賞理由として、コンゴ民主共和国のドニ・ムクウェゲ氏と、イラクの少数派ヤジディー教徒のナディア・ムラド氏に与えられました。 この本はその一人のナディア・…

マグロが3億円っていったい何のことなのか

毎年正月にはこの話題には不快にさせられますが、今年は最高額だとか。 news.livedoor.com 自分の周辺にはその兆候のかけらもないのでよくわからないのですが、なにやらバブルが部分的に肥大しているのでしょうか。 これほどひどいのは少ないでしょうが、ミ…

「はじめての中国語『超』入門」相原茂著

昔は外国人なるものは都会に行けば居たかもしれないけれど、田舎町にはほとんど関係のない存在でした。 しかし、最近では熊本南部のわが町にも農業研修生という名の低賃金労働者も多数来ており、またクルーズ船でのツアーの中国人もしょっちゅう現れるように…

夢の話「今年の初夢は大学生に戻って卒論研究」

1月2日には夢を見なかったので、これが今年の初夢ということでしょう。 夢の中では私は大学4年生、実に40年以上若返りました。 卒論研究のために研究室に配属され、研究テーマを振り分けられたのですが、それが植物細胞の培養と阻害物質の検索というも…

「唐宋伝奇集(上)」今村与志雄訳

「伝奇小説」とは、少々不思議な感を抱かされるような状況を描かれるものということで、現代でも書かれることがあるのですが、実は中国の唐宋の時代に大きく発展した様式のようです。 その前の時代の六朝時代には「六朝志怪」と呼ばれる小説の形式が流行しま…

「教科書には書かれていない江戸時代」山本博文著

著者の山本さんは歴史学者で、東京大学史料編纂所の教授ですが、長年にわたり東京書籍という教科書会社の中学社会科教科書編纂に関わってきたそうです。 教科書というものの性格上、歴史の話題でも学会でほぼ確定したことしか書けず、またあまり細部にまで筆…

「危険不可視社会」畑村洋太郎著

「危険学」で有名な畑村さんは、東日本大震災、福島原発事故のあとも大活躍されていますが、この本はその直前、2010年に出版されたものです。 したがって、東日本大震災、原発事故の教訓については含まれていないばかりか、本書中の原子力発電所について…

韓国がレーダー照射の非を認めようとしない理由を高橋洋一さんが解説

年末に自衛隊機に対して韓国軍艦艇がミサイル発射のためのレーダーを照射したことが大きな問題となっています。 現場の兵士を処罰して終わり(それでも韓国軍の規律が悪いのは大問題)だと思っていたのですが、韓国政府はああだこうだと言い訳にもならないこ…

2019年年頭にあたり 今年も大予言

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお付き合いください。 去年の予言好成績に気を良くして?今年もやるぞ。 まずは、言うも愚かなような気もしますが、気象災害続出でしょう。 暖冬気味ですので、太平洋側でも大雪が何度か降りそうです。 さら…