1月5日に大雪のために105便が欠航した新千歳空港では、その予約客がいまだに乗り切れずに待たされているそうです。
大雪での欠航というのは北海道などでは避けられないことでしょうから、一冬に何度も起こる事態でしょうが、ちょうど年始の多客期に重なったためにその影響が大きくなりました。
ただでさえ、ほとんど満席の状態のため、欠航便が出てもその客を乗せる余地はありません。
臨時便を出さない限りどうしようもないのでしょうが、それも不可能な時期です。
空港の床では毛布を敷いたとしても身体中が痛くなるでしょう。
このような状況は本州などではあまりありませんが、冬の北海道と台風時期の沖縄では避けられないことでしょう。
私も10年以上前になりますが、関東地域に単身赴任しており、熊本の自宅に年末年始などで帰省する場合は飛行機を使いましたので、この時期の混雑には辟易しました。
飛行機というのは、満席になると定時運行ができないというもののようで、遅れがどんどんと積み重なっていき、夜の便などで帰る場合は到着時刻が大幅に遅くなって接続の列車やバスが無くなるかとヒヤヒヤだった覚えがあります。
予約の超過というのも普通のようで、「1万円で別便に変更していただけるお客様」を必死に探している館内放送も頻繁にありました。
急ぎでなかったら小遣い稼ぎができるのにと思いましたが、こちらも早く帰宅しなければならず一度も応じたことはありませんでした。
北海道や沖縄の旅行者の飛行機依存度はさらに増えているのでしょう。
今回のような事態も今後も頻発するでしょう。
新千歳と那覇空港には「難民収容施設」が必要なのでは。