爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

プラスチックのゴミ対策が叫ばれる中で、バイオプラスチックも注目される

海洋などのプラスチック汚染のひどさが改めて注目され、その対策としてストローの使用禁止、レジ袋の削減など(どちらもセコい対策!)が言われていますが、そこで注目されるのが「バイオプラスチック」と呼ばれる、植物を原料とするプラスチックです。 http…

九州電力が太陽光発電の電力を一時停止

九州電力は13日に太陽光発電の電力が限度を越えて供給され、需給バランスが崩れ大停電になる危険性があるとして、太陽光発電事業者に「出力制御」を実施しました。 www.yomiuri.co.jp この前の北海道の地震の際に、発電所の被災で電力供給が急減し、全道停電…

蓄電池について

私は蓄電池などにはまったくの素人ですが、これからの時代の電力やエネルギーにはこれが非常に大きな役割を果たすと思います。しかし、その影響の大きさの割には現状や将来に関して情報があまりにも少ないようです。 研究開発も鋭意進められていますと言うば…

中国はトランプが捨てた国連を拾っているのかもしれない。田中宇さんの「国際ニュース解説」より

田中宇さんの「国際ニュース解説」に、また無料公開記事が載っていましたので、最後まで読むことができました。 取り上げている内容は、トランプが次々と国連での責任を放棄することはよく報道されているが、その影で中国が国連支配を強めようとしているとい…

外国人労働者の長期滞在、家族帯同、延長から永住へ? 単純労働も

外国人労働者の受け入れについて、これまでの弁護士や大学教授レベルの専門家だけでなく、単純労働者にも長期滞在を認めるよう方針転換とのことです。 headlines.yahoo.co.jp労働者の不足は広く蔓延しており、これが原因での企業倒産も発生する段階です。 し…

「サツマイモの世界 世界のサツマイモ」山川理著

著者の山川さんは農林省の農業試験場にてサツマイモの品種改良などにあたり、多くの業績をあげた方です。 サツマイモはかつては「ホクホク」のものがほとんどであったと思いますが、現在では特に焼き芋には「ねっとり」とした食感のものが多くなっています。…

被災地に送られた「液体ミルク」が活用されていない件

液体ミルクはヨーロッパでは使われているものの、日本ではまだあまり馴染みのない製品です。 乳児用液体ミルク - Wikipedia しかし、水の確保も難しい地震や水害の被災地では非常に有効だと考えられており、先ごろの北海道での地震の際も、援助物資として送…

「その死に方は、迷惑です 遺言書と生前三点契約書」本田桂子著

有名人が亡くなった後に様々なトラブルが起きて話題になることがよくあります。 きちんとした遺言書を作っておけばそれは防げるはずです。 しかし、そう言われても「まだ若い」とか「そんなに財産もない」と言って対策をしようとしない人がほとんどのようで…

山梨県の保育所でヒスタミン食中毒発生

FOOCOM.NETの瀬古博子さんの記事で、山梨県の保育所でヒスタミン中毒が発生したというものです。 www.foocom.net ニュースの速報では、園児が集団でアレルギー症状と言うことだったので、瀬古さんは おそらくヒスタミン中毒と予想できたのですが、その後の続…

「通勤電車のはなし 東京・大阪、快適通勤のために」佐藤信之著

通勤電車といえば、ラッシュアワーのぎゅうぎゅう詰めというイメージですが、実は通勤に電車を利用する人が多いというのは、東京と大阪の都市圏が突出している状況です。 地方では車を使う人の割合が多くなります。 また、三大都市圏と言いますが、名古屋圏…

今日見た交通違反 自転車の傘立て器具

このところ少し散歩を控えていたのですが、よんどころない事情で1時間ほど出かけました。 そうしたら、立て続けに表記の器具で日傘をさした人が二人。 どちらもかなり高齢の女性で、自転車で走っているのかよろついているのか分からないような人たちでした。…

「官愚の国 なぜ日本では政治家が官僚に屈するのか」高橋洋一著

著者の高橋さんは、東京大学数学科出身の異色のキャリア官僚として大蔵省に入省し、長く勤めましたが退職しました。 そのため、「官僚」というものの裏表まで熟知しており、それがどのように日本の政治を動かしているか、また欠点や汚点までよく分かっていま…

北海道で地震による全道停電は人災としてコープさっぽろが北海道電力に損害請求

出ましたね。 この前の地震で全道が停電し、冷凍庫のストップなどで多額の損害が出たとして、コープさっぽろが北海道電力に9億円以上の損害の補償を求めました。 hre-net.com コープ側は、苫東厚真発電所に発電能力を集中させすぎたのが、北海道電力の過ちで…

「甲骨文の話」松丸道雄著

中国古代の、漢字の原型とも言える甲骨文字について、その研究を専門として来られた著者の甲骨文字やその時代、内容などについての文章を集めて一冊の本としたものです。 すでに大学の名誉教授となられている著者ですが、その20代から現在まで書かれたもの…

「宅配がなくなる日 同時性解消の社会論」松岡真宏、山手剛人著

「同時性」という言葉はいろいろな場合に使われており、アインシュタインも使っていますが、ここでは「同時に同じ所にいるということ」を問題として、経済現象を取り扱うという意味で使われています。 アマゾンなどのネット販売品の配達が急激に増加し、ヤマ…

「3D地形図で歩く日本の活断層」柴山元彦著

内陸型の地震の多くは活断層付近で起きるということは知られてきましたが、そんな活断層というものが実際にどこにあって、どのようなものかということはまだそれほど一般に知られているものではないかもしれません。 活断層の分布というものを見れば、日本中…

一見普通の発言のようだが、「環境大臣 レジ袋の有料義務化」

新任での環境大臣ですが、次のような発言をしています。 mainichi.jp プラスチックのゴミによる汚染が問題ということもあっての発言でしょうが、実はこの前の環境大臣、中川雅治も以前から繰り返し主張していたようです。(今回調べ直して初めて知りました)…

「80年代SF傑作選 上」小川隆、山岸真編

私も高校生大学生であった1970年代にはよくSF小説を読んだのですが、それから就職、結婚と続いたので80年代にはあまりSF(というか、どういった本であっても)を読む機会が無くなりました。 だからというわけでもないのですが、こういったアンソロジー…

新閣僚早くも舌禍 教育勅語を現代的にアレンジ?

安倍内閣の新閣僚はきっと何かやらかすと言っておきましたが、早くも問題発言です。 www.tokyo-np.co.jp 「教育勅語の中には良いこともある」などと言った発言はこれまでにも何人もの人々が発してきましたが、新任文部科学大臣ということでかなり問題となる…

すごい話、「他人にアレルギーを起こさせる疾患」の紹介、NATROMの日記より

いろいろと医学関連で興味深い話を提示されている、内科医のNATROMさんの「NATROMの部屋」に、またまた面白い?話が紹介されていました。 d.hatena.ne.jpなんと、近くの人にアレルギー症状を起こさせるという病気があるということです。 「PATM(パトム, Peo…

「夏時間」ではなく、「夏温度」を採用すれば?

サマータイム問題でいろいろと検索していましたら、いっそのこと「夏温度」を採用すればという意見を見つけました。 日本政府「夏時間」に続き「夏温度」を導入 – yohgaki's blog 「夏季の3ヶ月間は、冬温度より20℃低い温度を用いる」というものです。 つ…

ちょっと賞味期限が切れましたが、内田樹さんも「夏時間」

世論のあまりに激しい反発に恐れをなしたか、森喜朗はじめ「オリンピックの酷暑対策に夏時間」を言い出した連中も口をつぐんで何も言わなくなりました。 内田樹さんもサンデー毎日に夏時間についてという文章を書いたそうですが、もったいないのでこの馬鹿げ…

内閣改造 初入閣続々 大臣病の連中に大盤振る舞い

自民党総裁続投が決まり、内閣改造を目前に閣僚決定のニュースが続々と出ていますが(こんなのに”ニュース速報”を出す意味がどこにあるのか)初入閣組が次々と顔を出し、「大臣病患者」の総棚卸しといった風情を見せています。 www.jiji.com名前だけの大臣に…

「世論調査とは何だろうか」岩本裕著

内閣支持率というものが時々発表され、どうやら政権もそれをかなり気にしているようです。 また、「憲法改正について」とか、「自衛隊派遣について」とか、何か政治上の問題があるとそれに対する国民の意見を知るためと称し世論調査が実施され発表されます。…

鉄道など「先手の運休」まあ対策が上手になったということでしょう。

台風は九州からはすこし外れてくれたおかげで、熊本にはほとんど被害がなく済みました。 今日は、昨日できなかった小学校の運動会を開催しているところがあり、応援の方々も詰めかけていました。 さて、強力な台風がやってくるということで、新幹線や首都圏…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1231 米国から「中国の世紀」へ

アメリカと中国との直接対決が佳境を迎えたためか、「賀茂川耕助のブログ」でも中国についての記事が掲載されました。 kamogawakosuke.infoこちらはより直接的に、「中国の世紀へ」とされています。 20世紀がアメリカの世紀であったことは間違いないとしてい…